ATFをDIYで交換する方法と用意するモノについて

 

ATFをDIYで交換したいんだけど、自分で出来るかな?

 

先日、友人からこんな相談を受けました。

 

そこでこの記事では、ATFをDIYにて自宅で交換する方法と用意するモノについてお話ししてきます。

 

 

用意するモノ

 

  • ATF(オートマフルード)
  • ジョウゴ
  • 耐油ホース
  • オイルパンガスケット
  • ATFストレーナ
  • ラチェット
  • ソケット

 

ATFを交換される際には、オイルパンを外してストレーナも合わせて交換します。そのため、ガスケットやストレーナの用意が必要です。

 

エンジンオイル同様に、ドレンボルトを外すのでそれに伴う工具も必要ですね。

 

ジョウゴとホースは、ATFを入れるに必要です。

 

 

耐油ホースの太さに関しては、レベルゲージの入り口に入らないと使い物にならないので、レベルゲージを引き抜きパッキン部分の太さを測ってから用意するようにしましょう。

 

ホースの長さに関しては、車種によっても異なりますが、1メートルほど購入しておけば間違いなくコト足ります。今回は0.6メートル購入。結果、十分な長さでした。(なぜか結構刻みましたね。笑)

 

DIYでATFを交換する方法と手順

 

DIYでATFを交換する際の手順は以下の通りです。

 

  1. ドレンボルトを外してATFを抜く
  2. オイルパンを外してストレーナを交換
  3. オイルパンを元に戻す
  4. ATFを入れる
  5. シフトを2〜3往復させる
  6. ATFの量を確認する

 

順番に説明してきます。

 

ドレンボルトを外してATFを抜く

 

ドレンボルトからATFを抜いたあと、ATFがどのぐらい抜けたか確認出来るように、オイルジョッキなりペットボトルなりに移して量を見ておきましょう。

 

抜けた分だけ、あとで継ぎ足せばATFの全量が変わってしまうこともないので安心です。

 

ゲージがない容器で量を確認するなら、廃油を入れてマジック等で印を付け、その印まで新しいATFを入れてやれば同じ量を補充することが可能ですね。

 

あれば便利かもしれませんが、わざわざ計量カップみたいなものを用意する必要はないですね。

 

オイルパンを外してストレーナを交換

 

オイルパンに溜まっているATFが抜け切ったら、ドレンボルトを軽く締め、オイルパンを外します。

 

ボルトを一周緩めたら、四隅のボルトだけを残して全て外し、最後にオイルパンを手で押さえながら、残った四隅のボルトを外すようにしてやると作業しやすいと思います。

 

ドレンボルトからATFを抜いたとは言え、オイルパンの底にはATFが少量にせよ残っています。そのため、オイルパンの角度に気を付けながら外すようにしましょう。

 

オイルパンが外せたら、真下にあるストレーナを外して新しいストレーナに交換しましょう。

 

 

ストレーナはボルト数本で止まっている車が多いです。

 

車種にもよると思いますが、ストレーナの差し込み口にゴムパッキンが使用されているので、そちらもセットで交換です。

 

オイルパンを元に戻す

※液ガスが盛り盛りなのは訳ありです。触れないで。

 

ストレーナを取り付けたら、オイルパンガスケットを忘れずに、オイルパンを再び戻します。ガスケットパッキンが存在する車もあれば、液体ガスケットだけを塗って組み込む車もあります。

 

オイルパンの固定ボルトの締め過ぎ(トルクの掛けすぎ)には注意です。

 

ボルトが細いのに加えて、受けはアルミである場合が大半なので、ネジ山がダメになったりボルトが折れてしまいます。

 

ATFを入れる

 

オイルパンを固定したら、ATFを入れていきます。

 

ATFの入れ口はエンジンオイルのように、あからさまなキャップは無く、レベルゲージの挿し口から入れる必要があります。そのために、ジョウゴとホースが必要です。

 

ジョウゴにホースを差し込んだら、ホースの先端をレベルゲージの差し込み口に入れて、溢れないようにジョウゴから少しづつATFを入れていきます。

 

この時入れる量は、ドレンボルトから出てきた量と同じだけのATFを補充します。

 

入口が狭いことに加えて、エンジンオイルとは違い粘り気が強いので入っていくのに時間が掛かりますので、ジョウゴに注ぐ際は要注意が必要です。(特に一発目は感覚が分からないと思うので余計に。)

 

 

ジョウゴに満タンATFを注いでから、オイルジョッキを地面に置き、ポケットからスマホを取り出し写真を撮ってもこの程度の量しか入って行ってません。

 

シフトを2〜3往復させる

 

ATFを入れ終わったら、エンジンを掛けてシフトを【P→R→N→D→2→L】上から順番に切り替えていきます。

 

各ギアに5秒程度留まるぐらいのスピード感でゆっくりシフト操作を行いましょう。1番下まで行ったら、同じようにゆっくり上に戻していく。

 

これを2、3回程繰り返せばOKです。(1回でも十分かも。)

 

ATFの量を確認する

 

抜けた分と同じ量、ATFを入れてやれば全量が変わることはありませんが、念のためレベルゲージにてオイル量を確認してやります。

 

ご存知の方も多いかもしれませんが、ATFの量を確認する際は、エンジンオイルの確認方法とは異なります。

 

ただゲージを抜いて、ゲージを拭いて抜き差しすれば良いんじゃないの?

 

その方法では、正しいATFの量が測れませんので、そんな方はこちらの記事をご覧下さい。

 

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ストレーナは絶対に交換しなきゃダメなのか?

 

オイルパンを外したくないんだけど…。出来ることなら上抜きしたいぐらい。ストレーナの交換は必須なの?

 

 

ATFの交換では、ストレーナを一緒に交換した方が良い。というメカニックの声が多いです。

 

理由は、新しいATFを入れたことにより、ATの内部に張り付いている汚れが剥がれてその汚れが原因で、ストレーナが詰まりATFが循環しなくなる恐れがあるためです。

 

当然ですが、ストレーナが汚れで詰まり、ATFが循環しなくなった場合ATトラブルが起こります。

 

そんなこんなでストレーナは交換することが望ましいと言われることが多いです。新車から2万キロ程度でのATF交換とかになってくれば、話は別かもしれませんが…。

 

ATFは一気に全量抜けない

 

ここまでATFの交換方法を紹介しましたが、ATFをドレンから抜い抜いても全量交換出来ている訳ではありません。

 

良くて全量の半分ぐらいですかね。(車によって異なる。)オイルパンに溜まっている量プラスαが抜けるイメージです。

 

そのため、仮に半分だけ抜けている車だと、新しいATFと古いATFが半分づつ混ざっている状態になるのです。そのため、なるべく全てのATFを新しくしたい場合は、先ほどの流れを複数回行う必要があります。

 

2回目以降はドレンからATFを抜いて、そのままATFを抜けた分、補充してやればOKです。オイルパンを外してストレーナを交換する必要はありません。

 

その日のうちに2回目、3回目を行う人もいれば少し走行させてから徐々に2回目を行う人もいます。その辺りは考え方次第だと思います。新しいオイルと古いオイルが完全に混ざり切ってから、抜いた方が確実性はありそうですが…。

 

また、一気に交換してしまうよりも、徐々に綺麗にした方がATに優しいという意見もあるようです。

 

まとめ

 

DIYでATFの交換をする際には、以下の手順で作業を行います。

 

  1. ドレンボルトを外してATFを抜く
  2. オイルパンを外してストレーナを交換
  3. オイルパンを元に戻す
  4. ATFを入れる
  5. シフトを2〜3往復させる
  6. ATFの量を確認する

 

もし、なるべく全てのATFを綺麗な状態に持っていくには、ATFを抜いて入れる。これを複数回こなす必要があります。

 

交換方法に関しては、上抜き用のポンプを使う方法もありますが、下から抜いてオイルパンを外し、ストレーナの交換をすることをお勧めします。理由は、本文中でも解説した通りです。

 

心配な方は、無理にDIYで行わずプロにお願いすることをお勧めします。

 

それでは。

 

 

 

 

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