ハブボルトの交換方法【ディスク、ドラム】それぞれ解説

  • 2021年2月21日
  • 2021年6月20日
  • 作業,

ハブボルトをロングハブボルトに交換する作業をしましたので…

 

 

この記事では、これからハブボルトの交換を行う方向けに、ハブボルトの交換方法をお話ししていきます。

 

  • ディスクブレーキ
  • ドラムブレーキ

 

それぞれ解説していきます。

 

 

ハブボルトの交換に必要なモノ

 

  • 要らないホイールナット
  • ハンマー
  • インパクトレンチ
  • 十字レンチ
  • スピンナーハンドル
  • ワッシャー

 

作業方法でも、その都度必要な工具やモノについてはお話しします。

 

ハブボルトの交換方法

 

基本的な交換作業の流れはこんな感じです。

 

  1. ブレーキを外す
  2. ハブボルトを抜く
  3. ハブボルトを入れる

 

冒頭でもお伝えした通り…

 

  • ディスクブレーキ
  • ドラムブレーキ

 

それぞれ、交換方法が微妙に異なるので、別々に解説します。

 

ディスクブレーキの場合

作業手順は以下の通りです。

 

  1. キャリパーを外す
  2. ディスクローターを外す
  3. ハブボルトを抜く
  4. ハブボルトをセットする
  5. ハブボルトを入れ込む

 

ブレーキ周りを外す

 

まず始めに、キャリパーとブレーキローターを外します。

 

 

キャリパーを外した後は、ワイヤーもしくはタイラップ(結束バンド)等で吊り上げておきます。

 

キャリパーは、背面からボルト2本で固定されていて、ディスクローターに関しては、ねじ山にボルトを入れて締め込むと外れます。

 

今回作業した、日産車のローターにはボルトの穴が無いので…

 

裏から、ゴムハンマーで叩きながら外しました。

 

車種によっては、ボルトで固定されている車もあるので、その辺りは要確認です。※確かホンダの軽自動車とかまさに。

 

ハブボルトを抜く

 

ハブボルトを抜く際は、要らないナットを正常な向きに取り付けてハンマーで叩いて外します。

 

ハンマーで叩いて外すなんて邪道だ!

 

そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。そんな人は、タイロッドエンドプーラーを使えば良いと思います。

 

このタイプの大きめのプーラーです。

 

 

余談ですが、大手メーカーのメカニックたちも全員とは言いませんが、かなりの確率で叩いて外します。

 

ハブボルトをセットする

 

ハブボルトを抜いたら、そのまま交換するハブボルトをセットするのですが…

 

ハブ側にスプラインがあるタイプとないタイプが存在します。ある場合は、必ずスプラインを合わせてセットします。

 

セットできたら、ワッシャーを入れて、不用のホイールナットを【逆向き】に取り付けます。

 

逆向きに取り付ける理由は、正常の向きで付けてしまうとハブ側(ワッシャー)と点で当たる形になるためです。

 

ワッシャーを入れる理由に関しては、ハブボルトは最後までタップが切れていないため、スペーサーの役割です。

 

ワッシャーを入れずに締め込むと、ホイールナットが喰っちゃって外れなくなる恐れがあります。※ナットのねじ山がダメになるとかも。

 

そんなこんなで、M12のワッシャーを複数枚入れておきます。

 

 

※あと、ロングハブボルトの場合、ソケットが届かなくなるのも防ぎます。

 

ハブボルトを入れ込む

 

今回、ディスクローターにマイナスドライバーを差し込み、回転しない様にしつつ、スピンナーハンドルで締め込みます。

 

他のやり方としては…

  • トルクが強いインパクトレンチで締め込む
  • ハブボルト2本に木の棒を当てながら締め込む

 

 

少し手間ですが、1度キャリパーを戻して、マイナスドライバーを差し込むのが楽かと思います。

 

キャリパーに、マイナスドライバーが当たってロックするからです。

 

2人で作業するなら、キャリパーを付けてブレーキを踏んでもらうのも手取り早い。

 

ま〜兎にも角にもハブの回転を抑えて、締め込むだけです。

 

 

締め込んだ後は、必ず裏面からハブボルトが最後まで入り込んでいるか要確認です。

 

少しでも、隙間が空いているようなら面倒でも締め込みます。

 

後はこれを繰り返してやれば作業完了です。

 

 

ドラムブレーキの場合

作業手順は以下の通りです。

 

  1. ドラムカバーを外す
  2. ハブボルトを抜く
  3. ハブボルトをセットする
  4. ハブボルトを入れ込む

 

ドラムカバーを外す

 

ドラムカバーには大きく分けて2種類あり…

  • ただハマっているだけのタイプ
  • センターナットがあるタイプ

 

ハマっているだけのタイプなら、サービスホールにボルトを入れて締め込むと外れます。

 

多くの車でここのネジサイズには【M8】が使われる場合が多いです。

 

センターナットがあるタイプは、センターナットを外す必要があります。

 

どちらのパターンにも共通して言えることは、【サイドブレーキ(パーキングブレーキ)】を解除しておくこと。

 

※センターナットを外す時は、再度ブレーキ必須ですが。

 

サイドブレーキをかけたままでは、一生ドラムカバーは外れません。

 

ドラムブレーキは、構造上ブレーキのシューがドラムカバーを押さえつけて止まる仕組みなので。言うまでも無いかもしれませんが…。

 

ハブボルトを抜く

 

ハブボルトの抜き方に関しては、ディスクブレーキの場合と全く同じなので、割愛します。

 

ドラムブレーキの方が、ディスクブレーキよりもハブボルトが抜けるポイントが限られる場合が多いです。

 

ハブを回しつつ、ハブボルトが抜ける箇所を探します。

 

ハブボルトを入れ込む

 

ハブボルトの入れ込み方も基本的には、ディスクブレーキと同じです。

 

1度でもやったことがあれば、締め込んでいく感覚でハブボルトが入り込んだか否かがわかると思いますが、不安な方はトルクレンチを使うのがおすすめです。

 

ホイールを締め込む際のトルクより、少しだけ高めに設定しておき、締め込んでやればハブボルトをネジ切るリスクは解消します。

 

ドラムブレーキの場合は、ハブボルトをセットしたらドラムカバーを戻してサイドブレーキを掛けます。

 

これで締め込めるので、ハブの空転を抑えることを考える必要は無いです。

 

締め込み終わったら…

 

ドラムカバーを外して、最後まで入り込んでいるかを確認して作業完了です。

 

まとめ

 

ハブボルトの交換は少し面倒ですが、それほど難しい作業ではありません。

 

注意するポイントは、ハブボルトが最後まで入り込んでいるかどうかを必ずチェックする点ぐらいです。

 

最後まで入り切っていない状態だと、ハブボルトが出てくる恐れがあるのでそこだけは注意して下さい。

 

それでもまだ作業に不安がある方には、こちらの動画がお勧めです。車屋さんの動画です。

 

 

それでは。

 

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