僕は20クラウンに乗っているのですが、ブログで見たISと全く同じ仕様(アッパーアームとキャンバーアダプター)なのにキャンバー角があなたのISの方が付いているのは何故ですか…?
先日、このような質問を頂きました。
言われて見れば、話したことが無かったかも。
そこでこの記事では、IS(GSE)にクラウンのナックルを流用するとキャンバーが付く話をしていきます。
ISにクラウンのナックルを流用すると…
IS(GSE)に18.20クラウンのナックルを流用すると、キャンバー角が2度ぐらいだったかな?ネガティブ方向に倒れます。
これはクラウンの純正ナックルに限らず、クラウンの短縮ナックルを流用する場合も然り。
某オークション等で出回る短縮ナックルは、クラウン用にクラウン純正のナックルを短縮されているため、ISに取り付けるとキャンバー角が変わります。
以前、こちらの記事でクラウンにISの純正ナックル流用についてはお話ししましたが…
クラウンにISのナックルを使うと、キャンバーが起きる。その逆をやると、キャンバーがネガティブ方向に倒れるのです。
つまり、このISに使用したナックル自体には、キャンバー角の変更はされていませんが、クラウン用をISに使用しているので、必然的にキャンバー角が変わっているという結論です。
キャンバー角を追加したく無いのならクラウンのナックルはNG
キャンバー追加無しのクラウン用ナックルをISに流用したとしても、自然とキャンバー角が追加されてしまいます。
そのため、もしナックルに角度を入れたく無いのであれば、クラウン用のナックルではなくIS純正ナックルを加工してもらう必要があります。
ISとクラウンのナックルは取り付け部分の寸法こそ同じでポンつけ可能なんですが…
- 全長
- 角度
この2つの寸法が異なります。
あんまりこの辺の情報に触れてくれる人がいないので、頭の片隅にでも入れておくと良いと思います。
もし、ISにクラウンのナックルを組み込む人は、そのことを踏まえた上でナックルにキャンバー角の変更を加えるか否かを検討した方が良いと思います。
まとめ
ISとクラウンで同じ足回りを組み込んだ場合、クラウン用の短縮ナックルを使用する事で、ISの方がキャンバー角が気持ちばかり角度が付きます。
もし、ISにクラウン用の短縮ナックルを使う場合は、キャンバー角に注意です。
※短縮量もプラス20ミリほどになる点も。クラウン用の20ミリ短縮だとプラマイになります。
この情報を知らずに、キャンバー角の変更が入ったクラウン用ナックルを使うと、予定よりキャンバー角が寝てしまうことになります。
それでは。
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