ワイトレを取り付けたんだけど、ハブボルトがワイトレから飛び出してホイールが取り付けられない…
ホイール側に【逃げ】があればある程度のハブボルトを交わすことが出来ますが、全てのホイールに逃げがあるとは限りません。
そこでこの記事では、ワイトレからハブボルトが飛び出してしまった際の解決方法を2パターンお話ししていきます。
※今すぐに何とかしたい方向けの内容です。
ワイトレからハブボルトが飛び出す際の解決方法
ワイトレからハブボルトが飛び出してしまった場合の解決方法は2つあります。
- ハブボルトを切断して短くする
- ワイトレの前にスペーサーを挟む
簡単ではありますが、順番にお話ししていきます。
ハブボルトを切断して短くする
よくある方法として、行われるのがハブボルトの切断です。
ワイトレ本体から飛び出す、ハブボルトを切断して短くすれば1発で問題解決致します。
※ここにはデメリットもあるので、後ほど解説。
僕自身も1度だけ、ワイトレのためにハブボルトを切断して短くしたことがあります。ハブボルトを切断する際には、ハブボルトにタップダイスを通した状態で切断するのがおすすめです。
ボルトを切断する際に、ネジ山が潰れてしまうリスクがあるためです。
タップダイスを通した状態なら、仮にネジ山が潰れたとしてもタップダイスを外す際にリタップ(ネジ山の修正)されますのでそこの心配はなくなります。
※リタップするぐらいなら、安モノのタップダイスセットで充分なので、車を触る人は持っておくと便利だよ。
ボルトの切断方法については、こちらの記事でやり方やポイント、注意点などを細かく説明しています。
ワイトレの前にスペーサーを挟む
もう一つの方法は、ワイトレを取り付ける前にホイールスペーサーを入れる方法です。
当たり前ですが、ホイールスペーサーの厚み分、ハブボルトの飛び出しが解消されます。
このぐらいの飛び出し量であれば、3〜5ミリほどのホイールスペーサーを入れてあげれば、ハブボルトが内側に引っ込みます。
ホイールスペーサーを使用するのが最も手っ取り早い方法ではありますが…
ホイールスペーサーの厚み分、余分にホイールが外にオフセットされてしまうのがネックになる方もいらっしゃるかもしれません。
スペーサーを挟む分、厚いワイトレの買い直しが理想ですが、応急的にこの問題を解決するに手っ取り早くてオススメです。
ホイールスペーサーなら、手元になくてもカー用品店やホームセンターでも入手可能ですので、応急処置には困らないと思います。
ハブボルトを切断するデメリット
ハブボルトを切断してしまうと、ワイトレを外すことが出来なくなるリスクがあります。
つまるところ、ハブボルトが短くなるので、ホイールを直接止めようとした際、ホイールナットの掛かり代が甘くなる恐れがあります。
ハブボルトを切断する前に、ここだけは押さえておく必要があります。
当たり前のことを当たり前のように言いますが、ワイトレよりもホイールの方が厚みがあります。
そのため、ワイトレを固定するには何の不備もありませんが、ホイールを直接固定出来なくなるケースは少なくありません。※ハブボルトの切断量による。
ここはハブボルトを切断する前に頭に入れておいた方がいいと思います。
ワイトレを外して、直接ホイールをつける際に、ハブボルトを交換すればなんの問題もありませんが。
※事前にハブボルトを用意しておくと良いと思います。
まとめ
ワイトレからハブボルトが飛び出してしまって、ホイールが取り付けられない場合は…
- ハブボルトを切断する
- ホイールスペーサーをワイトレの前に挟む
- ワイトレの厚みを変更する
- ワイトレの使用を諦める
この4つの選択肢になると思います。
15ミリ〜20ミリぐらいのワイトレは、かなりの確率でハブボルトが飛び出してしまうので、そこは覚えておきましょう。
※25ミリほどの厚みがあれば、大概ハブボルトが飛び出してくることは無いです。
それでは。
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