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車高調を全下げした際に起こりうる5つのデメリット

車高調を取り付けると、もうちょっと低くしたい…まだ下がるしちょっとぐらいならいいよね…

 

そんな感情に踊らされ、気がつくともうすぐ全下げに…

 

そんな経験を持つ方も多いのでは?

 

そこでこの記事では、気になる全下げした際に起こりうるデメリットを5つ紹介していきます。

車高調を全下げした際に起こる5つのデメリット

  • タイヤとタイヤハウス内の干渉
  • バンパーが輪止めに干渉する
  • 足回りのブッシュに大きな負担が掛かる
  • 車体を地面に擦ってしまう
  • 乗り心地の悪化

 

全てのことが必ずしも当てはまるとは限らないということは頭に入れておいて下さい。

 

順番に5つを解説していきます。

 

タイヤとタイヤハウス内の干渉

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1番初めに起こりうるデメリットは、タイヤとタイヤハウス内の干渉です。

 

これは車種やタイヤのマッチング等によっても異なる話しですが、多くの方が体験する事例です。

 

そのような場合は、タイヤハウス側の加工や、タイヤサイズの変更等で回避を行います。

 

バンパーが輪止めに干渉する

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コンビニの駐車場を始めとする多くの駐車場に設置されている輪止め…

 

車高調を全下げすることで、バンパーと輪止めの接触が起こりうる可能性が高まります。

 

そのため、車を駐車する際に注意しなくてはなりません。

 

これをデメリットと感じるかどうかは人それぞれ…

 

駐車するたびに注意しなくてはならないので、人によっては大きなストレスになる方も多いです。

 

輪止めに気が付かずに、車を動かし過ぎてしまうとバンパーに傷が付いたり、バンパーが破損してしまう恐れがありますので注意が必要です。

 

ギリギリを狙ってピッタリ決まるとちょっぴり嬉しかったりします。僕だけかな?笑 恐らく過去1の記録です。

 

 

足回りのブッシュに負担が掛かる

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忘れてはいけないのが、車に掛かる負担における問題点です。

 

車のサスペンションは多くの部品で構成されており、車高を下げる事でショックアブソーバー以外の部品達に大きな負担を与えます。

 

  • スタビライザー
  • アッパーアーム
  • ロアアーム

 

車によっても異なるため、このぐらいにしておきますが、車の【脚】における可動部分には『ゴムのブッシュ』がよく使われます。

 

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車高を下げると、このゴムブッシュに大きな負担を掛けてしまう事になります。

 

この負担は、ゴムブッシュの寿命を縮めます。

 

車高を下げた事によって負担を受けたゴムブッシュを守る為の加工術なんかもあったりします。

 

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車体を地面に擦ってしまう

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車高を下げて、地面と車体のクリアランスが狭くなればなっただけ、地面と擦ってしまうリスクが高くなります。

 

地面と車体の下部が擦る事で部品の破損をする可能性も大いにあります。

 

  • マフラーに穴が空く
  • フレームが削れる
  • オイルパンが割れる

 

当然ながらこのような事態になれば、修理費が掛かってしまったり、自走出来なくなりレッカーのお世話になってしまう事も…

 

乗り心地の悪化

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最後は乗り心地の悪化についてです。

 

これには主に2つの原因があります。

 

  • バンプタッチや底付きをしてしまう
  • サスペンションの動きが悪くなる

 

底付きやバンプタッチについてイマイチピンッとこない方にはコチラの記事がおすすめです。

 

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車のサスペンションにはある一定の可動域が設けられているのですが、それを超えてしまうと動きが悪くなり、乗り心地が悪化してしまう場合があります。

 

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乗り心地を良くするためのポイントは、その辺りも踏まえながらコチラの記事で解説しています。

 

全下げ=乗り心地が悪いは嘘?

 

車高調は全下げすると乗り心地が悪くなる!というイメージが強く根付いていますが、これは大きな間違いです。

 

最近では、【フルタップ式】の車高調が主流になりつつあります。

 

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フルタップ式の場合には車高の変化に伴う、ショックアブソーバーのストローク変化はありません。

 

なので、仮に全下げ状態と全下げから1.2センチ車高を上げた時を比較してもそれほど乗り心地の変化は得られない事が大半です。

 

ただし、【ネジ式】の車高調の場合は例外です。

 

ネジ式の車高調は、車高を下げた分だけショックアブソーバーのストローク量が減ります。

 

そのため、下げたら下げた分ショックアブソーバーが底付きを引き起こし乗り心地が悪化します。

 

フルタップ式車高調とネジ式車高調についてはコチラの記事で詳しく解説しています。

 

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全下げ時に注意するべき3つのポイント

  • タイヤとタイヤハウス内のクリアランス
  • 足回りの干渉箇所を確認
  • 車の腹下と地面のクリアランス

 

車高調を全下げする際(全下げじゃ無くても低く設定する場合も)はこの3つを良く確認しておきましょう。

 

実際に走行テストを行わないと、干渉するかどうかは分からない事も多いですが、場合によっては走行前に確認が出来るものもあります。

 

足回り部分の干渉でありがちなのが、ドライブシャフトとフレームの干渉です。

 

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※正確には足回りでは無い

 

まとめ

車高調を全下げしたら全ての人がデメリットだらけか?と言われたらそんな事は決してありません。

 

もし、もっと下げたいけど全下げ状態になってしまう…

 

そんな面で迷っているぐらいなら1回全下げにしちゃってみるものもありだと思います。

 

やってみてダメだったらまた、車高調整を行い直せばOKです。

 

自分で車高調整が出来ない…という方のためにコチラの記事を用意してみましたので参考にしてみて下さい。

 

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