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ハブリングの必要性は?ハブリング の効果を5つ解説します

車のホイールに取り付ける部品でハブリング と呼ばれるパーツがあります。

 

ハブリング って何のために付けるの?

 

そんな方の疑問を解決すべく、ハブリング を取り付けて得られる効果について詳しく解説していきます。

 

僕自身もハブリングは複数回取り付けた経験があります。

 

 

ハブリング とは?

 

ハブリング とは、社外ホイールのハブ径と車体側のハブ径を合わせるためのスペーサーのような部品です。

 

ちなみにこれがハブリング です。

 

 

■車体側のハブ径

 

■ホイール側のハブ径

 

純正ホイールの場合、車体側のハブ径に合わせてホイールのハブ径が作られています。

 

しかし社外ホイールは、多くの車に取り付けられるように、ハブ径が大きく作られています。

 

そのため、ホイールと車体側のハブ径がピッタリ合いません。

 

そこにハブリングを使ってあげると、純正ホイールのように互いのハブ径が同じになります。

 

▪️ホイールにハブリングを付けた写真

 

ハブリング の効果

ハブリング の効果は1つではありません。

 

  • ホイールのセンター出し
  • ホイールの接点を増やす
  • ホイールナットの負担を軽減する
  • ハンドルのブレを軽減する
  • ホイールの脱着効率アップ

 

ハブリング を付ける事でこれらの効果を発揮します。

 

ホイールのセンター出し

ハブリング を付ける事で、ホイールを車体に取り付ける際問答無用でセンターを出す事が出来ます。

 

ホイール側と車体側なハブ径が同じになってれば、ホイールはセンター以外には行かないですよね?

 

ただし、社外ホイールは通常、ホイール側のテーパーとホイールナットのテーパーによってホイールセンターが出るようになっている仕組みです。

 

なので、ハブリングを付けなくてもホイールナットを締め付けていけば、最終的にはホイールがセンターにいきます。

 

ホイールの接点を増やす

ハブリング を取り付ける最大のメリットはここにあります。

 

ハブリング を取り付ける事でホイールの接点面積が増えます。

 

ホイールのハブ径と車体側のハブ径が合っていないと、ホイールはホイールナットのみで支えることになります。

 

しかし、ハブリング を取り付ける事によってホイールを支える面積が増えますよね?

 

ハブでもホイールを支える事が出来るからですね。

 

具体的に言うと【横方向からの力】に強くなります。

 

これを踏まえた上で、純正ホイールは車体側のハブ径と同じに作られています。

 

ホイールナットの負担を軽減出来る

ハブ径が合っていな状態で、走行していると、ホイールから受ける力は全てホイールナット(ハブボルト)が請け負うことになります。

 

特に分かりやすいのが、ホイールが横方法にズレようとする力に対して、ホイールナットに大きな力が加わりますよね?

 

そんな時に、ハブリングを使ってホイールを支えていればどうでしょう?

 

車体のハブでも、ホイールを支えるので、ホイールナットの負担を減らすことが可能ですよね。

 

ただし、ハブリングを付けなかったからと言って、街乗り程度でホイールナットが負けてホイールが飛んでいくわけではないので安心して下さい。

あくまで、負担を軽減すると言うお話です。

 

ハンドルのブレを軽減する

 

ホイールを社外品に変えて、大きなインチにする事で、ハンドルがブレてしまう場合があります。

 

これはホイール外径が大きくなる事で、小さな歪みや精度の甘さが、より大きな影響となって出る場合があります。

 

また、ホイールが大きくなればなっただけ、遠心力が大きくなります。

 

そこに、ハブリング を取り付けてあげる事で、ホイールのブレが無くなり(減って)ハンドルのブレを軽減出来る効果があります。

 

過去に、ホイールのバランスはバッチリ取れた状態でのハンドルブレが気になり、試しにハブリング を付けてみたら解消した経験があります。

 

少しでも、多くの面積でホイールを支えることで、細かなブレを軽減出来るのもハブリング のメリットです。

 

実際にハブリングの商品説明を見てみると…

  • ハンドルのブレ防止
  • ハンドルのブレ軽減
  • 高速走行の安定 などなど

 

このようなことが書かれている商品が多いですが、一番の目的はここで間違いないと思います。

 

 

 

ホイールの脱着効率アップ

 

ハブリング を付ける事で、ホイールを車体に合わせるだけでセンターが出るとお伝えしました。

 

これによって、ホイールの脱着効率が良くなるのも、ハブリング のメリットです。

 

通常社外ホイールの場合、ホイールをハブボルトに入れただけではセンターは出ず…

 

ナットを締め付けていく事で、互いのテーパーが噛み合い強制的にホイールがセンターに移動します。

 

当然、ホイールナットでホイールを動かすので少しナットが固い…と思う方もいらっしゃると思います。

 

ハブリング を付けると、初めからセンターが出ている状態でホイールナットを締めるので、ホイールのテーパーに食い付くまでスイスイナットが回ります。

 

手回しでホイールナットを回す方ならこの楽さが良く分かると思います。

 

ハブリング の必要性は?

 

ハブリング の効果は色々分かったけど、結局のところハブリング は必要なの?

 

ハブリング の必要性は人によって異なります。

 

絶対に必要と言えば嘘になるし、絶対にいらないと言っても嘘になります。

 

勘違いしないで欲しいのは【絶対に付けなければいけない部品】では無いと言う事です。

 

街中を走っている社外ホイールの多くは、ハブリング を取り付けている車の方が少ないです。

 

ハブリングを付けた方が良い方は…

  • 良く高速道路に乗る
  • ハンドルのブレが気になる
  • ホイールを良く脱着する
  • 少しでも車の負担を減らしたい

 

ハンドルのブレが気になる方や、頻繁に高速道路に乗ると言う方はハブリング が役に立ちます。

 

高速道路での高速走行は、少しホイールがブレているだけでも危険だし、車体側に大きな負担になります。

 

ホイールナットだけで支えるよりも、ハブリングを使ってハブ径分もセットで支えた方が負担を分散させることが出来ます。

 

ハブリングの必要性は?と聞かれた問いに対しては、絶対に付けらければ駄目!と言うわけではないので低いと言う回答ができると思います。

 

しかし、取り付けて損は無い部品でもあります。

 

ハブリングの効果をもう一度確認してみて、取り付けを検討すれば良いと思います。

 

  • ホイールのセンター出し
  • ホイールの接点を増やす
  • ホイールナットの負担を軽減する
  • ハンドルのブレを軽減する
  • ホイールの脱着効率アップ

 

まとめ

ハブリングは、ホイールと社外品のホイールのハブ径を合わせる為の部品です。

 

正直、ハブリングを付けていない(車体とホイールのハブ径が合っていない)場合でも、問題なく車検にも通ります。

 

そんな理由からもハブリングの必要性と言う面で見ると、低いと思います。

 

しかし、絶対に付けなくてはいけないと言う部品では無いものの、付けても損はない部品だし、目に見えない効果も多い部品です。

 

気になっている方は一度ぐらい付けてみてはいかかでしょうか?

 

 

 

それでは。

 

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