モンキーのエンジンオイルを入れ過ぎてしまったのですが、オイルを入れ過ぎた状態で走っていると何か問題がありますか？入れ過ぎたオイルはどのような方法で抜けば良いですか？
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーやカブのエンジンオイルを入れ過ぎるとどうなるのか？また、入れ過ぎた場合の対処方法について紹介していきます。
【モンキーやカブ】エンジンオイルを入れ過ぎるとどうなる？
モンキーやカブのエンジンオイルを入れ過ぎると、以下のような症状が出る場合があります。
- ギアの入りが悪くなる
- エンジンの吹け上がりが悪くなる
- 白煙が出る
- ブローバイ出口からオイルが吹く
- 異音が出る
どの程度オイルの量が多すぎるのかによって、症状が出る場合と出ない場合があります。
ちょっとぐらい規定量よりもエンジンオイルが多いぐらいであれば、正直何の症状も出ることなく、走ってしまうケースがほとんどです。一度だけ、ギアの入りが悪く、吹け上がりも悪い。と高校時代に相談を受けたモンキーはオイル量が規定量よりも明らかに多い状態でした。
モンキーやカブに限った話ではありませんが、エンジンオイルの入れ過ぎはオイル量の下限をちょっと下回るよりも、エンジンの負担になる場合があるので注意することをお勧めします。
- ノッキングが発生する
- 油温が上がってオーバーヒート
- ウォーターハンマー現象 などなど
オイルを入れ過ぎた場合の対処方法
モンキーやカブのエンジンオイルを入れ過ぎた場合は、オイルの入れ口からスポイトを使用して抜くか、ドレンボルトを少しの間外して抜いてやるかの2択です。
- スポイトで抜く
- ドレンボルトを外して抜く
ドレンボルトを数秒外して、またすぐにドレンボルトを締め直す形でオイルを抜くのが手っ取り早いです。
手際良くやれば、オイルが出過ぎるようなこともありませんので、どのぐらいオイルが多く入ってしまっているかを把握した上、あとは感覚でドレンを解放する時間を決めて抜いてやるだけです。
2次側クラッチを装着している車両の場合は、オイルの投入口からスポイトで吸い上げるのは難しいので、ドレンボルトから抜くほかありません。
まとめ
エンジンオイルが多く入り過ぎていると、以下のようなトラブル（症状）が発生することがあります。
- ギアの入りが悪くなる
- エンジンの吹け上がりが悪くなる
- 白煙が出る
- ブローバイ出口からオイルが吹く
- 異音が出る
エンジンオイルが入り過ぎている状態で、エンジン始動を続けてしまうと、オイルの量によってはエンジンに大きな負担がかかり、最悪の場合、エンジンがブローする可能性も…。
そのため、ドレンボルトを一時的に取り外し、早めにオイルを抜いてやることをお勧めします。多く抜き過ぎてしまうと、また入れてやる手間が増えるので、少しづつ排出してドレンを締める。オイル量の確認。これを何度か繰り返すつもりで少しづつ抜いて、量を調整することをお勧めします。
それでは。
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