スライドドアの定期メンテナンスとして行うグリスアップですが…
スライドドアには、何のグリスを使えば良いの?
こんな疑問を持たれる方も少なくありません。
そこでこの記事では、スライドドアにグリスアップする際に使用するグリスの種類について少しお話ししていきます。
スライドドアに使用するグリスの種類
スライドドアの定期メンテナンスに使用するグリスは、リチウムグリスかシリコングリスを使われることが多いです。
リチウムグリスは、最もスタンダードなグリスと言っても過言ではありません。
自動車界隈(メーカー純正品とか)では、MPグリスがそれに該当しますが、基本的にはその辺で売っているグリスと大差はないと思います。
※MPグリス=マルチパーパス(多目的。)
リチウムグリスはゴムや樹脂との相性がお世辞にも良いとは言えないので、それを気にするならシリコングリスの使用をおすすめします。
スライドドアのローラーはゴム性だと思われます。(車種によって違いがあるかは知らない。)僕は気にせずリチウム系のグリスを使用しています。
ちなみにスライドドアにグリスアップをする際は、手の入りにくい場所にも付着させるので、スプレータイプのグリスが使いやすいです。
※グリスアップの前にレール部分の掃除もしてね…。
グリーススプレーという商品名が付いていると思います。どこのホームセンターでも、300円程度で入手可能です。
556は辞めておいた方が良いと思います。垂れてきちゃうと思います。
おすすめは【グリースメイト】
正直なところを言えば、リチウム系のグリスであれば何でも良いよ。というのが僕の本音ですが、強いてお勧めを挙げるなら【グリースメイト】です。
これは車屋さんに聞いた話ですが、安いグリーススプレーと比べて持続性が良いみたいです。
グリースメイトは、リチウム系のグリスではなくウレア系のグリスになります。
同じように万能グリスとして使用されますが、金額が高いだけあって【耐熱性】【耐圧性】【耐水性】がリチウムグリスよりも優れています。
ちなみにグリスメイトは556で有名な【KURE】から発売されている商品です。
ネットでスライドドアにグリスアップされている方の中でも、使用されている方が多いのですでに見たことがある方も多いかもしれません。
当てゴムの部分にはグリスよりシリコン
スライドドアはローラーや可動部意外にも、ゴムのところから出る些細な異音が気になるケースがあります。
当てゴムみたいなところですね。
こちらには、ローラー部分に使用したグリーススプレーではなく、シリコンスプレーがおすすめです。
グリスよりもシリコンの方が、ゴムとの相性が良いためです。
ローラー部分もゴムなんですが、金属部分もある。それに比べると、ゴムしかない当てゴムにあえてリチウムグリスを選択する必要はないよね。と言う話です。
わざわざ使い分けるのが面倒なら、何もしないかグリスを塗るかの2択ですね。
まとめ
スライドドアのローラー部分には、定期的にグリスアップしてやるのが理想です。
その際使用するグリスは、ホームセンター等で格安で手に入るグリーススプレーかシリコングリスを使用してやればOKです。
リチウム系よりも耐水性に優れるウレア系グリスである【グリースメイト】を使用する方が理にかなっているような気がしますが…(使用環境的に。)
安いグリススプレーでも十分効果はあります。
チューブ状のタイプを使用しても問題ありませんが、作業性を考慮するなら間違いなくスプレータイプです。(そんなに高いモノでも無いし。)
正直なところ、グリスの種類にそこまで神経質になる必要はありません。(個人的な主観。)
そもそもですが、街を走っているスライドドア車の多くは新車から乗り換えまででグリスアップなんて1度もしてもらえない車両も多いと思います。
伝えたいメッセージは何かというと、グリスアップをしてもらえるだけ、運が良かったスライドドアだよね。と言うハナシです。
あくまでも1つの参考になれば幸いです。
それでは。
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