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【DIY】モンキーのOKDリアショックをショート加工する方法

  • 2019年7月26日
  • 2022年4月10日
  • 4mini

モンキーを始めとする『4mini』というジャンルにおいて、リアショックのショート加工は定番のカスタムだと思います。

 

 

自分でも上手く加工出来るかな?

 

そんな方に向けて『OKD』製のリアショックを【DIY】作業で加工したので加工のやり方や作業前に用意するべきものについてお話していきたいと思います。

 

 

加工前に用意するもの

  • タップダイス
  • 潤滑油
  • パーツクリーナー
  • グラインダー
  • スプリングコンプレッサー
  • 万力orモンキーレンチ

 

 

 

モンキーのリアショック(OKD)を自分でショート加工する為に準備するものはこんな感じです。

 

スプリングコンプレッサーはあまり出番がありませんが、4miniをカスタムしていく上でタップダイスとグラインダーは出番も多いので持っていない方も購入して作業に取り掛かる価値はあると思います。

 

 

一度揃えてしまえば仲間のショックを加工して簡単なお小遣い稼ぎも…笑

 

ショート加工のやり方

  1. 分解
  2. 長さを決める
  3. シャフトを削る
  4. タップを立てる
  5. シャフトの切断
  6. 組み込み

 

順番に解説していきます。

 

分解

まず始めにショックを分解します。

 

ショックの上側に付いているゴムブーツを下に下げるとナットが見えると思います。

 

このナットにレンチを掛けて、フレームに固定する穴に棒を指してナットを回すとショックを分解する事が出来ます。

 

 

分解する際はバネにスプリングコンプレッサーを掛けておきましょう。ナットが外れた際バネが伸びてパーツが飛んでいく恐れがあります。

 

長さを決める

ショックを分解したら、短くしたい分の寸法を測って記しを付けます。

 

 

短くする分、タップを切ってタップを切った分、シャフトを切り落とすので…

 

20ミリショートにしたい!

 

と言うのであれば、ネジ山の終わりから20ミリの所に記しを付けてあげましょう。

 

シャフトを削る

分解出来たらシャフトのネジ山にタップダイスを通して、シャフトの先端をサンダーで削り、万力に挟まるように加工します。

 

シャフトを削る際は、シャフトが細くなりすぎないように注意しましょう。

 

あまりにも、細くなってしまうとタップを切っている際にシャフトが折れてしまう可能性があります。

 

 

 

先にタップダイスを通すのはシャフトを削った際にネジ山がダメになり、タップダイスが入らなくなってしまう場合があるためです。

 

先にタップダイスを通しておけば、削ってネジ山がダメになってしまっても、タップダイスでリタップしながらタップダイスを外す事が可能です。

 

タップを切る

タップを切る際は、万力かモンキーレンチでシャフトを押させてあげながら加工します。

 

ちなみにタップダイスのサイズは【M12のP1.5】です。

 

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僕はたまたま大学内に万力がセットされている教室がありましたので教授に許可を頂いて加工しました〜。

 

万力が使える環境なんて無い…無理じゃん。

 

そんな方は、モンキーレンチを使えば加工が可能です。

 

実際にこれも僕自身が加工した時の写真です。

 

 

タップダイスのハンドルにパイプを差し込み、足で踏みつけながらモンキーレンチでシャフトを回すようにタップを切ります。

 

万力に比べると、大変ですがモンキーレンチでも十分加工が可能です。

 

ネジ山を切っていく際は油を付けながら加工して下さい。

 

 

油を付けないと切りにくかったり、タップダイスがダメになってしまいます。

 

シャフトの切断

新たにネジ山を追加出来たら、ネジ山を切った分シャフトをサンダーで切り落とします。

 

シャフトを切る時もスタート時同様にタップダイスは通したままシャフトを切断し、最後にタップダイスを外しましょう。

 

理由も全く同じで、シャフトを切断する際にネジ山を痛めてしまい、ナットが入らなくなってしまう場合がある為です。

 

 

切断後は、切断面をペーパーサンダーで慣らしておきましょう。

 

 

 

切断面を慣らしたら、タップダイスを外して加工の作業は終わりです。

 

このOKDは僕のでは無く、依頼品なのでボディーをマスキングテープで覆って加工しています。

 

 

組み込み

ここまでくればあとは組み立てです。

 

組み立てる際はスプリングにスプリングコンプレッサーを掛けてショックに組み込めるまでバネを縮めてナットとブラケットを組み込めば完了です。

 

どれだけショックをショート加工するかにもよりますが、この作業がなかなか大変です…

 

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OKDに使われているバネは荒巻でかなり、バネレート(バネの硬さ)が高い為、バネを縮めるのが大変です。僕の場合は265ミリを210ミリに加工したのでかなり苦戦しました…笑

 

僕が使っているスプリングコンプレッサーはアストロで販売されてるバイク用です。

 

確か2000円ぐらいだったと思います。

 

 

まとめ

 

難しそうな作業に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、一度やってしまえば大して難しい作業ではありません。

 

自分には加工出来る設備がないからな…。

 

そんな理由で諦めていた方はぜひチャレンジしてみて下さい。

 

ちなみに、アルミボディのOKDであれば、タップを切らなくても多少短くすることが可能です。詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

 

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こちらの動画ではあの有名な【GIGUROさん】がショート加工について解説しています。

 

 

かなり設備が整った環境での加工なので、これ通りにはいかないですが、ショート加工の流れが一目で分かります。

 

それでは。

 

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