エアサスには2独と4独の2種類があるって聞いたけど、2独と4独って何が違うの?
先日、友人との会話の中でこんな内容が…。
そこでこの記事では、エアサスの【2独】と【4独】の違いについて、簡単に説明していきます。
※この記事の内容は、あくまでも2独と4独の違いが分からない人向けに違いを簡単に説明する内容です。
【エアサス】2独と4独の違い
エアサスの2独と4独の違いは、空気の溜めどころが2ヶ所になっているか4ヶ所になっているかの違いです。
それぞれ2独と4独を説明していきます。
※2独、4独の【独】は独立の独です。
2輪独立
2独(2輪独立)のエアサスの場合、空気の出入り口は、フロントサスペンションの左右で1ヶ所。リアサスペンションの左右で1ヶ所。合計、2ヶ所の出入り口が存在します。
つまり、前後のサスペンションのみでエアの通り道が分かれているエアサスペンションが【2独】と呼ばれています。
前後はエアの通り道が分かれていますが、左右の通り道は繋がっている状態。そのため、フロントの車高を上げ下げした場合、左右の車高が同時に変化することになります。
1つの空間に蓄えるエアを、左右のサスペンションで共有している構造になります。
4輪独立
4独のエアサスは、前後左右でそれぞれ空気の通り道が分かれている構造になっています。つまり空気の出入り口は全てのサスペンションに与えられているため、全部で4ヶ所になります。
そのため、【フロント右】【フロント左】【リア右】【リア左】それぞれが個別でエアを溜めたり排出したりすることが可能です。
上の画像のように、エアの量を調整するためのスイッチも各サスペンションごとに1個ありますので、スイッチは4つになります。(上の写真は機械式用のパドルスイッチ。)
※2独の場合は、スイッチの数は2つになります。
つまり、2独のエアサスとは違い、4独のエアサスの場合は、右のフロントだけ車高を調整(上げたり下げたり)しようと思えばそれが可能になる。これが4輪独立のエアサスです。
まとめ
エアサスの2独と4独の違いは、空気の溜めどころが2ヶ所になっているか4ヶ所になっているかの違いです。
2独のエアサスの場合は、フロント左右で1ヶ所、リアの左右で1ヶ所の空気を共有して使用しているのに反して、4独のエアサスの場合は、4輪それぞれのサスペンションで1ヶ所ずつ空気を蓄えることが可能です。
空気の溜めどころを2ヶ所に独立させるか、4ヶ所に独立させるかで呼び方を分けています。
それでは。
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