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【エリシオン】トーコントロールアームの取り付け

リアアッパーアームの交換に伴い、トー調整のキャパが足りなくなります…

 

そこでトーコントロールアームを調整式に交換してやる必要があります。

 

この記事では、エリシオンのトーコントロールアーム(トーコン)の取り付けについてお話ししていきます。

 

 

 

必要な工具

  • スピンナーハンドル
  • ラチェット
  • ソケット(10、17、19ミリ)
  • スパナレンチ(10ミリ)

 

トーコンを固定するボルトは17ミリと19ミリです。

 

レベライザーを外す際に10ミリのソケットとスパナレンチが必要になるので、そちらの用意も必要です。(用意するような工具じゃないか。)

 

エリシオンにトーコントロールアーム取り付け

エリシオンのトーコントロールアームを交換する際の作業手順は以下の通りです。

 

  1. ジャッキアップする
  2. レベライザーを外す
  3. トーコントロールアームの取り付けボルトを外す
  4. ロアアームにジャッキを掛けてトーコンを外す
  5. 調整式のトーコントロールアームを取り付ける

 

ジャッキアップに関しては、こちらの記事をご覧下さい。

 

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順番に画像付きで解説していきます。

 

レベライザーを外す

 

助手席側(左側)のトーコントロールアームに、ヘッドライトのレベライザーのリンクが取り付けられています。

 

10ミリのソケットを使用して、取り外しておきます。

 

トーコントロールアーム側だけ外しておけばOKです。上側は取り付けられた状態のままで。

 

供回すると思うので、10ミリのスパナレンチで供回を抑えつつナットを回すだけですね。

 

トーコントロールアームの取り付けボルトを外す

 

  • 手前側 17ミリ
  • 奥側  19ミリ

 

どちらも供回の心配はありません。

 

手前側はボルトが固定されているので、ナットを緩めます。奥側はボルトが1本通っています。

 

ロアアームにジャッキを掛けてトーコンを外す

 

奥側と手前側のボルトナットを外したら、ロアアームにジャッキを掛けてトーコンを外します。

 

ハブの位置を持ち上げてやると、奥側がスルッと外せます。(車高次第では不用。)

 

もし、トーコンの奥側がなかなか抜けない時は、無理やり叩くのではなくハブの位置を持ち上げてやりましょう。

 

奥側がサスペンションメンバーのブラケットから外せたら、トーコンを横にズラすイメージで純正のトーコンが外せます。

 

 

必ず、奥側を外してから手前を外してやります。手間のボルトは抜けないため、そうしないとトーコントロールアームを外すことは出来ません…。

 

調整式のトーコントロールアームを取り付ける

あとは逆手順で調整式のトーコントロールアームを取り付けます。

 

手前のボルトにトーコントロールアームを通して、奥側のブラケットにはめ込みボルトを通す手順です。

 

 

この時、調整式のトーコントロールアームにも、レベライザーを固定するステーがあるので左右の適合に注意です

 

左右どちらのトーコントロールアームも、取り付け自体は出来てしまうので、レベライザーリンクの取り付けステーが目印です。

 

あとはボルトを本締めして、レベライザーリンクを固定すればOKです。

 

最後にトーコントロールアームの長さを調整してロックナットを締め込み作業完了です。

 

 

今回取り付けたのは、エリシオン用のクスコ製です。

 

 

調整式アームの取り付け時の注意点はこちらの記事にまとめてあります。不安要素がある方はこちらも合わせてチェックすることをおすすめします。※ターンバックルによる取り付け時の注意点とか。

 

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一度でも調整式(ターンバックル)のアームを取り付けしたことがある方は大丈夫だと思います。

 

まとめ

 

特にボルト類の脱着に苦戦することなく、スムーズにトーコントロールアームの交換が可能です。

 

ローダウンやキャンバー調整をすると、リアのトーが取りきれなくなるので早めの取り付けをおすすめします。

エリシオンのトーコントロールアームの取り付け部分は偏心カムボルトが採用されていないため、調整式に交換してやらないとトー調整が出来ません…。

 

※ロアアームの偏心カムを使えば出来ないことも無いけど、キャンバー角やホイールの出ズラが変わってしまいます。

 

尚、トーコントロールアームは調整式に交換しても、そのまま車検に通す事が可能です。

 

 

 

それでは。

 

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