キャンバーを付けると太いホイールが履けると聞きましたが、イマイチ原理が理解出来ません…。なぜ太いホイールが履けるようになるのですか?
こんな疑問を持たれる方も少なくありません。
そこでこの記事では、キャンバーを付けると太いホイールが履けるようになる理由について少しでも分かりやすいように解説してきます。
結論ですが、ホイールが内側に入る点ではなく、キャンバーを付ける前と付けた後のホイール幅に注目です。
キャンバーを付けると太いホイールが履ける?
キャンバーを付けることで太いホイールが履けるというのは事実です。
理由は、キャンバーを付けてホイールに角度が付くことによって、ホイールのリム~リムまでの直線距離が短くなるため、限られたタイヤハウス内に今までよりも太いホイールを収めることが可能になります。
下手くそなイラストですみませんが…
ホイールにキャンバーが付く前と付いた後にリムからリムまでの距離を比較しているつもりの左側のイラストを見ると、【Y】の長さ分最短距離が短くなっているのが確認出来ると思います。
キャンバー角を付けてホイールを傾けてやることで、ホイールの端から端までの最短距離が短くなるのが理解出来ると思います。分かりやすいように極端な角度を付けて差が分かりやすいように表現しているものの、実際でもこのようにココの距離が縮まります。
これがキャンバーを付けることで、太いホイールが履けるようになる理由です。
ホイールが内側に入る為ではない
キャンバーを付けたことによって、ホイールが内側に入るから太いホイールが履けるようになると思っているユーザーもいらっしゃいますが、それは違います。
※確かにキャンバーを付けると、ホイールが内側に入るのだけども…。それ自体が太いホイールが履ける理由ではない。
単純にホイールが内側に入るだけであれば、太さは関係なくオフセットがキツいホイールが履けるようになるだけです。
シンプルにタイヤハウス目一杯使って8Jのホイールを履いている車があったとして、ホイールを太くしつつ今より内側に入る甘いオフセットのホイールを用意したら8.5Jなり9Jのホイールが履けるのか?という問題です。
そんなことをしたら、ホイールの内側がタイヤハウスに干渉してしまいます。
タイヤハウスの広さも変わらないし、リムからリムまでの距離が変わる訳ではないので当然です。
まとめ
キャンバーを付けることで太いホイールが履けるようになる理由は、ホイールが傾きリムからリムまでの最短距離が短くなる為、タイヤハウス以上の幅があるホイールを履かせることが可能になる為です。
極論ですが、タイヤハウスの幅が200ミリの車でも、キャンバーを付けることで250ミリのホイールを打ち込むことが可能になるということです。(例え話をしています。)
※もちろん、限界はありますが。
ホイールが内側に入るから太いホイールが履ける。という認識は一見あっているようで、間違った認識です。
正直こんな話どっちでも良い内容ですが…。
それでは。
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