今やドレスアップに欠かせないいパーツの1つになりつつある車高調ですが、車高調はボディに大きなダメージを与えるということを耳にする事があります。
- ボディが歪む
- ボディが割れる
- ボディにヒビが入る
ここで挙げた3つが代表的な、ボディに対する【ダメージ】です。
結論、車高調は正しく使えば、ボディへのダメージは気にする必要はありません。
この記事では車高調をつけると、本当にボディに大きなダメージがかかるのか?また何をしたらダメージが大きくなるのか?これについて解説していきます。
車高調をつけるとボディーにダメージがある?
結論を先にお伝えしておくと【ダメージ】はありません。
ただし、絶対ない!と言い切ることは出来ません。
これは、車高調をどのように使っているのかによって、異なるからです。
- ピロアッパーマウントの併用
- 高いバネレートのバネを使う
- よく底付きをしている
一概にこれをやったから、ボディが痛むと断言できることは少ないですが、ここで挙げた3つはその可能性があります。
車高調がボディにダメージを与える3つの原因
車高調がボディにダメージを与える原因は大きく分けて3つあります。
- ピロアッパーマウントの使用
- 高いバネレートの使用
- 底付きを繰り返すセッティング
特に下2つの原因に当てはまるユーザーは注意が必要です。
ピロアッパーマウントに関しては、オマケ程度に解説します。それほどボディのダメージを気にする必要はありません。
ピロアッパーマウントの使用
車高調のアッパーマウントには2つの種類があります。
- ゴムマウント
- ピロマウント
基本的にこの2種類です。
ちなみに純正のアブソーバーは、ゴムマウントです。
本来、ゴムブッシュである部品をピロボール(鉄)に変えれば、ボディへのダメージは大きくなります。
ゴムなら、路面からの衝撃を吸収出来るけど、鉄で出来たピロボールでは衝撃を吸収することは出来ませんよね?
ではなぜ先ほどピロボールによるボディのダメージは気にしなくて良い!と言ったのか?
これはアッパーマウントが吸収する衝撃なんて微々たるものだからです。
車のサスペンションにおいて、衝撃を吸収する役割を担っているのは【スプリング】です。
確かに、純正のゴムマウントは多少の衝撃吸収をしますが、それほど大きな仕事はしていませんので、あまり気にしなくても大丈夫なのです。
では、ダメージがゼロですか?と言われたらそうではないので、一応解説しておきました。
高いバネレートの使用
ここからがメインのお話です。
車高調は純正のアブソーバーとは違い、ユーザー好みのバネレートを選定するう事が可能です。
だからと言って無闇に、ハイレートなバネを使ってしまうと、ボディに大きなダメージを与えることになります。
- ボディの歪み
- ボディの割れ
- ボディのヒビ
これらの症状が出るかも知れない!ということは頭に入れておきましょう。
バネレートが高くなればなっただけ、路面からの衝撃を吸収出来なくなります。
バネが受けきれなくなった、衝撃はボディが直接受けることになります。
車は設計の段階で、純正のバネレートに合わせた強度で作られます。
勿論、ギリギリの強度で作られているわけでは無いので、多少レートが高いバネを使ったぐらいでボディが痛むことはありません。
しかし、どこかで絶対にボディのキャパを超えることになります。
そうした時に、ボディの1番弱い部分が衝撃に耐えられず、歪んだりヒビが入ってしまう恐れがあります。
底付きを繰り返すセッティング
バネレートは高くなくても、ボディにダメージを与える場合があります。
それは車高調の底付きです。
底付きとは、車高調のストロークキャパを超えるストロークがあった場合、車高調が限界まで沈みきる現象です。
本来、これを防ぐために、バンプラバーと呼ばれるゴムのクッションが付けられています。
しかし、車高が下がらないなどの理由で、取ってしまう方も…
そうすると、車高調が底付きしてしまいます。
当然、車高調が底付きをすれば、衝撃吸収仕切れませんので、ボディが衝撃吸収をしてしまいます。
車高調の底付きについてはコチラの記事で詳しく解説しています。
車高調によるボディへのダメージを防ぐポイント
車高調をつける事で起こりがちな、ボディへのダメージを防ぐポイントは以下の2つです。
- ハイレートなバネは使わない
- ストローク確保に気を配る
バネレートの選択に気を付けるのは当たり前ですが、ストロークの確保も忘れてはいけません。
十分なストローク確保が出来ておらず、底付きを繰り返すような事があれば、いくら低いバネレートのバネを使っていても意味がありません。
レートの度合いにもよりますが、ハイレートのスプリングを使う以上に、車高調の底付きはボディに大きなダメージを与えます。
まとめ
この記事の内容をおさらいすると…
車高調は正しく使えば、ボディへのダメージは気にする必要はありません。
- バネレートの選択
- ストロークの確保
特にこの2つに注意して、車高調と向き合っていれば大丈夫です。
それでは。
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