ホイールナットが緩むんだけど、何が原因なのかよく分からない…
こんな疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、そんなユーザーに何かヒントが与えられるよう、ホイールナットが緩む4つの原因についてお話ししていきます。
ホイールナットが緩む原因
タイトルにもある通り、4つあります。具体的にホイールナットが緩む原因は以下の4つです。※これだけとは限らない
- 締め付けトルクが不足している
- 締め付けトルクにバラつきがある
- ホイールナットの精度不良
- ホイールスペーサーが悪さをする
順番に解説していきます。
締め付けトルクが不足している
ありがちな原因の1つは、そもそもホイールナットの締め付けトルクが不足しているケースです。
車載工具として積んである、ホイールナットの締め付け工具を使用する方によくある話…
この工具でホイールナットを締め付けると、工具の全長が短く、必要トルクを掛けられていない場合があります。
ホイールの脱着を自分でされるようなら、トルクレンチを購入してトルク感を一度肌身で感じてみることをおすすめします。(安いやつでも良いから。)
どうしても買いたくないなら、トルクレンチを持っている友人等に貸してもらうとか。
最悪の場合でも、車載工具ではなく十字レンチですね…
締め付けトルクにバラ付きがある
次に多いのが、ホイールナットの締め付けトルクがバラバラのケースです。
ホイールナットが4つなんしは5つ(6つ)ある中、締め付けトルクがバラバラに取り付けられているとホイールナットの緩みに繋がります。
これは、仮に全てのナットが締め付けトルクを超えていたとしてもです。
- 100N・m
- 110N・m
- 120N・m
多少のバラつきは仕方ないにせよ、これだけホイールナットの締め付けトルクがバラついちゃってる場合は、緩みの原因に繋がります…
※人の手で締める以上は、多少のバラつきは仕方ない。
締め付けトルクが規定トルクに達しているか否かも大事だけど、全てのホイールナットが均一の力で締めこまれているか否かも重要です。
イマイチ、ホイールナットの締め付け度合いがよく分からない…
そのような人は、多少お金が掛かるにせよ、トルクレンチを購入するべきです。
慣れるまでは、トルクレンチを使用してホイールナットを締めましょう。
それが出来ないのであれば、ホイールナットを自分で緩めたり締めたりするのは控えておいた方が良いと思います。
ホイールナットの精度不良
これは僕自身が一度だけ、肌身で体感した内容ですが…
ホイールナット(欧州車ならボルト)の精度不良によって、ホイールナットが緩む場合があります。
- ボルトの素材
- テーパーの角度 など
厳密にここの精度が!ということまでは言い切る事が出来ないですが、過去に安いホイールナットを使用した事があり、ホイールナットの緩みに悩まされた事があります。
※正確には欧州車だったので、ナットではなくボルトなんだけども。
トルクレンチでトルク管理をしても、気持ちオーバートルク気味に締めても解決せず…
試しにホイールナットを別のモノに交換したら、あっさり解決しました。
ここに関しては、精度を何かしらの方法で計測しているわけではないので、断言出来ませんがあくまで参考程度に。
※ボルトの精度不良による緩みは、ホイールナットに限らず大いにあり得る話であることは間違いありません。
伝えたいメッセージは、安物のホイールナットには気を付けて。と言うことです。
▪️僕が使用しているホイールナット
ホイールスペーサーが悪さをする
最後になりますが、ホイールスペーサーがナットの緩みに繋がっているケースもあります。
ここに関しては、ホイールスペーサーを使用していないユーザーには全く関係のない話ですが…
過去にホイールスペーサーによって、ホイールナットが緩む原因についてはこちらの記事にまとめてあります。
お手数ですが、こちらの記事をチェックしてもらえると嬉しいです。
まとめ
ホイールナットが緩む原因は以下の4つです。
- 締め付けトルクが不足している
- 締め付けトルクにバラつきがある
- ホイールナットの精度不良
- ホイールスペーサーが悪さをする
絶対にこの中に、あなたのホイールナットが緩んでいる原因があると断言することは出来ませんが、順番に確認してみることをお勧めします。
ホイールナットを締め込んですぐであれば、一度増し締めをすると解決するケースも多いです。
自分で締めたホイールナットの緩みに悩むようでしたら、一度トルクレンチを購入するなり借りるなりして、トルク管理をしましょう。
もし、車載工具でホイールナットを締めている方は、十字レンチの購入を強くお勧めします…。(あの工具はあくまでも緊急用です。)
それでは。
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