ツライチではなく、ツラウチでホイールのセッティングを行おうと思っているですが、フェンダーの爪は触らなくてもイケますか？出来れば、触りたくありません。
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、ツラウチならフェンダーの爪は触らなくても良いのか？というテーマについて爪を触らずに、ホイールサイズを変更している事例を交えてお話ししていきます。
結論ですが、無理にフェンダーの爪を触る必要はありません。
ツラウチならフェンダーの爪は触らなくても良い？
結論ですが、ツラウチであれば無理にフェンダーの爪を折ったり、切ったりする必要はありません。むしろ、触りたくないのであれば、触らずに残しておいた方が良いと思います。
僕自身、普段からフェンダーの爪をカットしたり、折り込んだりしているのであまり説得力がありませんが…。
車種や車高によっては、ツライチでも爪を触らなくてもセッティングが可能な場合もあるぐらいです。
ホイールの見え方であったり履き方にトコトン拘りがあって、フェンダーの爪を触らないとどうにも出来ない…。
そんな人以外は、フェンダーの爪を基準に、履きこなせるホイールサイズをチョイスしてやるのが良いと思います。
フェンダーの爪を残したツラウチセッティング
少し見えにくいですが、こちらの画像は最近足回りを組み終えた、ダイハツのエッセ。かなりフェンダーとホイールのクリアランスが寄っているように見えます。
※ディスクが飛び出ているデザインなのでこれ以上出すとディスクの突起が当たる…。
しかし、この車はフェンダーの爪に合わせてホイールのセッティングを行なっているため、フェンダーの爪は残したままです。折ることもしなければ、サンダー等でカットしてもいない状況です。
このように、フェンダーの爪を触りたくないのであれば、【爪を基準に合わせてやる】ことで、フェンダーの爪を触らずにツラウチにすることが可能です。
ちなみにこっちの黒いエッセも、フェンダーの爪は触らず、残っている状態です。ホイールサイズ的に、タイヤも引っ張れないので、ホイールに加えてタイヤと爪のクリランスも見つつ。
フェンダーの爪を触らなくとも、案外ホイールを外側に出すことが可能だったりしますよ。
エッセはサスペンション構造がフォーシング（トーションビーム）ですが、これがマルチリンクの車になれば、フェンダーの爪を触らなくとも、もっとホイールを外に出して攻めることが出来たりもします。
まとめ
ツライチにする場合であれば、どうしても爪が邪魔になって折ったりカットしたりしないと、交わせないケースも多いですが、ツラウチであれば、爪を基準にホイールチョイスをしてやれば良いだけの話です。
触りたくない爪を無理に触る必要はありません。触りたいのなら好きにやれば良いですが。
爪を触らずに限界までホイールを外に出したりする際には、上手いことタイヤを引っ張ってやる必要が出てくる場合もありますが。ホイールが交わせても、タイヤが爪に干渉してしまうケースも珍しくないのですね。
もし爪を折ったり切ったりしたくないという願望が少しでもあるようなら、爪を基準にホイール選択をすることをお勧めします。ホイールを購入時に少しだけ甘いオフセットを選択し、3〜5ミリスペーサーありきで計算するぐらいでも良いと思います。
リアの爪は一度でも触ってしまえば、戻ってきませんからね。よくよく考えることをお勧めします。フロントはボルトオンで交換出来るからまだ良いですが…。
それでは。
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