【DIY】ステアリングラックブーツの交換方法

  • 2021年6月15日
  • 2021年6月16日
  • 作業,

先日、通勤車をジャッキアップ中に発見してしまった。

 

ステアリングラックブーツが完全に切れてしまっています。

 

そこでこの記事では、ステアリングラックブーツの交換方法についてお話ししていきます。

 

基本的には、どの車の交換方法も同じですので参考になると思います。

 

 

必要な工具

 

  • スパナレンチ
  • モンキーレンチ
  • ラチェットとソケット
  • タイロッドエンドプーラー
  • プライヤー
  • タイラップ
  • ニッパー

 

工具サイズに関しては、車種ごと異なるので各々確認して下さい。

 

タイロッドエンドを外す必要があるので、タイロッドエンドプーラーが必要です。

 

 

ステアリングラックブーツの交換方法

 

ステアリングラックブーツの交換手順は以下の通りです。

 

  1. ジャッキアップ 
  2. ロックナットを緩める 
  3. タイロッドエンドを外す 
  4. タイロッドとエンドを切り離す 
  5. ステアリングラックブーツを外す 
  6. ボールジョイントを掃除する 
  7. 新しいグリスを塗る 
  8. ステアリングラックブーツを取り付ける 
  9. 全てを元に戻す

 

ジャッキアップとタイロッドエンドの外し方については、すでに別の記事で説明済みなので割愛します。※記事が凄い文字数になっちゃうから。

 

お手数掛けしますが、下記リンクをご覧ください。

 

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ロックナットを緩める

 

タイロッドエンドを外す前に、ロックナットを緩めておきます。

 

タイロッドエンドを外してからだと、力が掛けにくいためです。※出来ない訳じゃ無い。

 

忘れないうちに、緩めておくのがお勧めです。

 

タイロッドとエンドを切り離す

 

タイロッドエンドのテーパー部分を外したら、タイロッド側のネジ山からも外します。

 

タイロッドエンドがついたままでは、ラックエンドブーツを外すことも付けることも出来ません。

 

タイロッドエンドを外す前に、タイロッドエンドの位置が分かるようにネジ山を数えるなり、長さを測るなりしておくことをおすすめします。

 

タイロッドエンドのネジ山が何周噛んでいるかを数えるのが1番やりやすいかも。(10回転半とか。)

 

※こんなことしても、微妙なズレは生じますが…。あからさまにズレるリスクヘッジにはなります。

 

 

 

少しだけ余談ですが、タイロッドエンド側は外さずナックルに残した状態でも、交換作業は出来なくは無いです。

 

タイロッドエンドを付け直す際に、ネジ山をやっつける人もいるので、外すに越したことはありませんが…。

 

ステアリングラックブーツを外す

 

タイロッドエンドが外れると、ステアリングラックブーツを引き抜く事が可能になります。

 

手前側のバンドをプライヤー等で摘みながら外し、奥側のバンド(もしくはタイラップ)を切断。

 

これでステアリングラックブーツを引っ張り出せます。

 

奥側に関しては、針金で縛り付けている車もあれば、ドライブシャフトブーツのカシメ式のバンド、タイラップ固定などさまざまです。

 

ちなみに今回僕が作業した車はタイラップでした。

 

 

手前側のブーツは溝にハマり混んでいるため、少し抜けづらいですが、溝を超えてしまえばスムーズに外せます。

 

奥側はギアボックスの外周にハマっています。こちらも少し持ち上げるように外しておいてやったほうがスムーズです。

 

ボールジョイントの掃除

 

ステアリングラックブーツが外せたら、ボールジョイント部分を掃除してやります。

 

ブーツが敗れていた場合、砂が混じっている恐れがあります。

 

なるべく古いグリスは綺麗に拭き取ることをおすすめします。

 

パーツクリーナーを使用して、古いグリスを綺麗に流してやればOKです。ボールジョイントを回しつつ、ズラしつつ掃除をすると、綺麗に掃除可能です。

 

新しいグリスを塗る

 

使用するグリスは【リチウムグリス】です。ホームセンターならどこでも入手可能な、緑のイモムシみたいな容器に入っているコレ。

 

 

モリブデングリスを使用される方もいらっしゃいますが、リチウムグリスの使用でOKです。(むしろここにモリブデンは使わない。)

 

量に関しては、グリスがボールジョイントを1周覆えればOKです。

 

 

※途中から作業に飽きてだいぶ雑に塗ったけど、皆さんは丁寧に。(こんなに量いらない。)

 

ドライブシャフトみたいにグルグル高速回転する訳じゃ無いので、びっちり塗る必要は無いです。※説得力が無いですが。

 

ステアリングラックブーツを取り付ける

 

新しいグリスを塗り終えたら、あとは新しいステアリングラックブーツを取り付けて作業完了です。

 

今回使用したのは、【大野ゴム】のステアリングラックブーツです。

 

 

少しでも車の整備をする機会があれば、馴染み深いメーカーかもしれません。

 

新しいブーツは、少しタイロッドを通す際に通りにくいですが元の位置まで(溝)はめこみます。

 

 

奥側も同様に、ギアボックスの外出にキチンとハメておきます。

 

あとは、手前と奥側をバンドで固定したらOKです。

 

奥側に関しては、今回付属したバンドの構造が引っ張って締め上げ、ただ折り込むだけのクリップだったので、再びタイラップで固定してきます。

 

 

車種によっては、バンドを締め付けるスペースが十分になく作業しづらい場合も…

 

そんな時は、タイラップ固定でも問題無いと思います。(僕なら迷わずタイラップ)

 

カシメタイプのバンドを使う車なら、少し考えるかもしれませんが。

 

その辺は自己判断でお願いします。

 

 

よほど細いタイラップを使用しない限り、ここが切れることはないと思います。それでも不安なら、針金で固定するのがお勧めです。

 

大概の車は、ステアリングを切ってもラックエンドの伸び縮みのキャパを超えることは無いので、バンドがなくても外れることがないレベルです。

 

全てを元に戻す

 

ステアリングラックブーツを取り付けたら、あとは外していたタイロッドエンドを取り付け、固定してやれば作業完了です。

 

この時、タイロッドエンドは元あった場所(ネジ山の掛数)に戻します。

 

とは言え、サイドスリップのズレは免れないため、サイドスリップ調整をどこかで行ってもらうことをおすすめします。

 

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まとめ

 

ステアリングラックブーツの破れは、放置しているとガタの原因につながる恐れもあります。

 

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交換自体もそんなに難しい作業では無いし、部品代(ステアリングラックブーツ)も1000〜2000円前後です。

 

気が付いたら、早めの交換をおすすめします。

 

交換後は、サイドスリップ(アライメント)のズレが生じるため、調整が必要です。

 

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少しだけ余談ですが、せっかくタイロッドエンドを外すので、セットでエンド側のブーツ交換もやっておくことお勧めします。※ブーツの状態次第だけど。

 

タイロッドエンドブーツの金額は安いし、作業効率を考えれば劣化の状態次第で交換するのが理想です。

 

 

 

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ラックエンドを交換する前に、タイロッドエンドブーツの状態も確認しておきましょう。

 

それでは。

 

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