タイロッドエンドのゴムブーツを交換するんだけど、グリスは何をどのぐらい塗ればいいの?
こんな疑問を持たれる方も少なくありません。
そこでこの記事では、タイロッドエンドに使用するグリスの種類や量についてお話ししていきます。
正直なところ、このグリスを使わないとだめだよ!なんて言うほどのグリスはありません。
タイロッドエンドに使用するグリスの種類
タイロッドエンドのブーツ交換する際には、新たにグリスを塗ってやる必要があります。
タイロッドエンドにおすすめのグリスは以下の3つです。
- MPグリス
- リチウムグリス
- シャーシグリス
※正直どれを使っても問題ありません。
MPグリスって何?
MPグリスとは、マルチパーパスの略。意味合いとしては、万能(多目的)を意味します。
単なる万能グリスって事です。(リチウムグリスと同じようなもの。)
ディーラー等でボールジョイントに使用するのは、メーカーのMPグリスを使用される場合が大半だと思います。もしくは【シャーシグリス】か。
タイロッドエンドに関しては、大きな負担が掛かる訳では無いし、熱も加わりません。
そのため、リチウムグリスでもシャーシグリス、MPグリスどれを使用してもOKです。
僕自身がタイロッドエンドにグリスを塗る際は、いつもリチウムグリスです。(深い理由は無い。シャーシグリスが家にあればそれを使うだろうし。)
かなり前に購入したグリスがリチウムグリスだったから、ずっとそれが使われ続けています。
グリスの量
タイロッドエンドにグリスを塗る際の量ですが、ボールジョイントが1周覆えれば充分です。
ゴムブーツの中にぱんぱんに詰めてある画像をチラホラ見かけましたが、それは入れ過ぎ…
入れられるだけグリスを入れても、タイロッドエンドを取り付けた際にブーツが潰れてグリスが出てきちゃうだけです。
ボールジョイントにブーツを被さるのは、中に体力のグリスを貯めておくためではなく、中に異物の混入を防ぐためにとグリスが流されてしまわないようにするためです。
基本的には、ブーツ側にグリスを入れる必要は無いです。
どしてもグリスの量が心配なら、入れるなとまでは言いませんが、すこーしだけにしておいた方が良いと思います。
※後で拭き取る羽目になるよ…
ボールジョイントにグリスを出して、指で一周伸ばしてやるイメージです。※僕は触りたくないからチューブ直出しでそのままだけど。
まとめ
タイロッドエンドに使用するグリスは、万能グリス(リチウム、MP、シャーシ)を使用してやればOKです。
シリコングリスとか使わなければ、何でも良いレベルです。
僕自身、何台かホームセンターのやっすいリチウムグリスを使っていますが問題が起きたことは無いです。
整備工場等でも万能グリスを使っています。もしくはシャーシグリス。
中にはモリブデンを使用する人もいるみたいだけど、個人的にはモリブデングリスはいらないと思います。(正確な根拠はないけど。)
正直なところ、グリスの種類にそこまで神経質になる必要性は全くないです。
それでは。
■関連記事はこちら