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ムーヴラテのロアアーム交換方法/ムーヴやタントも同じです。

  • 2021年2月28日
  • 2023年4月12日
  • L550

先日、通勤用に購入してきたムーヴラテ。悪路を走った際のゴトゴト音が酷いのでロアアーム交換です。

 

※無事ロアアーム交換にて、ゴトゴト音とおさらばしました。

 

この記事では、ムーヴラテ(l550)のロアアーム交換方法についてお話ししていきます。

 

l150やl350(ムーヴ、タント)も同じ作業内容ですので、参考になれば幸いです。

 

 

ロアアーム交換に必要な工具

 

  • スピンナーハンドル
  • 長めのエクステンション
  • ラチェット
  • ソケット(12、17ミリ)
  • メガネレンチ(17ミリ)

 

サスペンションメンバーのボルトを緩めるのに、長めのエクステンションが必要になりますのでそこだけ注意です。

 

 

あとは、ジャッキアップに必要なジャッキとリジットラックぐらいです。

 

ムーヴラテのロアアーム交換方法

ロアアームを交換する際の手順はこんな感じです。

 

  1. ジャッキアップ
  2. スタビリンクを外す
  3. ロアアームのボルトを全て緩める
  4. メンバーを下に下げる
  5. ロアアームを外す
  6. ロアアームを取り付ける

 

ジャッキアップに関しては、こちらの記事をご覧下さい。

 

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スタビリンクを外す

 

この手のダイハツ車は、ロアアームにスタビリンクが固定されるので、スタビリンクを外します。

 

※多分、前期の車両にはスタビリンクがありません。

 

ラテの前にl150のムーブカスタムを所有していたけど、スタビライザーはついていません。

 

 

裏側から、12ミリのディープソケットでナットを外すと外れます。

 

当然、左右を外さないとロアアームから引き抜くのは難しいです。

 

あと、ココで使用するソケットはディープソケットじゃ無いとキツイと思います。

 

ロアアームのボルトを全て緩める

 

メンバーを下げる前に、ロアアームを固定するボルトを全て緩めておきます。

 

※メンバーを下に下げる際に、大きな力をかけるとメンバーがゆらゆら。力が掛けにくいですからね。

 

ロアアームは3箇所で固定されています。全て17ミリです。

 

 

ナックルとの接続部分には、【Rピン】が刺さっているので、そちらを抜いてから作業です。

 

ここだけは、工具が入らないのでメガネレンチを使って外します。

 

あとは、タイロッドエンドプーラー(下の形状が良いよ)を使ってボールジョイントを切り離せばokです。

 

 

もし、タイロッドエンドプーラーが無かったり、持っているものが使えない場合は、ナックル側(ボールジョイントがハマっている所)をハンマーで数発殴ると外れます。

 

今回の作業のように、ロアアームを交換してしまう場合は、この手の工具も重宝したりします。

 

 

ナックルとボールジョイントの隙間に差し込み、ぶっ叩いて外す工具です。

 

※交換しない時には、お勧めしない。ブーツが破れるリスクが高いので。

 

メンバーを下に下げる

 

ここに関しては、有名な話なので知っている人も多いと思いますが、ダイハツ車のロアアームを固定するボルトはそのまま抜けません。

そのため、サスペンションメンバーを下に下げる必要があります。

 

ココに関しては、おそらくナットが外れてしまった際に、ボルトが落下するのを防ぐための上側から、ボルトが入っています。

 

メンバーを固定しているボルトを外したり、緩めるのですがその前にメンバーにジャッキを当てておきましょう。

 

まず1本はココ。

 

ロアアームにサービスホールが空いているので、そこから長めのエクステンションを使い、ボルトにアクセスします。

 

1度ボルトを全て外してしまって、5周ぐらいネジ山を掛けておくぐらいでokです。

 

そしたら、あと1本こちら側は完全に外します。

 

※ちなみに左右同時に同じことした方が、ボルトが外しやすいです。むしろ片側ずつだと外れないかも。

 

そしたら、この箇所に長めの棒を当てて、テコの原理でメンバーを下側に下げてやります。

 

そんなに力は必要ありません。必要なのは力よりもセンスの方だと思います。

 

そしたら、ボルトがスルッと抜けます。

 

 

ロアアームを外す

  • 左側 外したロアアーム
  • 右側 社外新品のロアアーム

 

ボルトが2本とボールジョイント部分が外せたら、ロアアームが摘出可能です。

 

ぱっと見はそこまで酷く無いと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

ドライバーを突っ込み、ゴムブッシュを伸ばしてやるとこの通りです。

 

 

余談だけど、先月ユーザー車検取得したロアアームです。

 

この記事でもお話ししましたが、ロアアームのブッシュはここまで酷くても車検通過します。※大体は。

 

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ロアアームを取り付ける

 

あとは逆の手順でロアアームを戻していけばokです。

 

車体後方側のボルトを左右入れたら、とりあえずメンバーも元に戻して…

 

  1. 車体前方側のボルト
  2. ナックル部分のボールジョイント
  3. スタビリンク

 

この手順で取り付け作業しました。

 

車体後方のボルトを入れたら、ロアアームを回すように前方側を入れやるイメージです。

 

 

今回はついでなので、リンクのブッシュを交換しています。

 

ちなみにこれ(ヤフーショッピングで1番安かった。)

 

 

正直、ここのブッシュの交換については、どちらでも良いかな。と言うのが本音です。※やってもやらなくても。

 

どうせなら、リンクもセットで交換するのが理想です。

 

 

足回りを締め込む際は、1G締めと言われる締め方をするのがセオリーですが、ジャッキとリジットラックだとどうしても面倒…

 

※ココに関しては、ブッシュ等の負担を最小限にするためです。

 

 

なので、ロアアーム等にジャッキを掛けて締め込むと良いかもしれません。

 

1Gを掛けた際と同じ位置までハブを持っていく前に、車体が浮いちゃうから、完全には…ですが。

 

まとめ

 

ロアアーム交換後は、悪路を走った際の【ゴトゴト音】が解消されて快適です。

 

10年以上経過した軽自動車での、ゴトゴト音の大半はロアアームにあります。

 

※絶対とは言いませんが。

 

ダイハツ車ではかなり稀なケースですが、ボールジョイントが抜け落ちて自走不可になるリスクもありますので、気になる方はお早目の交換を。

 

ロアアームを交換する際、アライメントのズレが起こります。※大幅に狂うかどうかは別として。

 

サスペンションメンバーの取り付け次第では、ハンドルセンターのズレが生じる場合もゼロではありません。そこは頭に入れておきましょう。

 

■今回使ったロアアーム

 

 

特別気になる点は今のところありませんが、今後も長く乗るであれば純正ロアアームを使う事をお勧めします。

 

それでは。

 

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