これから油圧ジャッキとリジットラックを購入しようと思っているんだけど、どんなリジットラックを購入すれば良いんだろう?
こんな疑問を持たれることも珍しくありません。
そこでこの記事では、これからリジットラック(ウマ)を購入しようと思っている人に向けて、リジットラックの選び方についてお話ししていきます。
合わせてお勧めのリジットラックについても簡単に紹介していきます。
リジットラックの選び方
リジットラックを購入するにあたって、押さえておくべきポイントは全部で以下の3つがあります。
- 高さ
- 足の数
- 耐荷重
主にリジットラックの購入にあたり見ておくべきポイントはこの3つになります。
高さ
まず初めに、リジットラックの高さです。
一般的なリジットラックの高さは【300ミリ前後】〜【400ミリ前後】程度の高さの商品が多いです。乗っている車や普段整備をしたり弄ったりする車によっても変わってきますが、おおよその車にはこのぐらいの高さのリジットラックがお勧めです。
※上限500ミリを超える商品も多いです。
車高を下げるような弄り方をしていたりするユーザーで頻繁にリジットラックを使うような方は、もっと低いリジットラックの方が使い勝手が良かったりもします。
こちらのリジットラックは高さが160ミリ程度しかありません。
※色の変更があったみたいですが、上の画像のリジットラックはコレ。
ただ、リジットラックの高さが低すぎるため、車の下に潜るような整備の際には使用出来なかったり、純正車高の車や少し車高が高めのSUVのような車には使用出来ないケースも出てきます。
そのため、僕はこの最低地上高が低いタイプと一般的な高さのリジットラックを使い分けています。
足の数
リジットラックには足が【3本】のタイプと【4本】のタイプがあります。
これからリジットラックを購入される場合は、【3本】足のリジットラックを購入することをお勧めします。4本足のリジットラックよりも3本足のリジットラックの方がバランス感覚が優れているのが根本の理由です。
4本足の方が3本足と比べた時に、バランスを崩しやすい傾向にあります。
これは以下の使用状況が原因です。
- 地面が水平とは限らない
- リジットラックに対して垂直に力が掛からない
一見水平に見える地面(駐車場)でも、水捌けを考慮し微妙な傾斜が付けられるケースが多いです。特にコンクリートの駐車場は、道路側を低くし、水が流れるようにする場合がほとんどです。(アスファルトは話が別ですが…。)
それに加えて、2本のリジットラックのみで使用されるケースがほとんどかと思います。2本のリジットラックに車を乗せると、車は並行になりませんので、リジットラックの中心に対して垂直な力が掛かりません。
リジットラックを掛けた状態を見れば分かりますが、リジットラックの中心からは少しズレた位置で、車のフレームは斜めに掛かるような形になります。
こうなると、4本足よりも3本足のリジットラックの方がバランス性に優れて安全面の配慮が可能です。
これはあくまでも個人的な意見に過ぎませんが、今後もあえて4本足のリジットラックを購入することは無いと思います。
耐荷重
リジットラックの耐荷重は【2t】か【3t】の商品が多く出回っております。
ここに関しては、それほど重点をおいてやる必要はありません。ちなみに、これまで軽自動車からセダン、ミニバンと幅広い車格の車を乗り継いできましたが、僕が普段使用している2つのリジットラックは、どちらも耐荷重が【2t】の商品を使用しています。
車検証を見ると車重が2tを超えている車両に使用するから耐荷重は3tにした方が良いかな?
このような考え方をされる方もいらっしゃいますが、1脚あたりの耐荷重が表記されています。リジットラックを使用される場合は、左右で合計2個。もしくは左右前後で合計4個のリジットラックを使用します。
そのため、車両重量が仮に2tを超えている場合でも、2tの耐荷重があれば使用上何の問題もありません。
1脚のリジットラックが車両1台分の車重を全て支えるケースはあり得ませんので、それほど耐荷重を気にしなくても良いというのが個人的な意見です。
それでも、耐荷重が3tの方が安心出来る。
そんな考え方がある方は、耐荷重が3tのリジットラックの中から購入する商品を選択すれば良いと思います。
これまで耐荷重2tのリジットラックに色々な車を乗せて来ましたが、危険な目にあったり不安要素を抱いた経験はありません。
お勧めのリジットラック
僕自身それほど多くのリジットラックを使い込んできた訳ではないので一概にこれが良いとお伝えすることは出来ませんが、圧倒的に使用率が高いリジットラックは、アストロプロダクツさんのリジットラックです。
これまで使用してきたリジットラックの中では最も安心感のあるリジットラックだと個人的には思います。
※高さが2種類ありますので、購入時はよく見て購入することをお勧めします。
- 足の幅が広い
- 折りたたみ式ではない
- 価格が安い
ここまで話してこなかったポイントがありますが、リジットラックは折りたたみ式ではない商品を選ぶ点と、足の幅(間隔)が広めの商品を選ぶのも安全面から考慮する上で1つ大切なポイントになります。
※折り畳み式は、収納面では確かに便利だけれども…。
足がリジットラックの中心からなるべく離れている。という表現の方が適切かもしれません。
当たり前ですが、リジットラックの脚の幅が広い方がリジットラックはバランス感覚が良くなります。
人が足を揃えている時と足を肩幅に開いている時を比べた時に、肩幅に足を開いている時の方が踏ん張りが効くのと同じような原理です。
※アストロプロダクツさんのリジットラックには、4本足の商品も折りたたみ式のリジットラックも存在します。
ここでは挙げやすい名前という理由でアストロプロダクツさんの挙げましたが、似たような形状をしていれば、他のメーカーが販売しているリジットラックでも似たような使い勝手と安心感だと思います。
まとめ
リジットラックを選ぶ際には以下の3点に注視しておくと失敗しないと思います。
- 高さ
- 足の数
- 耐荷重
高さに関しては、自分が乗っている車や使っているガレージジャッキがどこまで車を持ち上げられるかによっても変わって来ますが、【300ミリ】〜【500ミリ】程度の間で調整が行える商品であれば、幅広い車に使用可能です。
他にも、このあたりポイントに探すと、安全面的に良いと思います。
- 足の数は3本
- 足の間隔が広め
- 折り畳み式は避ける
それでは。
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