友人からの依頼で、ムーヴコンテのロアアーム交換作業を行いました。
そこでこの記事では、ムーヴコンテのロアアーム交換方法や使用する工具について紹介していきます。
今回、ロアアームがダメになって交換ではなく、延長ロアアームの組み付けですが、純正ロアアームから純正ロアアームに交換する場合も同様の作業内容です。
使用する工具
- スピンナーハンドル
- ラチェット
- ソケット(14,17ミリ)
- メガネレンチ(17ミリ)
- エクステンションバー
- ラジオペンチ
- ハンマー
本来であれば、ロアアームのボールジョイント部分の脱着には、プーラーを使用するのがセオリーですが、この車の場合はプーラーを入れるスペースが狭いので、ハンマー叩いて外しています。
【ムーヴコンテ(L575S)】ロアアームの交換
作業手順は以下の通りです。
- ジャッキアップする
- ボールジョイントのRピンを外す
- ロアアームの固定ボルト2本を緩める
- ボールジョイントのナットを緩める
- ボールジョイントを外す
- ロアアームを外して付け替える
ロアアームを固定しているボルトは2本とボールジョイント部分のナット1個になります。
ボールジョイント部分だけは、ソケットが入りませんので、メガネレンチで外します。そこまでスペースが狭いわけじゃないので、一般的なメガネレンチでアクセス可能です。
ボールジョイントのナットを少し緩めたら、ジョイントがハマっているブラケット部分を真横からハンマーで数発叩いてやると、衝撃によってボールジョイントのテーパー部分が外せます。
正しい外し方は、これなんですけどね…。いかんせん、ボルトの頭とドライブシャフトブーツが近過ぎて(画像はN-ONE)
ハンドルを切った状態で作業すると、ハンマーで叩きやすいです。
そうすると、こんな感じで、ロアアームが取り外し可能です。(画像は運転席側)
取り付け時には逆の手順で作業可能です。
ボールジョイント部分のナットを締め付ける際には、ロアアームの下側からジャッキを使用し、ボールジョイント部分のテーパーを食い込ませた状態で締めてやると、スムーズにナットを固定できます。
ジャッキを使用して、テーパー部分を押し込んでやった状態じゃないと、ジョイントが供回りしてナットを締め付けが出来ない場合がありますので、確実にこの方法で締め込むことをお勧めします。
運転席側に関しては、何も問題なくスムーズに作業可能ですが、助手席側に関してはオイルパンが邪魔でボルトが1本抜けません…。
そのため、サスペンションメンバーをズラしつつ、ミッションを少しだけ持ち上げながらの作業になります。過去に一度詳しく解説していますので、こちらの記事をご覧下さい。
まとめ
慣れている人がスムーズに作業する場合は、運転席側で10分〜15分。助手席側で30分程度の作業内容ですが、助手席側のボルトを抜くのに苦戦するとかなり時間を要する作業かと思います。
少しでも不安であれば、車屋さん等に作業を依頼することをお勧めします。
この記事に書いている内容が理解出来れば、初めての作業でも何ら問題は無いかと思います。(かなり端折って書いているので、もっと細かい説明が欲しい方は、こちらの記事をご覧下さい…。)
それでは。
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