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セパレーションとは?タイヤがセパる6つの原因も解説

 

タイヤに関するワードで出てくる【セパレーション】って何?タイヤがセパるってどういう意味?

 

そんな疑問を持つ方も少なくありません。

 

そこでこの記事では、タイヤのセパレーションについてお話ししていきます。

 

 

目次

セパレーションとは?

 

タイヤにおけるセパレーションとは、タイヤの一部分が剥がれてしまう事を意味で、タイヤ内部の損傷を意味している言葉です。

 

タイヤがセパると言う場合も多いです。

 

多くの場合、タイヤの中が剥離するため側面に目立った損傷は見られませんが…

 

こちらの画像のように一部分が膨れ上がります。

 

 

※これはかなり膨れが大きい方です

 

タイヤの一部分が剥がれる事で、その箇所の強度が無くなり、空気圧に負けて表面が膨れ上がります。

 

セパレーションの原因は?

 

タイヤがセパレーションを起こす原因は1つ限りではありません。

 

  • 空気圧の不足
  • 空気圧の入れ過ぎ
  • ロードインデックスの無視
  • 大きな衝撃
  • タイヤの扁平率が低すぎる
  • タイヤの経年劣化

 

セパレーションの原因となる要素を順番に解説していきます。

 

空気圧の不足

空気圧が不足した状態で走行を続けると、タイヤに必要以上の負担が掛かります。

 

タイヤ内の空気が衝撃吸収していますので、空気が少ない状態ではタイヤに余計な負担をかけることになります。

 

空気圧は定期的にチェックしておきましょう。

 

ガソリンスタンドに寄った際、スタンドマンに声を掛ければエア圧のチェックを行ってもらえます。

 

不安な方は、携帯用の空気圧計が安く売っているので、そちらを持っておくと安心です。

 

 

空気圧の入れ過ぎ

 

空気圧が少ないと、セパレーションの原因につながりますが、その反対に高過ぎてもセパレーションの原因になります。

 

空気圧を入れ過ぎたタイヤで、段差などの衝撃を受けると、タイヤ内のエアがタイヤを押す力が大きくなるためです。

 

タイヤの空気圧は多過ぎても、少な過ぎてもダメ。

 

車やタイヤに合わせた空気圧を維持することが大切です。

 

指定の空気圧は、助手席側や運転席側のドアを開けたところにステッカーが貼ってあります。

 

 

ロードインデックスの無視

ロードインデックスとは、そのタイヤがどれだけの車重(重さ)に耐えられるか?を示す数値で…

 

この数字を無視(オーバーサイズの車に使う)していると、タイヤが車重に耐え切れなくなり、セパレーションを引き起こすことがあります。

 

ロードインデックスとは、タイヤの耐久性みたいなモノなのです。

 

簡単に言うと【重量オーバー】って事ですね。

 

ロードインデックスについては、ヨコハマタイヤのページより確認できます。

 

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大きな衝撃

 

通常、車が降りるようなところでは無い、縁石からコンビニやお店に出て行くユーザーを目にする事がありますが…あの行為もセパレーションの原因に繋がります。

 

大きな段差を降りるような走り方をしていると、タイヤにはとても大きな衝撃になります。

 

そうなれば、タイヤの内部が剥がれてしまう事も珍しくありません。

 

縁石のような高さがあるところからの、出入りは避けましょう。

 

タイヤの扁平率が低すぎる

 

ホイールをインチアップしているユーザーに該当する内容ですが、扁平率が低過ぎるとセパレーションを引き起こしやすくなります。

 

 

タイヤの扁平率が低くなると、当然サイドウォール部分の厚みが無くなり、タイヤの強度が下がってしまいます。

 

タイヤの強度が下がってしまうと、セパレーションを引き起こす確率は当然高くなります。

 

そんな理由から、タイヤのセパレーションが起こるタイヤの大半は扁平率の低いタイヤです。

 

※扁平率が高いタイヤでもセパレーションは起こる

 

タイヤの経年劣化

最後は、タイヤの経年劣化です。

 

タイヤが古くなってくると、タイヤを形成している物質も当然古くなりモロくなります。

 

そうすると、新品の状態では耐えられた衝撃でも耐えられなくなるという事は言うまでもありません。

 

タイヤの大半はゴムで出来ているので、古くなってくるとゴムが硬くなり伸縮性が無くなります。

 

タイヤが伸び縮みに対応出来なくなってくると、タイヤの1部部が剥がれやすいなる事は想像できますよね。

 

あまりにも古くなったタイヤ(製造年やひび割れ)は溝が残っていても早めに交換する事をお勧めします。

 

タイヤの側面には下図に示すように、ホイールに近い位置に製造番号が刻印されています。
但し、製造番号はタイヤ片側のみに刻印されているため、車両に装着した状態では車輌の外側から確認できない場合もあります。

製造番号のうち、ゴムの中にへこんだ文字で下4桁(例2412)の数字が製造年週を示しています。最初の数字24は週(24週目【6月】)を、最後の数字12は年(2012年)を示します。

1999年以前に製造されたタイヤについては、下3桁(例109)の数字が製造年週を示しています。最初の数字10は週(10週目【3月】)を、最後の数字9は年(1999年)を示します。

製造年週の見方 1999年以前(下3ケタ) 2000年以降(下4ケタ)

引用元:ブリジストンHPより

 

 

セパレーションのまま走行を続けるとどうなる?

 

タイヤがセパっちゃったけど、このまま走ってても平気かな?

 

そんな疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

タイヤがセパレーションを引き起こした状態で、車を走らせ続けるのは【バースト】のリスクを伴います。

 

タイヤの内部がすでに損傷してしまっている状態で走行を続けると、タイヤの外側も耐え切れなくなりバースト(タイヤが破裂)してしまう可能性があります。

 

走行中にタイヤがバーストしてしまうと、車の操縦が困難になり単独事故や巻き込み事故を起こすだけではなく…

 

近くに通行人がいれば、タイヤのバーストによって怪我を負わせてしまう事も十分に考えられます。

 

タイヤのセパレーションに気が付いたら、いち早くタイヤの交換を行いましょう。

 

まとめ

タイヤにおけるセパレーションとは、タイヤの一部分が剥がれてしまう事を意味で、タイヤ内部の損傷を意味している言葉です。

 

セパレーションが起こる原因は以下が考えれます。

 

  • 空気圧の不足
  • 空気圧の入れ過ぎ
  • ロードインデックスの無視
  • 大きな衝撃
  • タイヤの扁平率が低すぎる
  • タイヤの経年劣化

 

もちろん、原因が1つではないケースも当然あります。

 

タイヤのセパレーションはそのまま走行を続けてしまうと、バーストしてしまう恐れもありますので、気が付いたら早めにタイヤ交換をしましょう。

 

それでは。

 

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