先日当サイトの読者様よりこんな質問を頂きました。
車高調を取り付けてた車両はディーラーで車検を受ける事は可能でしょうか?
この問いに対する回答は【可能だけど注意点有り】です。
そこでこの記事では、車高調を取り付けた車両をディーラーにて車検を受ける場合の注意点をお話ししていきます。
車高調でもディーラー車検は大丈夫?
冒頭でもお伝えした通り、車高調をつけた車両でもそのままディーラー車検を受けることは可能です。
ただし、注意点をしっかり頭に入れておかないと、車高調が付いているばっかりに、金額が割高になってしまうケースもあります。
次に紹介する、注意点もしっかり頭に入れておいて下さい。
車高調のままディーラーで車検を受ける際の注意点
- 事前に車高を上げておく
- スプリングの遊びは直しておく
車高調を付けた車両をディーラー車検にお願いする場合、注意しておきたいのは主にこの2つです。
順番に解説していきます。
事前に車高を上げておく
車検の際、車は決められた最低地上高(90ミリ)を確保しておく必要があります。
最低地上高が微妙に足りなくても、ディーラーの方で車高を調整してくれますが…
かなりお金が掛かります。
※金額については後ほどに。
そんな理由から、車検に行く前には必ず最低地上高をしっかり確保出来るように車高調整を行っておきましょう。
また、フォグランプにも最低地上高があります。(年式によって適応されない場合もある)
え?フォグランプにも高さ指定があるの?
そんな方はこちらの記事をチェックしておく事をお勧めします。
スプリングの遊びを直しておく
最低地上高は足りているけど、バネが遊んでいる…
そんなユーザーも無きにしもあらず。
特に、ネジ式の車高調を使っているユーザーは注意が必要です。
車検の時にスプリングが遊んでいると、車検に通りませんので、ディーラーの方で直されてしまいます。
そうなれば、当然その分の工賃が掛かってきてしまいます。
これも、車高調整同様に工賃が割高になるので注意しましょう。
ディーラーでの車高調整は金額が高い
ディーラーで車高調整をされてしまうと、先ほどもお伝えした通り金額が高めです…
これは、実際にディーラー車検で車高を上げられた友人の明細を見たというのと、ディーラーで働く友人から確認を取りました。
ディーラーによっても異なりますが、1ヶ所1万円近くのお金を取られてしまうようです。
なんでそんなに高いの?
そんな疑問を持つ方も多いと思います。
これは、そもそもディーラーでは車高調整をするようなお店では無いという点が大きいです。
実際にディーラーのメカニックとして働く友人曰く、車高調整のやり方すら分からない整備士の方も多いようです…
まとめ
結論、車高調を取り付けたままでも、ディーラーで車検を受けることは可能です。
しかし、車高調の調整が必要になってしまうと、本来払わなくても良かった無駄なお金の出費に繋がりますので注意しましょう。
- 車高調整を自分でやっておく
- スプリングの遊びを確認しておく
最低地上高は90ミリですが、少し余裕を持って車高調整しておくことを強くお勧めします。
少しだけ最低地上高が足りずに、調整されてしまって別途料金がかかっては勿体ないですからね。
それでは。
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