モンキーのインナーフォークをローダウンタイプに交換したいのですが、どうやってインナーフォークを分解すれば良いのかイマイチ分かりません。分解方法を解説して頂けないでしょうか?
先日このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーのインナーフォークの分解・交換方法について紹介していきます。
初期型フォークのダックスやシャリーのインナー交換も同じ方法で作業が可能です。
使用する工具
モンキーのインナーフォークを分解する際に必要な工具は以下の2つだけです。
- ピンポンチ 4mm
- ハンマー
※5Lモンキーに関しては、アウターフォークからインナーフォークを外す際に、スナップリング外しが必要になります。
ピンポンチのサイズは、4mm。1本からでも購入可能で、他に使い道がなくとも作業前に用意することをお勧めします。これがあると超簡単に分解が可能です。
もしピンを新たに用意するというのあれば、こちらの商品を購入したらピンを抜くためのピンが付属してきますので、ピンポンチの用意は不要ですね。
インナーフォークの分解・交換方法
車体からインナーフォークを取り外したら、あとはインナーチューブとスプリングホルダーを固定してるピンをピンポンチで叩いて外してやれば、スプリング部分とインナーチューブの分解が可能です。
下の画像のように、固定ピンの下を空洞にした状態でピンポンチをあてがい、ハンマーで叩くだけ。
※中古で購入したフロントフォークに組み付けてあった純正のインナーチューブですが、ピンの部分が削ってありますね…。過去に誰か分解歴がある部品ですね。
ピンが抜けると、スプリングホルダー部分がインナーチューブから抜けますので、ブッシュがダストブーツ類の部品を取り外すことが可能です。
組み付けは再度、固定ピンをハンマーとピンポンチで打ち込んでやればOKです。
これでインナーチューブの交換が可能です。
今回分解したインナーフォークは4L用なのでありませんでしたが、5Lモンキーの場合は、ピン部分にピストンスライドパイプという部品があります。脱着時に割れることがありますので、万が一のことを考え、作業前に予備を用意しておくのも得策です。
ピンは何事もなければ、そのまま再利用できますが、不安であれば安い部品ですので用意しておくことをお勧めします。
まとめ
モンキーのインナーフォークを分解する方法は、ピンポンチでスプリングピンを叩いて抜いてやれば、インナーフォークの部品が全て分解可能です。
- インナーブーツを交換する
- インナーチューブを交換する
- パイプガイドを交換する などなど
これらの作業をする際に、必要になる作業で、モンキーに乗っていれば分解が必要になる場面も出てくるかと思います。
ピンポンチ無しで作業したこともありますが、ピンポンチがあるか否かで作業時間を大幅に変わりますので、確実に用意しておくことをお勧めします。4mm単体で購入したらいくらもしない工具ですからね。
僕はセットで持っていますが、正直ピンポンチは車やバイクではそれほど使用しないので、単体の購入で十分かな?というのが本音です。
それでは。
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