100V溶接機のコツ【購入したけど、上手く溶接出来ないあなたにアドバイス。】

  • 2022年2月22日
  • 2022年2月22日
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僕もYOTUKAの100V溶接機を購入したのですが、なかなか思うように溶接が出来ません…。コツがあれば伝授して頂けないでしょうか?

 

先日、当サイトの読者様より、こんな質問を頂きました。

 

そこでこの記事では、100V溶接機のコツについてお話していきます。※あくまでも独学(体験)を元のお話するので、100%正しい情報とは限りません。

 

100V溶接機を購入したけど、なんか上手く溶接出来ない人向けの記事です。ある程度使いこなせている人には、あまり参考にならないと思います。

 

 

100V溶接機のコツ

 

100V溶接機のコツは以下の6つです。

 

  • 塗装やメッキ、表面皮膜を削る
  • 後退法で溶接をする
  • ウィービングをする
  • 両手で溶接する
  • トーチをゆっくり動かす
  • ガラスの遮光度を下げる

 

順番にお話していきます。

 

塗装やメッキ、表面皮膜を削る

 

溶接をする際には、当たり前の事ですが、メッキや表面皮膜を削り取らずとも、とりあえず溶接出来てしまうためそのまま溶接をする人もいると思います。

 

特に、ホームセンター等で扱われているステーや単管等のメッキは薄いため削らなくても溶接が可能ですが、必ず表面を削ってやり、金属面をむき出しにしてから溶接を始めましょう。

 

これをやるか否かで、溶接の仕上がりが大きく変わります。

 

溶接する面はもちろんですが、アースを取る(クリップの取り付け部分)位置の表面も削っておきましょう。100Vの溶接では、些細な抵抗でも大きな影響を受けるので注意しておいた方が、うまく溶接が可能になります。

 

後退法で溶接をする

 

半自動溶接では、【前進法】と【後退法】と呼ばれる溶接方法があります。

 

これはやっていくうちで感じたことですが、100Vの溶接機では【後退法】で溶接した方が綺麗に溶接が可能です。

 

  • 前進法はトーチを右から左へ。
  • 後退法はトーチを左から右へ。

 

※左利きの場合は逆になります。

 

後退法で溶接すると、溶接する面がトーチに隠れて見え難く溶接しにくい一面をあるのですが、実際に溶接をしていく中で、メリットの方が勝ると気が付いてからは、後退法で溶接することがほとんどです。

 

後退法で溶接することで、以下のメリットがあります。

  • スパッタの量を減らせる
  • 溶接ビートの余盛が高くなる
  • 溶け込みが深くなる

 

※これは会社の半自動溶接工程で働く人から聞きました。

 

200Vの溶接であれば、場面に応じて使い分けると思うのですが、100vの溶接条件だと後退法で溶接してあげた方が、綺麗な溶接がしやすいです。

 

フラックスワイヤーはスパッタが出やすいので、そこをリカバリーしつつ、小さい電流で深い溶け込みをさせかつビート面を大きく。

 

これはあくまでも、僕自身がこの2年ほど100V溶接機を扱ってきた体験談みたいなもので、これが正解かどうかは分かりませんが…。

 

ウィービングをする

100V溶接をする際には、ウィービングをする癖をつけておくと、上手に溶接が可能です。

 

ウィービングと言ってもトーチを【の】の字に動かしながら溶接をしていくだけです。

 

それに加えて、100V溶接でもそこそこ幅のあるビート外観に仕上がります。どうしても100Vの溶接機でトーチを淡々と動かして溶接してしまうと、細く情けないビートになりがち…。

 

そこが大幅に改善するのでおすすめです。

 

 

ちなみに上の画像の溶接のように仕上げるには、溶接する面同士をガッツリテーパーに削って溶接してやると、このような仕上がりになります。(開先ってやつです。)それに加えて、のの字の感覚を狭く(細かく)描いてやるのも上のような仕上がりを作るコツです。

 

【の】の字を書くようにトーチを動かすウィービングに加えて、トーチを前後に動かす【前後ウィービング】という方法もあります。

 

イメージとしては、トーチを5ミリ動かしたら半分戻ってまた5ミリ進む感じです。反復しながらトーチを進めていく方法です。

 

  • 上側 前後ウィービング
  • 下側 ウィービング(のの字)

 

こちらの隅肉溶接も、前後ウィービングをしながら溶接しています。

 

 

これらをもっと上手く使いこなすと、100Vの溶接機でも鱗のようなビート外観に仕上がると思います。(僕にはまだまだ無理な領域ですが…。)

 

両手で溶接する

100Vの溶接機を購入した際についてきたお面を使うと、どうしも片手がお面に取られてしまいます。片手で綺麗に溶接が出来れば良いですが、どうしても上手く出来ないのであれば、両手で溶接することをお勧めします。

 

付属のお面は使わずに、ネットショッピング等でゴーグルタイプのものを購入すると安く済みます。

 

 

両手で溶接すると、トーチの動きに安定感が出るので綺麗な溶接になります。

 

たまにしか溶接しないから、わざわざ購入するのはちょっと…。

 

そんな方は、トーチを持つ手を体のどこかに当てるようにしながら、溶接するのも1つのコツです。僕は付属のお面で溶接しているので、トーチを持つ手を右足に当てつつ体を動かすようにトーチを移動させて溶接しています。

 

 

このように溶接するようになってから、ビートがまっすぐ走るようになりました。

 

初めの頃は、手だけを動かして溶接していたので、ビートがもっとうねうねでしたね…。

 

トーチをゆっくり動かす

 

どうしても溶接中焦ってトーチの動きが早くなりがちですが、100Vの溶接をする際には、なるべくトーチをゆっくり動かすように溶接すると、ビートの見た目も溶け込みも上手くいきます。

 

もし、電流が高めに設定していて、ゆっくり動かすと穴が開くような場合なら、少し電流を下げてでもトーチの動かす速度を下げてやるのも上手く溶接する1つのコツです。

 

あくまでも実体験の話ですが、溶接機を購入したての頃よりも、今の溶接の方がトーチを動かす速度が遅くなりました。

 

焦らずゆっくりトーチを動かせるようになってから、溶接が綺麗に出来るようになった気がします。

 

ガラスの遮光度を下げる

 

最後は直接溶接に関わることではありませんが、100V溶接機を上手に扱うためには欠かせないコツの1つです。

 

付属品のガラスの遮光度を確認したのち、もし遮光度が高いガラスが付属している場合は、遮光度を下げてやることで溶接している面が見やすくなり、溶接が上達します。

 

僕自身、200vの溶接機も会社で時々使うことがあったのですが、100V溶接機を使ってみると、溶接面が全然綺麗に見ない…。自分がどこを溶接しているか分からず、溶接したいラインを大幅に逸れてしまうことも度々…。

 

200Vだともっとちゃんと見えるけど、100Vは光が弱いから見えないのかな…。なんて思っていたのですが、ガラスの遮光度が高過ぎたせいでした。

 

お面に付いているガラスの遮光度には色々段階があり…

  • 付属品 ♯10
  • 100V      ♯8

 

30A〜75Aの溶接の場合、遮光度は【♯8】が適正数値のようで、♯8の遮光度に変えてからびっくりするぐらい溶接面が鮮明に見えるように、溶接の仕上がりが一気に上達しました。

 

 

何というか、ど素人らしい気が付きでお恥ずかしい限りですが…。

 

今使っているガラスの遮光度を一度調べてみるなり、確認が取れないのであれば一度【♯8】もしくは【♯9】のガラスに交換して溶接してみることをお勧めします。

 

ここまでお話した5つ関しては、コツを掴むまですぐに上達の糸口になるか分りませんが、この遮光度の問題に関しては、すぐに結果が現れると思います。(もし、溶接面がいまいち見えていないのなら。)

 

まとめ

 

僕自身が100Vの溶接機で溶接する際、感じるコツはここで紹介した6つです。

 

  • 塗装やメッキ、表面皮膜を削る
  • 後退法で溶接をする
  • ウィービングをする
  • 両手で溶接する
  • トーチをゆっくり動かす
  • ガラスの遮光度を下げる

 

もっとも今すぐに効果が出るのは、ガラスの遮光度を下げること…。笑

 

もし溶接している最中の溶接面がよく見えていない場合は、兎にも角にもガラスの交換から始めることを強くお勧めします。溶接する部分や溶けている様子が見えていないとお話になりません。

 

 

技量に直結する点だと、後退法を使って溶接する点とウィービングもすぐに試してもらいたい点になります。

 

僕自身の溶接がちっとも上手くないので、こんなことを書いていてアホらしくなりますが、この記事を読んでくれた方の溶接が少しでも上達してくれると嬉しい限りです。

 

それでは。

 

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