ドアスピーカーの交換に伴い、音質を良くしたいのであればデッドニングもセットでやった方が良いと話を聞いたことがあるけど、デッドニングって実際効果あるの?
こんな疑問を持たれる方は少なくありません。
先日、デッドニングの記事を挙げたところ、デッドニングの施工による効果に対する質問をいくつか…。
そこでこの記事では、ドアデッドニングってどのぐらい効果があるの?というテーマでお話ししていきます。結論を先にお伝えしておくと、DIY作業でも十分過ぎるぐらいの効果があります。
デッドニングって効果あるの?
車のドアをデッドニングしてやると、スピーカーの音質は遥かに良くなります。
一回もデッドニングをしたことがない人には、今すぐデッドニングをやって体験して欲しいぐらい効果があります。車で音楽を聞くのが楽しくなります。確実に。車の中とは思えないほどに。
こればっかりは、実際に自分の車でやってみてビフォーアフターを体験しないことには納得出来ないかもしれませんが、デッドニングをしてやると、スピーカーを交換した時以上の変化が現れます。
▪️デッドニングで得られる効果
- 音質がかなり向上する
- ボーカルの息遣いが鮮明になる
- 音量を上げてもドアのビビり音がなくなる(減る)
- 音圧が強くなる
- 音にメリハリが出る
一言で言い表すのであれば、音質がクリヤになります。
同じスピーカーを同じ車でデッドニングをした場合とデッドニングをしなかった場合で比較しても、その差は歴然。少しでも音質を良くしたいと思ってスピーカーを交換しているのであれば、デッドニングは絶対にやるべき項目です。
実際、僕自身車を乗り換えるたびに毎度同じキッカーのスピーカーを取り付けていますが、デッドニングをした時とし無かった時では、本当に同じスピーカーなのか?と思うほど効果があります。(毎回ナビも同じだから条件はほとんど同じですね。)
デッドニングで効果が得られる理由
車のドアをデッドニングすることで、スピーカーから出る音質が向上する理由は以下の通りです。
- ドアがボックス状になる
- スピーカー背面の音が被らない
- 鉄板が強化され、スピーカーの動きが良くなる
スピーカー背面の音が被らなくなる
スピーカーは、表面からも裏面からも音が発生します。この裏面から出ている音は、出したくて出している訳ではない、言ってしまえば、ノイズようのなものです。
この音は、ドアの中で反響し、サービスホール等の穴から車内に入ってくるため、メインの表から出ている音に被さってしまします…。
ここでデッドニングをして、サービスホールを塞いでやることによって、裏面から出ている音が、室内側に出て来れなくなるため、音質がクリヤに聞こえるようになるメカニズムです。
カー用品店のスピーカー売り場で見本用にスピーカーがセットされていて、実際にスピーカーからの音質をチェック出来る店舗さんを見かけたことがある方も多いかと思います。あれが一番効果が分かりやすい良い例かと思います。
カー用品店で実際にスピーカーの音を聞いて、購入したのにいざ車にスピーカーを取り付けてみると、店舗で聞いていた時よりも音質が悪い…。
これは、当然の結果です。店舗で見本用(音質体験用)にセットされているスピーカーは、ドアではなくスピーカーボックスに取り付けられています。そのため、車のドアにただ取り付けただけの状態とは、比べようがないぐらい好条件。つまり、デットニングをしてやることで、カー用品店の見本用の音質にかなり近づくイメージです。
スピーカーの動きが良くなる
あまりネットの記事では触れられていませんが、ドアをデッドニングしてやることでスピーカーが取り付けられている鉄板の強度が上がり、スピーカーの動き(スピーカーコーン)が良くなる点もデッドニングで音質が向上する理由の1つです。
人に置き換えるとこんな所ですかね。
- 足場が悪い状態で飛び跳ねる
- 足場が良い状態で飛び跳ねる
当然、後者の方が足の踏ん張りが効き、力が入るので高く飛び上がることが出来ますね。後者がまさに、ドアのデッドニングをした状態です。
▪️スピーカーコーンの動き
スピーカーコーンの動きを見たことがない人からすると、こんなに動いているの?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
まとめ
車のドアをデッドニングしてやると、効果はあるのかな?そんなふうに思ってる方は、今すぐデッドニングの材料を買い集めてデッドニングをしてみて下さい。
これ、本当に今までと同じスピーカーなのかな?って思うぐらいの変化を体験することが可能です。
ハッキリ言いますが、20000円で購入出来るスピーカーをただドアに固定するだけであれば、15000円のスピーカーを購入して、浮いた5000円でデッドニングした方が音質は絶対に綺麗です。
※数字はあくまでもものの例えですが…。
デッドニングしないと、車のドアではスピーカー本来の能力を発揮出来ないのですが、デッドニングすることでスピーカーが本来の能力が発揮出来る環境になるという表現が最もシンプルかつわかり易かと思います。
純正のスピーカーより気持ち音が良くなれば良いな〜。という思いで社外品のスピーカーを取り付けようとしている人には、わざわざデッドニングをお勧めはしませんが…。
どこのスピーカーが音質が良いかな?よく鳴るかな?
こんな方は、スピーカー選びに時間を割くよりもデッドニングに時間を割いた方が満足のいく結果になるかと思います。
それでは。
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