モンキーのエンジンを乗せ変える場合は、そのエンジンの車種と同じハーネス(配線)を用意する必要がありますか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーのエンジンを乗せ変える際には、配線はどうすれば良いのか?というテーマでお話ししていきます。
【モンキー】エンジン乗せ替え時の配線について
モンキーのエンジンを乗せ変える際には、同じエンジンと同じハーネスを使用するのが最も手っ取り早いですが、ハーネスはそのままで、ジェネレーター部分の配線だけを加工して使用することも可能です。
使用しているハーネスと乗せ変えるエンジンの点火方式が同じであれば、車種にもよりますが、カプラーの形状が異なる程度の違いですので、カプラーを組み替えたら、今使用しているハーネスのまま使用することが可能です。
ちなみに僕のモンキーのハーネスは、jazz50の純正ハーネスを使用しています。
理由は、ジャズの純正ハーネスが安かったから。エンジンもジャズなのですが、アウターローターはモンキー用ですので、ジャズのハーネスにモンキーのエンジンを組み合わせている状態。
- エンジンはモンキー
- ハーネスはジャズ
年式によって、微妙に配線の色が異なる場合がありますので、ホンダの配線色を調べながら、エンジン側とハーネス側の配線を接続してやれば、エンジンと異なるハーネスを使用していても、問題なく火が飛びエンジン始動が可能です。
自分のモンキーは、全てギボシ端子で接続してしまっている状態ですが、本来ならカプラーを用意して、ワンタッチで全ての配線を接続できた方が今後のことを考えると楽で良いかと思います。
今は、インナーローターを組んでいるので、配線が2本しかないから、ギボシ端子でも全然不便じゃないんですけどね。
点火方式が異なる場合は、ハーネスごと移植が手っ取り早い
点火タイミングが同じエンジンとハーネスの組み合わせであれば、同じ色(役割)の配線を接続し直すだけで良いのでそれほど難しい話でもありませんが、点火タイミングが異なるもの同士を組み合わせようとすると、話が少し変わります。
- ポイント点火
- CDI点火
エンジンとハーネスでそれぞれ別の点火方式を組み合わせる場合に関しては、新たに線を引き直したり手直しが必要になってくるため、この記事に辿り着くぐらいの人であれば、苦戦することは間違いないかと思います。
高校生の時に、シャリー純正ハーネス(CDI点火)に6Vモンキーのエンジン(ポイント点火)を組み合わせていましたが、知り合いのバイク屋さんにハーネスを作り替えてもらって使用しておりました…。
ハーネスとエンジン側の点火方式が異なるケースにおいては、6Vモンキーに12Vエンジンを乗せる方が多いかと勝手に予想します。この場合であれば、手っ取り早く12Vモンキー用のハーネスを購入して乗せ替えしてしまうことを強くお勧めします。
6Vモンキーのハーネスは年数も経っているし、中の動線も細いし…。これを機に変えておけば、作業の時短に加えて、予期せぬトラブル防止にもなるので一石二鳥かと個人的には思います。
どうしてもハーネスをそのまま使用したいというのであれば、CDIを購入してきて配線を用意して、CDIを割り込ませてやれば、6Vモンキーのハーネスでも12Vエンジンが使えます。
※ハーネスを加工するも良いし、ハーネスをそっくり入れ替えるも良いし。どっちが正解は人それぞれ異なるのでなんとも言えませんけど。
使ったことがあるわけではないので、お勧めまではしませんが、6Vモンキーのハーネスを12Vモンキーエンジンに接続するための変換ハーネスが田中商会さんから出ているみたいです。
コレ買って、CDI用意したらそのまま簡単にいけるかもしれませんね。
まとめ
点火方式がハーネスと乗せ変えるエンジンで一致していれば、ハーネス側とエンジン側(ジェネレーター側)のカプラー形状が異なるぐらいで、使用している配線(役割)は同じものになりますので、カプラーを新たに組み直すなり、ギボシ端子を使用して、接続するだけでエンジン始動が可能になります。
ポイント点火とCDI点火を組み合わせる場合には、新たに配線を作り替える必要があるため、少々厄介です。
配線に詳しいのでれば、加工してやれば使えるようになるので、それでもOKですが、そうでない方に関してはエンジンとハーネスを合わせてやるのが手っ取り早いかと思います。
多分、苦戦する。
6Vモンキーのハーネスに、12Vエンジンを積むようの変換ハーネスが出てましたので、コレ使ったら誰でも簡単にハーネスの変換が可能かもしれません。
それでは。
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