ホイールのテーパーナットについて質問です。テーパーナットには種類がありますか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、ホイールナットのテーパーには種類があるのか?というテーマでお話ししてきます。
結論、テーパーナットのテーパー角は基本60度テーパーが大半です。ただし、中には例外あり。
ホイールナットのテーパーには種類がある?
純正ホイールと社外ホイールで採用されているテーパーナットの角度は、基本60度テーパーのみです。
ホイールのナットホールの形状が【テーパー座】である場合は、60度テーパーのホイールナットが適合します。(中には例外もあり。後ほど解説。)
販売されているテーパー座のホイールナットを調べてみれば分かりますが、ほとんど60度以外のテーパーナットは販売されていません。
- テーパー座
- 平面座
- 球面座
基本的にはこの3種類の区別が付けられれば問題なくホイールナットを購入することが可能です。ホイールナットの種類についてはこちらの記事で詳しく解説済みです。
中には60度以外のホイールナットも存在する
先ほどは、60度テーパーのホイールナットだけとお伝えしましたが、中には角度が異なるホイールナットを使用するホイールも存在します。
例を挙げると、Baseett racing(バセットレーシング)というホイールメーカーから販売されるホイールはテーパー角が45度になっています。
このように専用ナットが販売されています。
このバセットレーシングのように、海外メーカーのホイール等では60度以外のテーパーナットを採用しているホイールもありますので注意が必要です。
専用のホイールナットがあるケースもある
ホイールによっては、専用のホイールナットが存在するホイールがあります。
ナットホールの座面が異なる場合と、ナットホールが細くて一般的なホイールナットが入らないケースの2種類あります。専用のホイールナットを使用するホイールの場合は注意が必要です。メーカーから直接入手する必要があります。
もし、ナットホールが小さい場合は、社外の内掛けタイプのホイールナットで代用が可能です。※こちらの場合はテーパー角に関しては60度です。
まとめ
ホイールナットのテーパー角は基本的には【60度】テーパーのホイールがほとんどです。
僕自身も60度テーパー以外のホイールナットは実際に当たったことはありません。
心配な人は、自分が使おうとしているホイールに専用ナットが存在するかどうかだけ調べて、何も出て来なければ60度テーパーのホイールナットが使用可能です。
古いワーク製のホイールには専用ナットが採用されていることがあります。小径穴であれば、社外ナットでも対応可能ですが、カー用品店等では入手困難なので事前にネットショッピング等で購入しておく必要があります。
海外ブランドや古いホイールを使用される時は少しだけ意識しておくと良いと思います。テーパー角が異なったり、専用ナットが存在するケースが稀にあります。
それでは。
▪️関連記事はこちら