先日当サイトの読者様よりこんな質問を頂きました。
r53 ミニクーパーのリアのトー調整ってどうやるの?
そこでこの記事では、r53/50ミニクーパーのリアトー調整のやり方について解説していきます。
※前期も後期もリアトー調整のやり方は同じです。
リアのトー調整に使う工具
- ラチェット
- スピンナーハンドル
- ソケット(16ミリ)
- エクステンションバー
r53/50のリアトー調整を行う際は、エクステンションバーが必要不可欠です。
ボルトを緩めて調整するのですが、そのボルトがかなり奥まった場所にあるので、ソケットを延長してやる必要があります。
実物を見れば分かりやすが、延長量が長ければ長いほど作業しやすいです。
r53/50ミニクーパーのリアトー調整のやり方
- ミニクーパーをリジットラックに乗せる
- タイヤを外す
- アクスルを固定するボルトを緩める
- アクスルをズラしてトー調整
リアのトー調整をやる手順はこの通りです。
ジャッキアップとリジットラックの掛け方はこちらの記事を参考にして下さい。
リアのトー調整は車の下に潜る時間が長いので、必ずリジットラックに車を乗せて下さい。
アクスルを固定するボルトを緩める
アクスルを固定するボルトは3本あり、写真の左側(矢印付近)を下から覗くと確認出来ます。
真下から見た写真です。
赤丸印の3箇所を【16ミリ】のソケットを使って緩めます。
このボルトは緩めるだけです。間違っても完全に取り切らないようにして下さい。
アクスルをずらしてトー調整
アクスルを固定する3本のボルトが通る穴は長穴形状になっており、ボルトを緩める事でアクスルをズラせます。
このガタを利用して、リアのトー調整を行います。
やる前から察しの良い方ならお気付きかと思いますが、かな〜り面倒くさいです。
アクスルのガタを利用するという事は、ちょっとだけトーを変えたいのにガッツリズレてしまう恐れもあると言うことです。
アクスルを手でズラしても良いですが、ゴムハンマーなどを使って少しずつ叩いて調整するのがおすすめです。
過去に、アライメントをとってもらった際も、ゴムハンマーで叩くように微調整していました。
まとめ
ミニクーパーのリアトー調整はかなり面倒です。
これはミニクーパーに限らず、古いBMWも同じ調整方法だったりします。
もし自分で調整する際は、ボルト3本を緩めてハンマー等で叩きながら少しずつ調整しましょう。
調整が終わったら、3本のボルト(16ミリ)を締め忘れないようにしましょう。
それでは。
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