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ユーザー車検前にここだけは外せない4つのチェックポイント

 

車検の費用を抑えるためにユーザー車検を考えている!

 

そんな車好きユーザーも少なくないと思います。周りには『車検に自分で行くの?!』なんて驚かれる事も多いですが、一度行ってしまえば大した事はありません。

 

そこでユーザー車検に行く前にチェックしておきたい5つのポイントについてお話していきます。

 

車検では必ず見られるポイントや、これを満たしていないと車検に合格出来ないポイントがあります。そちらを踏まえたうえで車検前に必ずチェックするポイントについてお話していきます。

 

 

ここだけは外せない4つのポイント

 

ここに挙げた4項目というのは、車検当日に発見すると手遅れになってしまうかもしれない(その日の車検合格を諦めざるおえない)可能性がある4項目になります。車検に行く前に必ず事前確認しましょう。

 

  • オイル漏れのチェック
  • 足回りのブーツ破れ
  • リコールは出ていないか?
  • メーター周りの警告灯

 

オイル漏れのチェック

原則、車検を受ける車はオイル漏れがあってはいけません。オイルが漏れている車は車検に合格する事が出来ません。

 

これはどこのサイトでも書いてある事でもう読んできた!という方も多いでしょう!でも実際のところはオイル漏れがあっても車検に通す事は不可能ではありません。事前にオイル漏れ箇所周辺を綺麗に洗浄しておけば大体の場合は車検に通す事が出来ます。年数や走行距離を重ねるとオイル漏れが全く無い車の方が少ないくらいで、車検の合否に影響するのはオイル漏れの度合いによるものと言っても過言では無いと思います。

 

1つ目安としてオイルパン(エンジンの下)に玉になって垂れるぐらいだと指摘されてもおかしくはありません。

 

そのため、車検前にエンジン周辺を確認してみて、オイルが漏れている形跡や垂れがあるようだったら車検前日にエンジンルーム内の洗浄を行いましょう!!

 

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念入りに洗浄していく事をお勧めします。ユーザー車検の場合車屋さんが車検に出すよりも念入りにエンジンルーム内を隈なくチェックされます。

 

これは僕自身が今まで車検場にて車検を受けてきた中で感じた『体験談』です。おそらくユーザー車検はあまり信用されていないためチェックが厳しくなる傾向にあります。少しでも漏れがあるようでしたら洗浄していく事をお勧めします。

 

足回りのブーツ破れ

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車検項目に足回りのブーツ破損の有無があります。ブーツが破れていると(グリスが飛び出ている)車検に通してもらう事は出来ません。多くの車に共通するブーツは以下の通りです。

 

  • ロアアームブーツ
  • ドライブシャフトブーツ
  • タイロッドエンドブーツ
  • スタビリンクブーツ

 

地面との距離が近い事や、足回りという事で大きな負荷が掛かるため、ブーツが破れてグリスが飛び出してしまう事は決して珍しい事ではありません。

 

もし、これらの破損が車検当日に発覚してしまうと、その日のうちに直して車検に通せるかは怪しくなってきてしまいます。ヘッドライトやテールランプの球切れとは違い、適合車種は様々に分かれてしまうため、在庫を持っているショップが当日に見つかるとは限りません。

 

必ず事前にチェックしておきましょう。

 

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リコールは出ていないか

リコールはメーカー側が安全に車を乗る上で修理が必要な箇所で無償修理してくれるというものです。中には完全無償では無いリコールもありますが…

 

メーカー側がリコール対象にした車種と箇所というのは車検でも大きなポイントになっていて、リコールが出ている車は【リコール】箇所の部品交換や修理などが済まされていない場合、その車はいかなる場合でも車検に通る事は出来ません。リコール修理はその車を乗るうえで義務化されたものなのです。

 

リコールはもちろんメーカー側に責任があります。とは言うものの、車検に行ったら通らない…その足でディーラーに出向いたからといってもその場ですぐにリコール対処をしてくれるとは限りません。後日改めのリコール入庫、もしくは車両預かりとなる場合が多いでしょう…

 

そうなれば当然ながら、その日のうちに車検を通す事は出来ませんよね??そうならないためにも車検に行く事前に必ず確認しておきましょう。

 

リコール対象かどうかは各メーカーホームページにて(トヨタ・ニッサン・スズキなど)車体番号を打ち込むと情報が出てきますのでそちらで確認する事が出来ます。

 

また、中古で車を買った場合はリコールがすでに対策済みかどうかも確認することが出来ます!各メーカーのリコール検索はコチラになります。

 

 

メーター内の警告灯

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車検では足回り検査や外観検査に加えて車内の検査もあります。

 

  • シートベルト
  • 窓の開閉
  • サンバイザー
  • 警告灯

 

このような項目が設けられています。中でも落ちる人が多いのが警告灯だと思います。車検を受ける段階で警告灯が点灯している車は車検に通る事は出来ません。

 

ひと昔前であればメーター内の電球を抜いて強引に消す事で車検通過出来てしまう…そんな時代もありましたが、今はキーをアクセサリーONの状態で全ての警告灯が点灯する事を確認した上で、エンジンONにして確認されるため、電球を抜いても車検には通りません。

 

必ずアクセサリーONで全点灯し、エンジン始動で全消灯するか確認しましょう。

 

ちなみにシートベルトの警告灯に関しては、シートベルトを付けると警告灯が消えて、外すと点灯するかどうかまでチェックされます。

 

自分で出来るその他のチェック項目

  • ウォッシャー液
  • ヘッドライト
  • ウインカー
  • テールランプ
  • ブレーキランプ
  • バックランプ
  • タイヤの残り溝

 

これらがその他の自分で確認出来る検査項目ですのでこちらも合わせて確認しておきましょう!テールランプ付近の球切れは誰かにブレーキやバックギアに入れてもらい確認しましょう。

 

予備検査場で確認する項目

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先程は自分で確認出来る項目でしたが、自分で確認出来ない項目もあります。それは【予備検査場】通称テスター屋さんにて確認してもらう項目です。予備検査場はどこの県も陸運局の近くにありますので調べてみるとすぐに出てきます。

 

  • サイドスリップ
  • 光軸・光量
  • ブレーキ精度
  • 排ガス検査

 

これらは数値化されて車検の合否を決めるものなので、予備検査場にて数値を測定してもらい車検に通るかどうかを確認してもらいます。

 

いわば、車検の【リハーサル】のようなものです。数値を確認してもらったり、サイドスリップや光軸は調整して合わせてくれます。

 

金額はおおよそ3000円前後になります。ユーザー車検を受けるのであればこの3000円はケチらずに必ず予備検査場を通してから車検に挑みましょう。

 

まとめ

 

この記事でお話した【ここだけは外せない4つのチェックポイント】というのは車検当日に発覚した場合、その日のうちの対処が難しいものを4つ挙げさせて貰いました。

 

もちろん、車検に行く際はここで挙げたチェック項目以外にも確認しなければいけない事はありますが、特にこの4つには意識を向けて確認しておいて下さいね。

 

これがスムーズにユーザー車検に合格するためのポイント!と言っても過言ではありません。

 

それでは。

 

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