今となってリアホイールのワイド化は主流になっている定番カスタムの1つですね!ミニバイクに5.5jのホイールを装着する事で一段と迫力がでて魅力的なカスタムです。
ワイド化をするにあたり避けては通れないのが、チェーンラインのオフセットですね。
ホイールが太くするあたってドライブチェーンを外にオフセットしてやる必要があります。他にもやらなくてはいけない事もありますが、そんなに大変な作業ではありません。
コストを抑える為に行った大きなポイントもお話しますので最後までチェックしてみて下さいね。
ワイド化に必要なパーツ
- モトラハブ
- スイングアーム(ブースターズスマイリー)
- カウンターサポート(水野板金)
- カウンターシャフト延長キット(GMモト)
- ホイール(5.5j・Gクラフト)
僕がダックスのリアホイールをワイド化するにあたって使用したパーツはこちらです。
近年は、モトラの純正リアハブがかなり価格高騰しているため、ダックスやシャリーの純正ハブにGクラフトや水野板金さんの20mmオフセットスペーサーの使用も候補の1つにになるかと思います。
同様にシャリーもこのパーツでワイド化が可能です。僕のリアワイド化で大きなポイントはエンジン側のチェーンラインの出し方です。
多分あまりやっている人は居ないかもしれません。その話は後ほど詳しく説明致します。
ワイド化に必要な知識
リアのホイールを太くする為に最低限必要な改造箇所は大きく2つです。
- スイングアームのワイド化
- チェーンラインのオフセット(20ミリ)
ホイールが太くなれば当然純正幅のスイングアームではホイールが入りません。
そのためスイングアームをワイドのものに交換する必要があります。
メーカーから社外品もありますが、純正形状が良い!という方はヤフオクなどで『シャリー ワイド』『ダックス ワイド』で検索すると出品されている場合がありますのでチェックですね!
ホイールが太くなる事でバイクが走る為には必要不可欠なドライブチェーンを外にオフセットする必要があります。
- 5.5j6j 20ミリオフセット
- 7j 27ミリオフセット
オフセット量に関しては、きっちりリアホイールのセンターが出ていれば、ダックスとシャリーのホイールは基本的には、センターオフセットになりますので、エンジン側とリアハブ側のスプロケットを同じ量だけオフセットしてやればOKです。
コストを抑える為のポイント
僕がリアのワイド化においてコストを削減した大きなポイントはフロントのオフセットにあります。
多くの人はGクラフトなどの20ミリオフセットスプロケットを使用すると思います。
これがま〜高い。スプロケットごときにこんなお金出せません。
最近は、安物のカウンターサポートとスプロケットのセットが多く出回っていますが…。
消耗品だし、5.5jを組む際にまだスプロケットのセッティングは出していなかったという事もあり、スプロケットの丁数が選べなかったのも1つ。
そこで僕はカウンターシャフトを延長する事にしました。
カウンターシャフトを延長する事で、通常の(今まで使っていた)スプロケットを使う事が可能になりました。
カウンターシャフトの延長というとjazz50のミッションを組むのが一般的(jazz50のカウンターシャフトは20ミリ長い)ですが、これではコスパは良くありませんよね。
だってミッションを交換する為にはエンジンをバラさなければならないし、既に組み込み済みのスペシャルクラッチも交換になります…
そこで僕はコチラを導入しました。これはGMモトから出ている20ミリオフセットキットの補修部品になります。
GMモトからキットを購入してもいいですが、仕上がりが安っぽくなってしまう為、カウンターサポートは水野板金製を使いたい。
そんな理由からシャフト延長のリペア品を取り付けました。
これを付ける事で『jazz用』のカウンターサポートが取り付け可能になります。
商品画像にはカウンターサポートも写っていますがこちらは写真左の黒い部品のみ。これがシャフトを延長する部品です。
これでエンジンもバラす事なく、Gクラフトの高いオフセットスプロケットを買うこと無くエンジン側のチェーンラインを20ミリオフセットする事が可能です。
水野板金製のjazz用カウンターサポートもバッチリ装着可能。側から見ればjazz用ミッションを組み込んでいるのかな?そんな見た目です。個人的には、この方がカウンターサポートのベアリングが小径で済みますので、見た目がスマートかなと思います。

タイヤサイズの選定
タイヤサイズは好みによって変わってくると思いますが、王道に『引っ張りタイヤ』でいくのであれば、5.5j〜6jは『90/90-10』を引っ張るとカッコよく仕上がります。
ダックス・シャリーに使うホイールは合わせてホイールでチューブを入れてタイヤに空気をはるため、簡単にビートを上げる事が可能です。
僕はガソリンスタンドのエアーを使って組みました。
王道ですが僕が選んだタイヤはミシュラン S1 90/90-10このタイヤがきれいな引っ張りタイヤに仕上げてくれます。
ちなみに80/90-10も組み込んだ事がありますが、問題なく装着可能です。
コツとしては、ビートがホイールの端まで届くまではエアーをぱんぱんに張り、後からエアー圧を抜いてやればオッケーです!
6jに80/90-10を組み込んだ際は一度6キロまでエアーを張り、ビートを届かせてから3キロまで圧を下げて走っていました。

タイヤが馴染んでくればもう少し低くエアー圧を設定しても問題無いと思います。
気になる予算
リアのワイドホイール化にはお金が掛かるイメージが強い見たいです…そこで僕が5.5jを装着する為にいくらお金が掛かったのか簡単に計算してみます!
- ホイール(Gクラフト) 1万5000円
- カウンターサポート 1万6000円
- モトラ純正ハブ 1万2000円
- カウンターシャフト延長 2000円
- スイングアーム純正加工 2万円
合計6万5000円です。計算してみると思ってた以上のお金が飛んでいた事に気がつきました…。
※だいぶ昔に揃えた部品の値段なので、今はこの値段でワイド化は無理ですね….。泣
まとめ
一見難しそうに感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際やってみると大した作業ではありません。
リアのホイールが太くなるだけで愛車は見違えるようにカッコよくなりますよ〜。リアから見た姿は迫力満点です。
是非チャレンジしてみて下さいね。それでは。
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