ダックスのハブを固定しているボルトが純正ナットではなく、対辺14ミリのボルトにて固定されているようですが、これは何のボルトを使用しているのですか?
このような質問を頂いたことが…。
そこでこの記事では、ダックスやシャリーのハブを固定するための、対辺14ミリのボルトやナット(袋ナット)について紹介していきます。
この問題は、インチネジを購入するという選択をすることで簡単に解決します。
ハブ固定用の対辺14ミリのボルトとナット
ダックスやシャリーのハブを固定する箇所のボルトは、ハブの形状的に対辺14ミリのナットを使用する必要があります。
ボルトの規格によって、巷で入手可能なM8ボルトの対辺は13ミリになるため、M8のボルトで頭の対辺が14ミリのボルトを入手することはかなり難しいです…。この世に存在しないとは言いませんが、かなり特殊な部類に入ります。
純正部品を使用すれば、問題なく対辺14ミリのナットは入手可能。ただ、個人的に貫通ナットは見栄えが悪いし、そもそもハブ側からボルトを入れ込みたい。
- ボルトの頭側をハブにはめ込みたい。
- 貫通ではなく、袋ナットを使用したい。
このような場合には、インチボルトを使用することで簡単に解決可能です。インチボルトだと、対辺14ミリのボルトも袋ナットも容易に入手が可能で、自分のダックスにはインチのボルトとナットを使用しています。
サイズは、ウィットネジの5/16。というサイズのボルトナットを入手するだけ。
※ウィットネジとは、ネジ山の角度が55度になっています。一般的なネジの角度は60度。
これを使用すれば、ボルトの頭側も対辺14ミリだし、ナット側の対辺も14ミリ。袋ナットも入手可能です。
ちなみに、インチネジになりますので、5/16=7.9ミリ。
実際のところ、M8のボルトも8ミリピッタリは無いので、ほぼ太さ的にもM8ボルト同様です。
左側にある黒いボルトがM8ですが、太さはほぼ同じです。
モトラハブは対辺12ミリ
ダックスやシャリーのハブを固定するためのボルトやナットは、ハブの形状の問題からハブ側にハマる部分の対辺が14ミリである必要があるのに対して、モトラ純正ハブの場合は、対辺が12ミリです。
この対辺12ミリのM8ボルトに関しては、小径六角ボルトを購入すれば、ミリネジで用意可能です。
これはM8の小径六角ネジは対辺12ミリが企画サイズになっています。
ホームセンター等では入手できないかと思いますが、ネットであれば簡単に入手可能です。
これでモトラハブも、車体の右側からボルトを入れ込み固定が可能です。
まとめ
ダックスやシャリーのハブを固定するためのボルトは、ハブ形状の問題から対辺14ミリのナットもしくはボルトを使用する必要があります。
ホンダ純正品のナットを使用すれば、問題ない話ではありますが、それだと貫通ナットになってしまうし、ボルトを入れ込む向きまで制約が出来てしまいます。
これらに不満を感じる方は、ウィットネジの5/16のボルトとナットを用意すれば、袋ナットにも出来るし、ボルトをハブ側から入れて固定することも可能です。
▪️使用しているボルトとナット
ボルトとナットをセットで使用するため、インチネジでも何の問題もありませんが、どうしてもミリネジが良い。という方は、対辺14ミリの六角棒を購入して、旋盤にて8ミリまで削ったのちにネジ切り加工してやれば、対辺14ミリのM8ボルトが簡単に製作可能です。
それでは。
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