先日、車屋さんのお使いで購入した、焼き付け不要の結晶塗料が余りましたので、自分のバイクのエンジンに塗装してみました。
そこでこの記事では、焼き付け不要で出来る結晶塗装の紹介と塗装方法について簡単に紹介していきます。
焼き付け不要なので、誰でも簡単に自宅で結晶塗装が可能です。
用意するもの
- 結晶塗装用の缶スプレー
- 下地用サフェーサー
- パーツクリーナー
- ヒートガン(ドライヤー)
今回使用する結晶塗料は、焼き付けしなくても結晶塗装独特の縮れ塗装が可能ですが、ヒートガンもしくはドライヤーを使った方が綺麗えに仕上げるそうです。
知り合いの車屋が使った時には、ドライヤーで作業したようです。
結晶塗装のやり方
結晶塗装の手順は以下の通りです。
- 脱脂をする
- サフェーサーを吹く
- 結晶塗料を吹く(3回ほど)
- ヒートガンで温める
結晶塗装したいパーツの脱脂をしたら、下地用のサフェーサーを吹いておきます。この時、使用したサフェーサーは、普通の塗装下地に使用されるサフを使用しています。
ちなみに今回使っているのはこれ。
サフェーサーが乾燥したら、あとは結晶塗料を吹いていきます。
今回は3回ほど吹きました。厚塗りした方が模様が大きく出ます。しかし塗料が多くなり過ぎると、仕上がりが上手くいきません。全体を3回ほど吹いてやるぐらいで丁度良い模様の出方でした。
結晶塗料を重ね塗りする際には、特に塗料の乾燥は待たずにどんどん塗ってやりました。
※満遍なく塗装し、3周するイメージ。
3回塗り終わったら、パーツ全体を満遍なくヒートガンで温めると、だんだん結晶塗装の模様(縮れ)が現れてきます。時間にして約5分弱程度です。完全に全体の塗装面が縮まるまで10分弱ぐらいだったかな…。
今回使用している【リンクル(VHT)】の結晶塗料は、温めずに自然乾燥させても問題なく塗装面が縮れます。しかしながら、温めてやった方が作業時間も早いし、縮れ方が綺麗に揃うそうです。
ヒートガンを使っていますが、ドライヤーでも十分同じ仕上がりになります。(ドライヤーバージョンは、塗装しているところは見てないけど、塗装の仕上がりは確認しました。)
※下に敷いていたブルーシートに掛かった塗料は温めていませんが、片付ける際に見たら同じように塗料が縮れていました。
完全に乾いた結晶塗装を近くで見るとこんな感じ。
昔、結晶塗装をした時には、焼き付けタイプを使用しましたが、焼き付け不要の【VHT】さんの塗料の方が縮れにムラがなく仕上がりも綺麗です。
腕がなくとも、安定して綺麗な仕上がりが期待できます。
焼き付けタイプに比べると、模様が細かいのが特徴かも。
ちなみに下の画像のエンジンは、焼き付けタイプの結晶塗装です。メーカーはカーベック。
焼き付けタイプだと、温度管理が難しく模様にムラが出来てしまいやすい…。
まとめ
初めて焼き付け不要の結晶塗装を行いましたが、簡単だし仕上がりも綺麗だし、ちゃんと塗装面は縮れるし…もう焼き付けタイプの結晶塗装を使う理由はありませんね。
今回使ったカラーはグレーですが、他にも【黒・赤・青】のカラーバリエーションがあります。(全4種類。)
同メーカーから下地用のプライマーも出ていますが、下地にはカー用品店やホームセンターで入手可能な、プラサフで問題なく作業可能です。
先日youtubeに動画投稿している友人にも、動画解説のため塗料提供してきましたのでこちらで動画バーションが確認可能です。
それでは。
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