パワステフルード(オイル)が漏れているんだけど、これを放置し続けているとどうなる?もうすでにほぼ空っぽなんだけど…。
先日、友人からこんな質問を頂きました。
そこでこの記事では、パワステオイルの漏れを放置し続けるとどうなるのか?と言うテーマでお話ししていきます。
結論、パワステポンプが壊れます。
パワステオイルの漏れを放置するとどうなる?
冒頭でもお伝えした通り、パワステオイルの漏れを放置し、オイルが無い状態が状態で車に乗り続けてしまうと、パワステポンプが壊れてしまいます。
オイルが無い状態で、パワステポンプが可動を続けると、ポンプが焼き付いていまい、最悪の場合ロックします。ロックすれば、パワステを回しているベルから途轍もない音が発生し、しばらくするとベルトが切れると思います。
- ステアリングが重くなる
- 異音や煙が出る
異音はポンプ本体からも発生するし、パワステを回しているベルトからも発生します。
古い車にはパワステが無い車もあるし、とりあえず重ステになっても大丈夫だよね?
確かにパワステが壊れて重ステになっても運転出来ないことはありません。しかしながら、パワステが装備されている車のパワステが故障し重ステになった場合は、元々重ステの車よりもステアリングが重くなります。
そもそもの構造が違うため、このようなことが起こります。そこは頭に入れておいた方が良いと思います。
タンクが空っぽでもまだ間に合う?
すでにパワステオイルのタンクの中にはオイルが少しも入っていないけど、まだ間に合うかな…。
パワステオイルのタンク内にオイルが入っていない状態でも、パワステタンクとパワステポンプをつなぐホース内にオイルが残っている状態であれば、まだ間に合う可能性もあります。
先ほどもお伝えした通り、本当にパワステオイルが空っぽになれば、ポンプ本体やベルト周りから、かなり大きなの異音が出るのですぐに気がつくと思います。
そのような状態になっていないのであれば、まだパワステポンプは使い物になるかもしれません。確信はないけど、まだ間に合うかも。
とりあえずオイルを補充すれば良い?
じわじわ漏れている程度で、異音や不具合等が現状何も起きていない状態であれば、パワステオイルを補充することで、またしばらくは問題なく走行が可能です。
気が付いた段階で、オイル漏れを直したり、車屋さんに車も預けに行ければ良いですが、そう出来ない場合もあると思います。僕みたいな暇人なら良いですが、多忙人の方には…。
その場合は、パワステオイルを補充し時間を稼いでやればOKです。
もし仮に、パワステオイルがすっからかん間近まで減ってしまっている場合は、オイルを補充した際にエアが噛んでしまう可能性があります。。そのため、エア抜き作業も同時に行う必要があります。
エアが噛んだ状態でパワステポンプを動かすのも、それはそれで問題なので注意して下さい。
こちらの動画を見れば、誰にでもエア抜きすることが可能だと思います。(そのぐらい丁寧に解説してくれています。)
まとめ
パワステオイルの漏れを放置したままにしていると、パワステポンプが故障してしまいます。
故障する寸前に大きな異音が発生すると思いますので、そうなれば時にすでに遅しです…。
どこから漏れているかによっても異なりますが、パワステオイルの全量は600cc〜800cc程しかない車が多いので、漏れている量次第では、すぐに空っぽになる場合も…
現状、異音が出ておらずポンプが正常に作動しているのであれば、一早い対応をお勧めします。※すぐに車屋さんに行くなり、パワステオイルを補充するなり。
余談ですが、ホースの劣化によって、パワステオイルが漏れている場合は以下の方法で漏れを止めておくことが出来る場合もあります。参考までに記事のリンクを貼っておきます。
それでは。
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