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E46のキャンバー角の調整方法【フロント・リア同時解説】

  • 2020年10月9日
  • 2023年3月20日
  • E46
E46

 

E46のキャンバー調整ってどうやるの?どうやったらキャンバーが付くの?

 

そんな疑問を持つE46オーナーさんも少なくないと思います。

 

そこでこの記事では、E46のキャンバー調整方法やキャンバーの付け方についてフロント、リア同時にお話していきます。

 

 

E46のキャンバー調整方法

 

E46のキャンバー調整方法は、フロント・リア共に以下の通りです。

 

■フロント

  • ストラットタワーの長穴を使う
  • ピロアッパーマウント
  • ブラケットの屈折加工
  • ロアアームの延長

 

■リア

  • 純正の偏心ボルトを回す
  • キャンバーアーム取り付け
  • アッパーアームの短縮

 

それぞれ順番に解説していきます。

 

フロントのキャンバー調整

  • ストラットタワーの長穴を使う
  • ピロアッパーマウント
  • ブラケットの屈折加工
  • ロアアーム延長

 

ストラットタワーの長穴を使う

まず始めに、フロントキャンバーの調整は、ストラットタワーの長穴を使って調整が可能。

 

ショックアブソーバーを固定する3本のボルト穴が長穴になっており、こちらを使うとショックが横にスライドします。

 

画像を見ると長穴が確認出来ますね。

 

 

ナットを3つ緩めて、ショックを押し込むとキャンバーが付きます。

 

※ナットを完全に外す必要は無い。

 

ピロアッパーマウント

 

ストラット車では王道ですが、調整式のピロアッパーマウントでもキャンバー調整が可能です。

 

 

 

アッパーマウントで、車高調の位置がずれるので先程の、ストラットタワー長穴部分と構造が付く仕組みと同じです。

 

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ブラケットの屈折加工

差し込みストラット車では、ストラット車のキャンバー調整では安くて手軽なキャンバーボルトが使えない…

 

そこで効くのがブラケットの屈折加工です。

 

ブラケットの屈折加工って何?

 

そんなユーザーはコチラの記事をご覧下さい。解説しています。

 

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ブラケットを屈折させることで、ナックルに角度が付きキャンバーが付きます。

 

差し込みストラット車で過度のキャンバーをつけている車両は大体これ。

 

 

何度でも!といえば少し語弊がありますが、ニアンスはそん感じです。

 

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ロアアームの延長

 

E46はFRなので、フロントにドラシャがありません。そのため、ロアアームを延長加工してる方法でもキャンバーを付けることが可能です。

 

ただし、これに関しては僕が実践している訳では無いので、1つの知識程度で考えて下さい。

 

ロアアームがアルミで出来ているので、少し難易度は上がりますが加工をやってくれるショップもあると思います。

 

リアのキャンバー調整

  • 純正の偏心ボルトを回す
  • キャンバーアーム取り付け
  • アッパーアームの短縮

 

純正の偏心ボルトを回す

E46のロアアームには、偏心ボルトが使われています。

 

そのため、この偏心ボルトを回すことでアームの位置がズレて、実質アームの長さ調整が可能です。

ロアアームを固定しているボルトを外すと、ロアアーム側の穴が長穴になってることが確認できます。

 

 

ナットを緩めて、ボルト側をレンチ(18ミリ)で回せば調整可能。

 

調整後は、ボルトの頭側が回転しないように、ナットを締め込みます。

 

偏心ボルト(カム式ボルトとも言う)で調整できるキャンバー角は1度前後です。

 

キャンバーアームの取り付け

 

先程の純正ロアアームを調整式のアームに交換することで、簡単に調整できてプラス調整幅も広がります。

 

 

 

 

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アッパーアームの短縮

ロアアームは調整式が販売されていますが、アッパーアームは調整がありません。

 

そのため、アッパーアームの場合は短縮加工が必要です。

 

リアのアッパーアームはアルミで出来ているプラス、バネが乗り負荷が大きいので強度が必要…

 

 

そこで、僕の場合はE36のアッパーアームを流用し、それを短縮加工してキャンバーを付けています。

 

何点か問題もありますが、取り付け自体はポン付け可能です。詳しくはコチラの記事で解説しています。

 

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まとめ

 

この記事で紹介した方法が全てだとは限りませんが、粗方の方法は紹介しました。

 

キャンバー調整に悩む方や、キャンバーを付けるのに悩んでいる方の参考になれば幸いです。

 

あくまで、すべての作業は自己責任でお願いします。

 

それでは。

 

 

 

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