ミニクーパーの警告灯が点灯しちゃったんだけど…
先日友人よりこんなLINEが飛んできました。点灯した項目は以下の通りです。
- ABS
- DSC
- 空気圧
この3点の同時点灯は、ミニクーパーでは珍しくありません。
この場合、かなりの確率でABSセンサーの故障が起きています。(正確には接触不良)
そこで、この記事ではr53/50ミニクーパーのABSセンサーの交換についてお話ししていきます。
※警告灯のリセットに関してもお話しします。
必要なモノ
- ABSセンサー
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- 六角レンチ(5ミリ)
- ジャッキ
- リジットラック
今回使ったABSセンサーはコチラの安物です。
ABSセンサーは、タイヤハウス内にありますので、車をジャッキアップさせて作業します。
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また、ABSセンサーを外すのに、タイヤハウス内のインナーカバーも外しますので、そちらの工具を使います。
ABSセンサーの交換
作業手順はこんな感じ。
- ジャッキアップ
- タイヤを外す
- インナーカバーを外す
- 六角ボルトを緩める
- 固定バンドを外す
- ABSセンサーを外す
ミニクーパーのジャッキアップとリジットラックの掛け方については、こちらをご覧下さい。
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インナーカバーを外す
大体、画像の赤丸部分にABSセンサーがあります。
そのため、インナーカバーを外しましょう。
インナーカバーは、プラスドライバーを使ってクリップを片っ端から外せば取ることができます。
所々、空転してしまうクリップがあると思います。その時は押し込みながら回すか、マイナスドライバーで持ち上げながら回すと外れやすいです。
車体前方側のみクリップを外して、カバーをめくり上げてやれば、ほら見えた。
青いカプラーが目印です。
六角ボルトを緩める
次に、ABSセンサーを固定している六角ボルトを外します。
六角のボルトは少し奥まったところにあります。覗き込むと発見出来ます。
赤丸部分の六角ボルトを外すと、センサーを引っこ抜くことが可能です。
ボルトを外しても、ちょっと硬いかも。そのまま引っ張れば抜けます。
どうせ交換してしまうセンサーですが、もしかしたら右側のセンサーがダメになっている可能性もあるので、無理矢理外すのはお勧めしません。
※事前に診断機を当ててるならともかく。
固定バンドを外す
先ほど六角ボルトを緩めた配線を辿ると、ショックアブソーバー付近で、別の配線と合流しています。
ちなみに、ブレーキパッドのセンサーです。
ブレーキパッドセンサーとABSセンサーを束ねるための、バンドが3つほどありますので、そちらも全て解放してやります。
あと、ショックアブソーバーのステー部分に関しては、ちょっと硬いですが差し込まれているだけですので引っ張れば取れます。
変な引っ張り方をすると、ブレーキパッドのセンサーがダメになるかも知れないので注意。
ABSセンサーを外す
- 左 新品のセンサー
- 右 取り外したセンサー
あとは、車体側とABSセンサーを切り離せば、取り外し可能です。
青いプラスチック部分は、経年劣化によってもろくなってますので注意。
爪を押し込み、引き抜けば外れます。
あとは逆の手順で取り付けていくだけです。
最後に警告灯のリセットで作業完了
交換作業が完了したら、最後に診断機を使って警告灯をリセットします。
※これやらなくても、走ってればそのうち消えると思う。
普段から僕が使っている診断機はこれ。ミニクーパーに限らず多くのBMW車で使えるのでかなり重宝しています。
欧州車乗り必須のアイテムですね。車に積んでおくと出先でのチェックランプ点灯時に安心出来ます。
チェックランプの点灯だけでは、原因が分かりませんからね。診断機があればすぐに原因が分かるので、緊急を要するか否かの判断がすぐに可能です。
警告灯のリセットについては、こちらの記事をご確認下さい。
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まとめ
R53/50系統のミニクーパーでは、ABSのセンサーがダメになるケースが多いです。
配線の取り回しが悪いのか、左側のABSがダメになります。(知人の車で2台とも左側だった。)
それほど難しい作業では無いので、興味がある方は是非チャレンジしてみて下さい。
今回使ったのは、こちらのクソ安いABSセンサーです。問題なく使えました。
自分でやるのは、ちょっと不安…。
そんな方は無理せずに、修理工場にお願いしましょう。グーピットを使うと家近の車屋さんをすぐに調べて、連絡することが可能です。
じゃまたね。
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