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メーター誤差があろうがユーザー車検では落ちない理由

  • 2021年10月26日
  • 2021年10月31日
  • 車検

 

タイヤの扁平率を変えたことによって、外径が小さくなってしまいメーターに誤差がある状態では車検に落ちますか?

 

先日、このような質問を頂きました。

 

そこでこの記事では、メーター誤差は車検に落ちてしまうのか?というテーマでお話していきます。

 

結論、落ちない。

 

 

メーター誤差があると車検に落ちる?

 

冒頭でもお伝えした通り、メーター誤差があってもユーザー車検に落ちることはありません。

 

事前に誤差を確認しておき、誤差分を自分でリカバリーしてやれば車検に通過します。

 

事前に誤差を確認する方法は後ほど。

 

そもそもですが、タイヤの外径でメーターに誤差が出ると言ってもせいぜい、1〜3キロ程度です。

 

それにスピードメーターの試験は、人の目で見て乗り手のパッシングによって行うアバウトな検査方法です。

 

 

仮にパッキングのタイミングが気持ちズレていても合格するので、そこでも誤差があるぐらいです。もし不合格になってもやり直しが効きます。

 

メーター試験は、あくまでもスピードメーターがあからさまにズレていないかどうかを見るために行っている試験に過ぎません。

 

予備検に入庫してメーター誤差を確認しておく

 

車検の前に、車検で計測される数値部分を事前にテストしてくれる予備検を行うとメーター誤差を事前に知ることが可能です。

 

※テスター屋と呼ばれることも多いです。

 

ココでは以下の項目をチェックしてくれます。

  • サイドスリップ
  • 光軸・光量
  • 排気ガス
  • ブレーキ・サイドブレーキ
  • スピードメーター

 

数値で車検の合否を決める項目を全てチェックしてもらえます。(もちろん、部分的だけでも見てくれます。)

 

車検の際にメーター検査を行うモノと同じ機械の上で車を走らせ、テスター屋さんが実際のスピードとメーターのスピードにどのぐらい誤差があるかを教えてくれます。

 

誤差が1キロあるから、メーターの針が39キロのところでパッシングだね〜。とか41キロでパッシングだね〜。みたいな感じで。

 

あとは実際に車検上に行った際、メーターの針が言われたスピードを指したところでパッシングしてやるだけです。

 

純正サイズのタイヤでも誤差が出る

 

最後に少しだけおまけの話ですが…

 

純正のタイヤサイズを履かせていても誤差が生じるケースは珍しくありません。

 

  • そもそもそこまで精度が良いわけじゃない
  • タイヤが減ると外径が変わる

 

理由はこれらが挙げられます。

 

先日、エリシオンのユーザー車検に行った時は、純正のタイヤサイズで行きましたが、予備検査場でメーターを確認してもらうと、誤差は1キロでした。

 

原因は摩耗しまくったタイヤだったことによる、外径の変化ですね…。

 

 

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まとめ

 

タイヤ外径を変えたことで、スピードメーターに誤差があっても、ユーザー車検で落ちることはありません。

 

事前に予備検査を行い、メーターの誤差を確認しておくと車検がスムーズです。

 

タイヤ外径によるメーター誤差なんてたかがしれているし、あの計測方法も多少の誤差があっても合格になります。車検を受ける人が車に乗って、メーターを目視で確認してパッシングですからね。

 

そんなこんなで、スピードメーターの試験はそこまでシビアでは無いです。

 

それでは。

 

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