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【モンキー】フロントフォークのバネカットのやり方

モンキーの製作にあたり、フロントの車高がノーマル長なのでローダウンしていきます。

 

そこでこの記事では、モンキーのフロントフォークのバネカット方法についてお話ししてきます。

 

ダックスやシャリーも同じ要領で作業可能です。

 

 

用意する工具

 

  • グラインダー
  • モンキーレンチ
  • 貫通マイナスドライバー
  • ハンマー

 

スプリングホルダーを外すのに、モンキーレンチとマイナスドライバーを使用します。

 

【モンキー】フロントのバネカット方法

 

フロントのアウターからインナーチューブをゴッソリ外せたら、以下の手順で作業します。

 

  1. スプリングホルダーを外す
  2. カットする位置に印を付ける
  3. スプリングをカットする
  4. ホルダーを元に戻す

 

順番に画像付きで解説していきます。

 

スプリングホルダーを外す

 

まず始めに、スプリングホルダーをスプリングから外します。

 

ホルダーにモンキーレンチを掛けて回すだけなのですが、経験上なかなかすんなりは外れないのが現実です…。

 

そこで、上の画像のように、ホルダーにモンキーレンチを掛けた状態で、スプリングの切れ端を貫通のマイナスドライバーで叩いて緩めてやります。

 

ある程度叩いてやると、スプリングが緩むと思いますので、あとは手でスプリングを回すと簡単にホルダーからスプリングが外せると思います。

 

 

今回、特に下側のホルダーには無いもしないので、下側は外しません。

 

カットする位置に印を付ける

 

スプリングホルダーが外せたら、あとはカットする位置に印を付けてやります。

 

ここは自分が車高を下げたい分、カットするのでメジャー等を使って距離を測りながら、かつ左右が同じ長さになるように印を付けておきましょう。

 

左右の長さが変わると、アクスルシャフトが入らなくなってしまいますので注意。

 

スプリングをカットする

 

スプリングのカット位置に印を付けたら、あとはグラインダーを使用し、スプリングをカットしてやるだけです。

 

この時、スプリングをカットする位置は、現状の切り端と全く同じ位置でカットするようにします。そうしないと、スプリングホルダーを取り付けた際に、ホルダーの向きが変わり、アウターに入らなくなってしまいます。

 

ホルダー側とアウター側に同じ形状の切掛けがあり、上手くハマるようになっています。

 

正確には入るのですが、アクスルシャフトを通す穴の向きが合わなくなってしまいます。

 

スプリングをカットしたあとは、断面を平らに削っておきます。これをやらないと、スプリングが綺麗に入りきらないです。

 

 

失敗したら新しいスプリングを購入するまでです。

 

 

ホルダーを元に戻す

 

スプリングのカットが終わったら、あとはスプリングをホルダーに戻せば作業完了です。

 

この時、以下の2点に注意です。

 

  • ホルダーの向きは合っているか?
  • 左右の長さが均等化?

 

ここが合っていないと、車体に戻した際にホイールの固定が出来なくなってしまいます(シャフトが通せない)ので、必ず確認しておきましょう。

 

今回のダウン量は、上側のホルダーに付いているバンプラバーを撤去し、ホルダー本体と下側のバンプラバーが完全に密着するように車高を下げました。

 

ゴムのたわみ分だけストロークする仕様です。

 

まだ仮組みすらままらない状態で作業しているので、微調整が入るかも…。

 

ストローク量を稼ぎたいならホルダーをカットするなり、ショートタイプに交換すれば解決です。

 

 

まとめ

 

ダストブーツがぺちゃんこになるぐらい車高が下がりまし下がりましたね〜。次はアウターカットも行います。

 

スプリングをホルダーから外すのが一番大変かも…。

 

ホルダーからスプリングが外せてしまえば、あとはカットするだけなので比較的簡単です。

 

スプリングをカットする際には、カット断面がカット前と同じ位置に来るようにすることと、左右の長さを確実に合わせることだけは注意して下さい。

 

加えて、カット完了後ホルダーに戻した際には、アウター側の形状を確認しつつ、ホルダーの向きは正しいか?これも忘れずに確認しておきましょう。

 

もし自分で出来ないようなら、元々短い物に交換してしまうのも1つの手ですね。

 

 

アウターカットの方法はこちらの記事で詳しく解説しています。

 

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それでは。

 

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