注目キーワード

リベットの外し方と打ち方について解説!外すときは、ドリルでこじるだけ

  • 2020年1月7日
  • 2022年4月4日
  • DIY
DIY

 

リベットで固定されているものを外したいんだけど、これってどうやって外すの?

 

こんな疑問を持たれる方も少なくありません。

 

そこでこの記事では、リベットの外し方について画像付きで解説していきます。合わせてリベットの打ち方についても解説していきます。

 

タイトルにもある通り、ドリルでこじって外すだけです。

 

 

 

リベットとは?

 

リベットとは、下穴を開けたあと専用金具を使って2つのものを固定する方法です。

 

固定したい2つの材料にリベットが入る穴を空けて、その穴にリベットを通して、専用の工具で挟み込むイメージです。

 

言葉では上手く伝わらなそうなので、一個実際にリベットをカラ打ちしました。

 

■右側がカラ打ちしたリベット

f:id:yuichan53world:20200103150133j:image

 

リベットを打つ前と比較すると分かりやすいですね!右側の矢印部分に固定したい2つの材料が挟み込み込まれる仕組みです。

 

リベットを打つと、リベットが二重構造になっていて、1つの層が寄っていくイメージです。

 

リベットのメリット・デメリット

 

リベットにはメリットもデメリットもありますので、簡単に解説しておきます。

 

▪️メリット

  • 1度付けたら外れない
  • 裏側からナットで止める必要が無い
  • 見た目が綺麗
  • 打ち込みが楽

 

▪️デメリット

  • 取り外すのが少し面倒
  • リベットは再利用不可能
  • 下穴を空ける手間が掛かる
  • 専用工具を要する

 

メリット

  • 1度付けたら外れない
  • 裏側からナットで止める必要が無い
  • 見た目が綺麗
  • 打ち込みが楽

 

リベット最大のメリットは1度付けたら外れない事です。ボルトとは違い、2つの材料を挟み込むように固定しているので緩んだりする心配がありません。

 

安物のリベッターで打ち込むと挟み込みが弱くて緩む事も無くはありませんが。

 

後は下穴さえ開けてしまえば打ち込むのがかなり楽です。ボルトとは違い締め込む必要がありませんからね!

 

ボルトとは違い、裏側からナットを使う必要が無いので、裏側に手や工具が入らない場所に重宝するのもリベットのメリットです。

 

バイクのマフラーなんかによく使われています。メーカーのエンブレム固定部分とか!

 

量産型のものによく使われるイメージです。

 

デメリット

  • 取り外すのが少し面倒
  • リベットは再利用不可能
  • 下穴を空ける手間が掛かる
  • 専用工具を要する

 

取り付けは楽チンですが、少し外すのが面倒な点はデメリットです。

 

またボルトとは違い、1度外すと再利用出来ないのも考え方によってデメリットになりますね。

 

とは言えリベットの金具はそんなに高いものではないので再び固定するのもそんなに苦ではないかも!

 

リベットの外し方【2種類】

 

リベットの外し方は主に以下の2つがあります。

 

  • ドリルでこじる
  • リベット外しを使う

 

基本的には、ドリルでこじって外すのが一般的です。

 

順番に解説していきます。

 

ドリルでこじる

 

基本的にリベットは再利用不可能なので、ドリルを使ってこじる方法が楽チンです。

 

ドリルのサイズは使用しているリベットサイズによっても異なりますが、下穴と同様サイズが好ましいです。

 

リベットをドリルでこじる理由は、リベットの頭を飛ばしてリベットを壊して外す事です。

 

■ドリルを使った外し方

f:id:yuichan53world:20200103144958j:image

 

リベットの頭にドリルを当てて、後はゆっくり穴を空けるイメージです。今回は再リベットはしませんので大きめのドリルで一気に取ります。

 

こんな感じ。大体5秒ぐらいです。

 

f:id:yuichan53world:20200103145124j:image

 

外し方さえ知っておけばリベットの外し作業は簡単です。

 

リベットの頭が取れれば、後は残ったリベットを押し込む事で下穴から抜けていきます。

 

f:id:yuichan53world:20200103145229j:image

 

これが1つ目のドリルを使ったリベットの外し方です。

 

リベット外しを使う

あまり知られていませんが、リベットを打ち込む工具が有れば、【リベットを外す専用工具】もちゃんとあります。

 

ドリルでこじってあげれば簡単に外せるのであまり、必要性を感じませんが、大量のリベットを外す方は重宝します。

 

こちらがリベットを外す専用工具です。

 

f:id:yuichan53world:20200105174215j:image

出典:モノタロウ

 

リベット抜きパンチとも言います。

 

この工具は、リベットの頭にポンチの先端をあてがい、ハンマーでポンチを叩いてリベットを抜き取る仕組みです。

 

リベットの打ち方

リベットを打つ時は、ハンドリベッターという専用工具を使用し、打ち込みます。

 

ちなみにこちらの工具がハンドリベッターです。その名の通り、手動でリベットを打ち込むための工具になります。アストロプロダクツで1000円程度で購入することが可能です。

 

 

画像に写っているものが1セットです。4サイズのリベットもそれぞれ10本づつ付属するので、これだけ購入すればすぐにリベットを打つことが可能です。

 

 

リベットは以下の手順で打ち込みます。

 

  1. 下穴を開ける
  2. リベッターにリベットをはめる
  3. リベットを穴に入れてハンドルを握る

 

まずはリベットで固定したい鉄板2枚に、リベットを打ち込むための下穴を開けてやります。リベットサイズの+0.2〜0.3ぐらいの穴径で開けてやるのが理想です。もしくは、同じ穴径でもOKです。

 

今回使用したリベットは【4.8ミリ】なので5ミリの下穴を開けています。

 

 

下穴を開けたら、リベットをリベッターの先端に差し込み、リベットを打ち込む穴に差し込めば準備完了です。

 

向きは画像でも分かる通り、細いシャフト側をリベッターの先端に入れ込むのが正解です。

 

下穴にリベットを入れた状態で、ハンドルを握ればリベットの裏側が縮まり固定され、先端のシャフトも切断されリベット打ちが完了します。

 

 

リベッターがあれば、誰でも簡単にリベットを打つことが可能です。安物のリベッターを購入すると、リベットを打つ際に少しばかり力が必要です。

 

メーカー物のハンドリベッターの方が、少ない力でリベットを打つことが可能です。DIYでたまに使うぐらいなら、アストロプロダクツさんのハンドリベッターでも十分ですけどね。

 

 

まとめ

 

リベットを外した場合は、インパクトドリルを使って、リベットの頭をこじることで、簡単に外すことが可能です。

 

▪️コツは1つだけ

  • ドリルの太さを気を付けること

 

下穴を再利用したい方は、ドリルサイズに気をつけて作業しましょう。

 

小さいサイズから少しずつサイズアップしていくと、時間はかかるかもしれませんが、失敗のリスクを減らすことが可能です。

 

文章だけではイマイチ理解し切れていないかも…

 

そんな方はこちらの動画が分かりやすいと思います。

 

 

リベットを打ち込みたい時には、ハンドリベッターという専用工具を購入し、リベットが入るサイズの下穴を空けてやれば、誰でも簡単にリベットの打ち込みが可能です。

 

それでは。

 

 

 

 

ナットリベットについては、こちらの記事で解説しています。

関連記事

裏側に手や工具が入らず、ナットが使えない...そんな場面では【ナットリベット】という商品が重宝します。 あまり認知度が高くありませんが、知っているとかなり便利なアイテムです。 ナットリベットって何?[…]

関連記事

先日、当サイトの読者様よりこんな質問を頂きました。  ブラインドナットを外したいのですが、どうやれば外れますか? そこでこの記事では、ブラインドナット(ナットベット)の外し方について解説して[…]

 

▪️関連記事はコチラ

関連記事

先日にMDFボードの加工を行った際、【綺麗な丸穴】を開けたくて『サークルカッター』を初めて使ってみました。 実際に使ってみた率直な感想と使い方についてお話ししていきます。 購入を迷っている方やサークルカッターって綺麗に切れるの?そん[…]

関連記事

ずっと前から欲しかった自宅で使える100vの半自動溶接機をやっとこ購入しました。 どれにしようか迷ったのですが、ネット等で評判の高い【YOTUKA】のものを購入。 実際に購入し、溶接しましたので感想につい[…]

関連記事

 僕もYOTUKAの100V溶接機を購入したのですが、なかなか思うように溶接が出来ません...。コツがあれば伝授して頂けないでしょうか? 先日、当サイトの読者様より、こんな質問を頂きました。 […]

関連記事

 TIG溶接をやってみたいんだけど、TIG溶接って難しいのかな? こんな疑問を持たれる方も少なくありません。ユーチューブなどを見ると、自宅でTIG溶接を使っている人も増えていますね。 そこで[…]

最新情報をチェックしよう!