ダブルウィッシュボーンの車高調取り付けで気を付けることがあれば教えて下さい。
先日、こんな質問を頂きました。
そこでこの記事では、ダブルウィッシュボーン式サスペンションの車高調取り付けについてお話していきます。
車種によって、異なる点もありますがダブルウィッシュボーンの車高調取り付け全般に言えることをメインでお話ししていきます。
ダブルウィッシュボーンの車高調取り付け手順
ダブルウィッシュボーン式の場合、各ボルトを緩めたらアッパーマウント側から外してやるのがお勧めです。
※ブレーキラインとかは先に全部外した上でね。
ロアアームにショックが付くタイプの場合、先に下側のボルトを抜こうとすると、ボルトがスムーズに抜けないケースが多いです。
友人の作業を見ていると、ボルトを叩いて抜いている光景をちょこちょこ見受けますが…
先にアッパーマウント側のナットを外して、ショックを落としておいてやることで(ガッツリは落ちないけど)、下側のボルトはすんなり抜けます。
※少しだけショックを手で持ち上げながらやれば。
上から外すか下から外すかの正解不正解は分かりませんが、経験上ダブルウィッシュボーン式は上側からがおすすめです。
オマケですが、マルチリンクの場合も同様ですね。
ストラットの場合だと下側から外しますが。(僕は。)
車高調取り付けのポイント
ダブルウィッシュボーン式の車高調取り付けの際のポイントは2つだけです。
- スペースが無ければ周りをバラす
- ジャッキアップの高さに余裕をもつ
ダブルウィッシュボーン式の車で車高調を取り付ける際には、余計に足回りを外さなくてはいけない場合が多いです。
- アッパーアームのボールジョイント
- ナックルの下側 など
※下側を外す人はあんまりいないと思います。(スペース確保にはなりますが。)
こればっかりは、車種によっても異なるので一概には言えませんが、外す可能性があるという点は頭に入れておいた方が良いと思います。
中には完全にアッパーアームを外し切らないと取れない車も存在します。
ホンダ車(S2000辺りだったかな)のようにアッパーアームの位置が低い位置にあるケースがまさに。
他だと、17クラウン(チェイサーやらアリスともかな)のあたりのリアアッパーアームが低い位置にいるのでアッパーアームを外さないと抜けないかもしれません。
ジャッキアップの高さに余裕も持つというのは、純正ショックを極力立てた状態で下側に抜くカタチになると思うので、地面までの高さがあると、作業性が良いケースが多いです。
あくまでも僕自身の話ですが、ダブルウィッシュボーンの車高調取り付けをする際は、あらかじめリジットラックの高さを高めに設定して作業を始めることが多いです。
まとめ
ダブルウィッシュボーン式の車高調取り付けは、スペースが狭くてうまく純正ショックが抜けないことも多々あります。
そのような場合は、アッパーアームを切り離してスペースの確保が必要になりますので、頭の片隅に置いておくと良いと思います。(ちょこっと工夫すると抜けちゃうことも多い。)
ショックを取り出すスペースを確保することに加えて、リジットラックの高さにも目を向けておいた方が良いかもしれません。
スペースの関係上、ショックをなるべく立てて下側に抜き取るカタチになると思いますので、ある程度地面までの距離があった方が楽に作業出来るケースが多いです。
※経験上。
それでは。
■関連記事はこちら