車高調やアームの1G締めとは?何のためにやる?

  • 2021年11月18日
  • 2021年11月20日
  • 足回り

 

車の足回りを組み込む際に、1G締めという言葉を耳にすることがありますが、やる理由は何ですか?やらないとダメですか?

 

先日、このような質問を頂きました。

 

そこでこの記事では、車高調やアーム交換のは際に行う1G締めについてお話ししていきます。何のためにやるのか?やらないとダメなのか?と言うお話しです。

 

 

1G締めとは?何のためにやる?

 

1G締めとは、サスペンションの可動部分のボルトを1度緩めて、サスペンションが車重を受けた時の状況を再現しながらボルトを締め込むことを意味します。

 

つまるところ、車が完全に地面に降りている状態(アームの角度)で取り付けボルトを締め込むということです。

 

これをやる理由は、可動部分に無駄なストレス(負担)を与えないために行います。

 

サスペンションを組み込む際は、ジャッキアップしている状態なので、アーム類は垂れ下がっています。(足が伸びている状態。)

 

その状態でボルトを締め込んでしまうと、車を馬から地面に下ろした際、取り付け部分のブッシュに無駄なストレスが掛かります。

 

アーム類の取り付けボルト(付け根側)を締め込んだあと、アームの角度を変えようとすると、負荷が掛かっているのが確認できると思います。

 

そうすると…

  • ゴムブッシュ類の寿命が縮まる
  • 足に掛かる抵抗(負担)が大きくなる

 

これらを防ぐのが1G締めの役割(やる理由)です。

 

1G締めをすることによって、ブッシュの寿命低下を防止しつつ足回りの動きをスムーズにすることが可能です。

 

1G締めは絶対にやらなくてはいけないのか?

 

1G締めは絶対にやらないといけないわけではありません。

 

やった方がゴムブッシュの負担を少なくすることが可能であり、若干の乗り心地改善につながる場合があるだけの話です。

 

絶対に1G締めをする人もいれば、1G締めなんて気にしたことすらない人も。

 

考え方は人それぞれです。

 

個人的にですが、走行しているうちにある程度はゴムブッシュのストレスは解放されるので…。そこまで無理にとは言いません。(やったほうが良いとは思いますが、とは言えって感じです。)

 

1G締めのやり方

 

1G締めのやり方は2つあります。

 

  • 車を地面に下ろしてから本締めする
  • ロアアームにジャッキを掛けて本締めする

 

1つ目のやり方に関しては、リフトが無いと厳しいケースが多いです。

 

自宅(DIY)でやるのであれば、2つ目の方法が有効的です。

 

ロアアームに油圧ジャッキを掛けて、地面に車を下ろした時と同じ位置にハブを持っていき、そこでボルトを本締めすればこれでも1G締めが可能です。

 

ただし、ショック(バネ)があると、1Gの状態を再現する前に車が浮いてしまいます。

 

そのため、車高調が外れている状態かスプリングシートをガッツリ下げて、バネを遊ばせた状態を作る必要があります。

 

この画像がまさしく1Gを再現している様子です。見えませんが、ショック(車高調)は外した状態でロアアームにジャッキをかけて足回りを持ち上げています。

 

 

1G締めは、アーム類の交換をする時だけに限らず、車高調等で車高を下げた際、すでに固定されているアーム類のボルトを一旦緩めて締め直します。

 

1G締めする場所

 

1G締めについては分かったんだけど、どこを1G締めすれば良いの?

 

1G締めする箇所は以下の通りです。

 

  • アッパーアーム
  • ロアアーム
  • テンションロッド 
  • アクスル など

 

これらを固定する付け根側(奥側)を1G締めしてやります。ストロークしても取り付け位置が変化しない方と言う表現の方が分かりやすいですかね。

 

当然ですが、トーションビーム(アクスル)の場合にも、付け根側の取り付けには1G締めが有効です。

 

 

※アクスルの場合は車種によって、トレーリングアームの付け根を1G締めする形になります。

 

まとめ

 

1G締めとは、サスペンションの可動部分のボルトを1度緩めて、サスペンションが車重を受けた時の状況を再現しながらボルトを締め込むことを意味します。

 

1G締めをすることで、通常時に掛かるゴムブッシュへの負担が少なくなります。社外アームの場合は、ピロボールを採用しているメーカーも多く、1G締めの効果が薄い場合もあります。

 

絶対やる必要性は無いと個人的には思いますが、ゴムブッシュであればやるに越したことはないと思います。

 

それでは。

 

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