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油圧ジャッキの選び方【失敗しないために抑えるべきポイント】

 

これから油圧ジャッキの購入を検討しているのですが、何を基準に購入すれば良いですか?

 

先日、当サイトの読者さんよりこんな質問を頂きました。

 

あくまで個人的な主観ですが、僕が油圧ジャッキを選ぶ際にポイントにしている点をお話ししていきます。

 

※この記事を読んだら絶対に失敗しないとはお約束することは出来ないですが、少しでも失敗の確率を下げられたら幸いです。

 

 

油圧ジャッキの選び方

 

油圧ジャッキを購入する際、ポイントになるのが以下の5つです。

 

  • 最低高
  • 最高位
  • ジャッキ本体の高さ
  • 本体の重量
  • トン数

 

順番に簡単な説明を補足しておきます。

 

最低高と最高位

 

最低高は、油圧を抜いている時の高さ。最高位は油圧を目一杯掛けた時の高さです。

 

ローダウンしているユーザーなら、最低高が低い方が使い勝手が良いですが…

 

その反面、車を持ち上げられる高さが低くなってしまうデメリットもあります。

 

車のジャッキアップポイントから地面までの距離を測り、購入しようとしているジャッキが入るかどうかを確認しておくと良いです。

 

低床過ぎるジャッキを使うと、純正の車や車高が高めの車をジャッキアップする際、不便に感じる場面が出てくる恐れもあります。

 

その辺は、購入される方の使用用途次第です。

 

 

ジャッキ本体の高さ

 

ジャッキの可動する箇所の高さだけに目が行きがちですが、本体の高さも気にしておくと良いです。

 

特に、ガレージジャッキ(フロアジャッキ)を購入される方は余計に。

 

フロアジャッキを購入される方は、車体の中央部分でジャッキアップする機会も多いと思います。

 

 

そうなると、車によってサスペンションメンバーやデフまでの距離が遠く、ジャッキをまるごと車の下に潜らせるカタチになります。

 

この時、いくら先端部分の高さが低く作られているジャッキでも、本体側の厚みがあると思うように入らないことも多いです。

 

本体の重量

 

油圧ジャッキは、大きさや素材によって本体重量が大きく変わります。

 

重たいジャッキもあれば、軽いジャッキもある。

 

ネットで購入される方は特に、本体重量はチェックしておくことをおすすめします。

 

大きなフロアジャッキでも軽いジャッキが存在します。

 

ネットで買ったら思いのほか、重量が重すぎて不便…

 

こんな声を耳にすることも珍しくありません。

 

トン数

 

油圧ジャッキが持ち上げられるトン数もジャッキによって異なります。

 

  • 1.5トンジャッキ
  • 2トンジャッキ
  • 3トンジャッキ とかとか。

 

ジャッキアップする時に、車両の全重量をジャッキで支えるなんてことは99パーセントないので、ほとんどの自家用車は1.5トンジャッキで持ち上がります。

 

※物理的にかなり無理がある話。

 

しかしながら、トン数によってストローク量や油圧の掛かり方が異なるため、車によってはトン数も意識した方が良いです。

 

冬シーズンの始まりと終わりにタイヤ交換をするぐらいの使用頻度であれば、大概の車は1.5トンジャッキでもコト足ります。

 

※1.5トンジャッキだとコンパクトで場所も取らない点も含めてそっちの方が良いかもね。

 

しかしながら、DIYで車を整備したりサスペンション交換等をする場面があるのであれば、トン数も気にしておいた方が良いです。

 

あくまでも個人的な意見ですが…

 

軽自動車なら1.5トンでも良いですが、普通車クラスならコンパクトカーだろうとセダンだろうと、2トン以上のジャッキがおすすめ。

 

 

※今更1.5トンジャッキで軽自動車持ち上げるのも面倒だけども。

 

ちなみに僕は、コストコの3トンジャッキを使っています。(3トンジャッキはパワーがあってジャッキアップが楽でおすすめ。)

 

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※全ての3トンジャッキがそうとも限らないと思うけど。

 

油圧ジャッキの使いやすさは人によって異なる

 

油圧ジャッキの使いやすさは人によって異なります。

 

僕の場合は…

  • ほどほど低床(100ミリぐらい)
  • 少し重たいぐらいの重量

 

このぐらいのジャッキが幅広い車種には使いやすいです。

 

あまりにも軽いジャッキは、少し頼りない。重いぐらいのジャッキの方が安定感があって個人的には好きです。正直、僕の場合は持ち運びをするわけでは無いので、無闇に軽いジャッキを選ぶ理由もありません。

 

普段自分の車をジャッキアップする時には、低いジャッキの方が当然使いやすいんですが…

 

純正の車を持ち上げる時もあるし、純正に戻す場面もある。それに色々な車種をジャッキアップすることもあるので、あまりにも低すぎるジャッキだと逆に不便になるケースも出てきます。

 

※3種類ぐらいの高さが異なるガレージジャッキを使い分ければ良いんだけども、そんなに出番無し置き場に困る。

 

そんなこんなで、最低高はある程度で抑えてスロープありきでガレージジャッキを使用しています。

 

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自分がどんな使い方をするのかを考えて、先ほどお伝えしたポイントを1つずつチェックすると自分に合ったジャッキが見つかると思います。

 

まとめ

 

油圧ジャッキを購入する際は、以下の5つを抑えておくと失敗を防ぐ事が可能です。

 

  • 最低高
  • 最高位
  • ジャッキ本体の高さ
  • 本体の重量
  • トン数

 

正直なところ、初めて買うジャッキは使い勝手に満足出来ないこともあるかもしれません。

 

※どんなジャッキが使いやすいかは、使ってみないとわからない。

 

ちなみに僕が初めて購入した油圧ジャッキは、作業中のアシスタントになっています。(今は、車そのものを持ち上げることは無いです。)

 

 

人のジャッキを使うような場面があるのであれば、少し使いやすさを意識して使ってみると良いですね。

 

それでは。

 

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