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ブレーキパッドが減るとキーキー音が出る原因

 

ブレーキパッドの残量が減ってくると、ブレーキ時にキーキー音が出ることは知っているけど、あれってなんでキーキー音が発生するのかイマイチ分からん。

 

先日、会話の中でこのような話が…。

 

そこでこの記事では、車のブレーキパッドが減ってくるとキーキー音が出る原因について紹介してきます。

 

 

ブレーキパッドが減るとキーキー音が出る原因

 

車のブレーキパッドが減ると、ブレーキ時にキーキー音が発生する原因は、ブレーキパッドの台座に取り付けられている金属の金具がブレーキローターに当たり、キーキー音が発生します。

 

もちろん、これはブレーキパッドの残量が減っていることを知らせるためのもの。

 

下の画像、矢印部分がその金属の金具になります。

 

 

差金で測ってみると、ブレーキパッドの台座(ブレーキパッドの残量0mm地点)から金属の金具までの距離は約2mmほどです。

 

つまるところ、ブレーキパッドの残量が2mm以下になると、ブレーキパッドと同時に金属の金具がローターに干渉するため、音が出るということです。

※車種や使用するパッドによって、多少数値にばらつきはあるかと思いますが、大体このぐらいのパッド残量になると音が出るように作られているケースが多いです。

 

 

全ての車でキーキー音が出るわけでは無い

ブレーキパッドが減った時に、キーキー音が発生するのは先ほど紹介したブレーキパッドの台座部分に、金属の金具が取り付けられている車だけです。

 

この金具は必ず取り付けられているわけではなく、ブレーキパッドの残量センサーが取り付けられている車であれば当然、音でパッド残量を知らせる必要はありませんので、パッドが減ってもキーキー音は出ません。

 

欧州車は、多くの場合でパッドセンサーが取り付けられているため、キーキー音は出ない車が多いかと思います。(金具をローターに当ててパッドの減りを知らせるシステムがそもそもあるのかすら不明…。)

 

 

また、車によってはパッド残量を知らせるための金具が、脱着可能でブレーキパッド交換時にはセットで移植が必要になる場合もあり、この時新しいパッドに付け忘れるようなことがあれば、その場合もパッドが減っても音は出ません。

 

まとめ

 

ブレーキパッドが減ると、ブレーキ時にキーキーと音が発生する原因(原理)は、ブレーキパッドの台座に取り付けられている金具がブレーキローターと当たるようになるため、発生します。

 

つまるところ、あのキーキー音の正体は、金属と金属が物理的に干渉することで発生している音ということです。

 

全ての車でブレーキパッドが減るとキーキー音が出るとは限りません。パッドセンサーが取り付けられている車であれば、当然金具はありませんので、キーキー音が発生することはありませんね。

 

それでは。

 

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