モンキーに武川のスペシャルクラッチを組み付けたのですが、クラッチが切れません…。スペクラを組んでクラッチが切れない原因は何だと思いますか?もし分かれば教えて頂けると嬉しいです。
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、武川のスペシャルクラッチを組み付けたけど、クラッチが切れない際の原因についてお話ししていきます。
【スペクラ】クラッチが切れない原因
モンキーに武川さんのスペシャルクラッチを組み付けて、クラッチが切れない原因は、以下の2つです。
- クラッチアームの組み付けミス
- クラッチ本体の組み付けミス
クラッチアームの組み付けミス
スペシャルクラッチのクラッチアームを取り付ける際には、クラッチアーム取り付け部の、シャフトを目一杯右側に回した状態で取り付け、そこからワイヤーの張り調整を行います。
つまり、クラッチカバーの内側に取り付けてある、クラッチ本体を押し込むパーツが、クラッチ側に接触している状態にしてからアームを取り付けると言うことです。
この状態にしてから、アームを組み付けないとクラッチワイヤーを引っ張ってアームを稼働させても、クラッチが切れるまでクラッチ板を押し込むことが出来ず、クラッチが切れない状態に。
※レバーを握っても、クラッチ板を押せない・完全に押し切れてない状態になります。
また、純正クラッチや一次側クラッチと比較すると、かなりクラッチを握った時の感覚は硬いです。初めてスペシャルクラッチを組み付けてみて、レバーを握った感覚にあまり硬い印象を抱かない場合は、ワイヤーの張りがそもそも甘いと言う可能性も。
クラッチ本体の組み付けミス
クラッチアームの取り付けとワイヤーの調整をしても尚、クラッチが切れない場合に関しては、おそらくクラッチ内部の組み付け不良かと思います。
これまで、5.6台武川さんのスペシャルクラッチキットを組み付けてきましたが、クラッチが切れない症状が出たことは一度もありません…。
もう一度、クラッチカバーを開けてクラッチ周りの部品が正しく組み付けられているか?確認することをお勧めします。
- ワッシャーの位置
- ベアリングの位置
- 純正流用パーツが組み付けられているか?
- クラッチディスク・プレートの組み付け手順は正しいか?
やったことが無いのでわかりませんが、クランクシャフト部分に取り付ける純正のカラーを入れないで組み付けちゃうと、ドライブギアとクラッチアウター側のギアが上手く噛み合わず、クラッチが切れないかも?
兎にも角にも、再度クラッチ周り全ての組み付けが正しいか確認してみて下さい。
まとめ
モンキーにスペクラを組み付けて、クラッチが切れない状態になる場合は、クラッチアームの取り付けミスかクラッチ本体側の組み付けミスかのどちらかかと思います。
- クラッチアームの組み付けミス
- クラッチ本体の組み付けミス
もしくは、クラッチワイヤーの張り調整ミスか。
純正クラッチや一次側の強化クラッチと比較すると、かなり握る際の感覚が重たく感じます。文面で説明するのは難しいですが、一次側と比べると、もう一段階押し込む感じ。
クラッチレバーを握った感触に重たさをあまり感じなかった場合は、ワイヤーの張りが甘いだけかもしれませんので、そちらも確認してみて下さい。
かなり多くの人は、初めてスペシャルクラッチのレバーを握った時の感覚としては、こんなに重いの?と言う感想が多いです。慣れちゃえばどうってことない度合いですけども…。
それでは。
▪️関連記事はこちら