ヒューズボックスから電源を取り出したいんだけど、どのヒューズから電源を取れば良いの?いっぱいヒューズがあるから迷う…。
こんな疑問を持たれる方も少なくありません。
そこでこの記事では、ヒューズボックスから電源を取る際、どのヒューズから電源を取れば良いのか?というテーマでお話ししていきます。
常時電源とACC電源のどちらが欲しいのか
まず初めに、ヒューズから電源を取る前に、自分が取り出したい電源は【常時電源】なのか【ACC電源】なのかを把握しておきます。
常時電源はその名の通り、エンジンが掛かっていない状態(キーを触っていない状態)でも、常に電気が流れている配線です。ACC電源は、キーをアクセサリーオンにした時、初めて電気が流れる配線です。
※ACC電源はキーを一段階回した状態で流れる。(プッシュスタートの車であれば、ブレーキを踏まずに一回押すとACCがONの状態になります。)
基本的には【ACC電源】から取ることが多いですが、電装パーツによっては常時電源が必要な場合もあります。
例えば、駐車監視システムが付いているドライブレコーダーを取り付ける時であれば、ACC電源ではなく常時電源から取り出す必要があります。駐車時でも、車に衝撃が加わると録画を開始するようなタイプのドラレコですね。
ヒューズ電源はどこから取れば良い?
ヒューズ電源はどこから取れば良いの?
電源を取り出すヒューズを選ぶ時には、もしヒューズが飛んでも走行に問題ないヒューズから電源を取り出すのが鉄則です。
参考程度ですが、ACC電源と常時電源それぞれの取り出しに適しているヒューズを少しだけピックアップしておきます。
▪️ACC電源
- シガーソケット
- シートヒーター
- ワイパー
- ウォッシャー
- オーディオ
▪️常時電源
- ルームランプ
- ハザードランプ
- ホーン
ヒューズの種類に関しては、ヒューズボックスの蓋の裏に記載があったり、ヒューズボックスの中に記載があったりしますので、それと照らし合わせながら、何のヒューズかを特定することが可能です。
ヒューズボックスの表記の意味については、こちらの記事で紹介しています。
ACC電源であれば、シガーソケットのヒューズから取るのが個人的には一番優れていると思います。
ただ、車種によっては、シガーソケットはACCではなく【IG電源】になっている場合もあります。日産車なんかは、ACCではなくIGだったりします。
他にも、車種によって電源の種類が異なる場合もあるため、テスターを使用して確認しておくことをお勧めします。
- ACC電源はキーを一段階回した時、電気が流れる。
- IG電源はエンジンを始動する時、電気が流れる。
避けるべきヒューズ
先ほどはヒューズ電源を取るのに、向いている電源だけを紹介しましたが、避けるべきヒューズもあるのでそちらも簡単に紹介していきます。
▪️避けるべきヒューズ
- エアバック
- ABS
- ECU関係
- イグニッションコイル
この辺りのヒューズに関しては、万が一ヒューズが飛んでしまった場合にトラブルになったり、安全性に問題が出る恐れがあるヒューズになるので、電源の取り出しには使わないことをお勧めします。
また、何のヒューズか分からないものから電源を取るのも避けておくことをお勧めします。
ちなみに、空きスロットルから電源を取り出すのも基本的にはNGです。空きスロットでも、電源が来ているケースも多いです。仮に電源が来ていても、そこから電源を取り出す行為は避けるべきです。
まとめ
ヒューズ電源の取り出し場所は、もしそのヒューズが飛んでしまったとしても、走行上の問題や安全性の問題が起こらないヒューズを選択してやるのが基本です。
このあたりからヒューズ電源を取るのがお勧めです。
▪️ACC電源
- シガーソケット
- シートヒーター
- ワイパー
- ウォッシャー
- オーディオ
▪️常時電源
- ルームランプ
- ハザードランプ
- ホーン
それでは。
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