車高調が抜けてしまって使い物にならなくなってしまった…乗り心地が悪過ぎて使ってられない…
そんな時、車高調の抜け対処として挙げられるのが車高調のオーバーホールです!そこでこの記事では車高調のオーバーホールって具体的に何をするのか?
これについてお話していきます。
また車高調をオーバーホールする前に知っておきたい『メリット・デメリット』についてもお話していきます。
車高調のオーバーホールとは?
車高調のオーバーホールと言う言葉は良く耳にしますが、具体的に何をするのかはあまり耳にする機会がありません。
オーバーホールとは車高調のカートリッジを一度分解し、中の掃除やだめになってしまったオイルシール、ピストンの交換を行ってくれます。当然、組み立て時には新しいオイルを注入してもらえます。
減衰調整が出来なくなってしまった場合も修理をしてもらう事が可能です。
メーカーによっては、オイルの粘度(硬さ)を変えてくれる所もあるみたいです。オイルの粘度を変える事で、今までバネの動きを抑え切ることが出来なかった、ハイレートなバネレートに対応出来るようになります。
もちろん、バネレートとショックの減衰力は合っていないと乗り心地の向上には繋がりませんので、ただ硬くするだけではありません。
オーバーホールは自分で出来る?
残念ながら、車高調のオーバーホールは自分では出来ません。オーバーホール時には専門のショップ、使っている車高調のメーカーに車高調を送り、作業を行なってもらいます。
もちろん不可能という訳ではありませんが、DIY作業における難易度を考えるとあまり現実的ではありません。
ただし、オーバーホールとは異なりますが、カートリッジのみを新品でメーカーさんより購入して、カートリッジを丸々新品に交換してしまう。という方法であれば、可能です。
カートリッジが新品になれば、ショックアブソーバーの性能は新品同様になりますので、これでもオーバーホールの目的としてはOKですね。
オーバーホールのメリット・デメリット
▪️メリット
- カートリッジ買直しよりも安く済む
- 仕様の変更が可能な場合がある
▪️デメリット
- 車高調を外して発送する手間が掛かる
- 乗れない期間が出来るもしくは純正ショックに付け替えが必要
メリット
オーバーホールをする事で、車高調本来の性能を再び味わう事が出来ます。オーバーホールする場合、オイルシールやオイルなどだめになった部品のみの交換で済むため、カートリッジ交換よりも安く仕上げる事が出来ます。
また、メーカーによっては自分の使い方にあった仕様に変更出来る点も大きなメリットだと思います。
仕様の変更とは、ざっくりオイルの粘度を変更して、ショックアブソーバーの動きを変えるということです。
デメリット
車高調をオーバーホールするにあたって1番のデメリットは、メーカーに車高調を送って作業してもらうため、作業期間中は車に乗る事が出来ません。もしどうしても乗らないといけない場合(車が一台しか無い)は一度、純正ショックを取り付けておき、オーバーホールから帰ってきたらまた、車高調に組み替える必要があります。
車が乗れない期間があったり、純正ショックに付け替える手間があるのがオーバーホールのデメリットです。
少し、大手メーカーのホームページを覗いてみましたが早くても1週間前後の日数を要するみたいです。
まとめ
車高調をオーバーホールする事で、新品の車高調を取り付けた時の乗り味を安価にして手に入れる事が可能になります。
とは言え、乗れない期間が発生したする、もしくは一度純正ショックに付け替える手間を考えると、多少高く付いてしまってもカートリッジを新品のものに交換してしまうのも選択肢の1つに入れ置いても良いと思います。
ネジ山が痛んでいる事が原因で、ロックシートやブラケットの回りが悪いなどの症状があるのでしたら一石二鳥だと思います!
それでは。
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