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ラグボルトの種類と選び方【事前に抑えておく4つの注意点あり】

 

ホイールボルト(ラグボルト)を交換したいんだけど、どれを購入すればいいのかよく分からない…。本当にこれで合っているのか不安。

 

そんなユーザーもいらっしゃると思います。

 

そこでこの記事では、ホイールボルト(ラグボルト)の選び方についてポイントを紹介しながら解説しいていきます。

 

 

ラグボルトの選び方

 

ラグボルト(ホイールボルト)を購入する際には、以下の点を抑えておく必要があります。

 

  • ネジピッチ
  • 首下長
  • ボルト径
  • 座面形状

 

順番に解説していきます。

 

ネジピッチ

 

ここに関しては、ホイールナットと同様ですが、ボルトのネジピッチを把握しておく必要があります。

 

ホイールナット同様に、P1.5のラグボルトもあればP1.25のラグボルトも存在します。

 

当然、ネジのピッチが異なれば取り付け出来ませんので注意です。

 

 

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首下長

 

ラグボルトには、首下長が商品説明欄に記載されています。

 

全長が表記されているケースもありますが、基本的には首下長が分かればOKです。

 

 

これは、シンプルにホイールに当たる座面を抜いたネジ山の長さを意味します。上の画像でノギスを当てがっている場所です。ちなみに上のラグボルトは首下長24ミリです。

 

車種によって、首下長が異なる場合があるので、事前にご自身の純正ボルトは幾つの首下長があるか確認しておきましょう。

 

スペーサーを使用して長いボルトを探している方は、純正ボルトの首下長に加えて、スペーサーの厚み分長いボルトを選べばOKです。長過ぎると、使用できないケースも…。

 

詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

 

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ボルト径

 

日本車に使用されるハブボルトとホイールナットは大半がM12を採用していますが…

 

欧州車をはじめとする、ラグボルトを採用する車種の場合、M12を使っていたりM14を使っていたりする事があるため、事前にボルト径を調べておきましょう。

 

  • M12
  • M14

 

 

 

比較的M14を採用している車が目立ちますが、車格によって異なります。

 

また、同じ車種でも年式(マイナーチェンジ)によってM12からM14に変更されているケースもありますので、そこだけは注意が必要です。

 

座面形状

 

次にラグボルトの座面形状の確認です。

 

ホイールナット同様に、ホイールを抑える面の形状が異なるボルトが存在します。

 

  • テーパー座
  • 球面座

 

基本的には、この2つの座面形状があるので、ご自身の車はどっちを採用しているか確認しておく必要があります。(社外ホイールの場合はホイールを調べる。)

 

 

球面座ラグボルトは更に注意点あり

 

最後になりますが、ラグボルトの球面座には更に種類が複数あります。

 

具体的には、球面部分の半径(アール形状の大きさ)が異なるという点です。

 

  • R12
  • R13
  • R14

 

 

ぱっと見はどれも同じ球面形状なので判断しにくにのが少し厄介です、全ての形状が手元にあり見比べれば、大小比較が行えますが、多くの人はそうはいきません…。

 

そのため、車種やホイールから使用するRの大きさを事前に調べておく必要があります。

 

どれも同じ球面でそれほど大きな差が無いので、間違ったR寸法のラグボルトを使用しても違和感なく取り付け出来てしまう恐れがあります。(やった事ないけど。)

 

そうなれば、実はホイールがきちんと固定されておらず、ボルトが緩んだりするリスクも考えられます。そこだけは注意が必要です。

 

どうしてもR寸法が分からない場合は、Rゲージを使用して現物採寸すれば把握することも可能です。

 

R形状をしたゲージをあてがい、ピッタリ合う半径を探すというアナログなゲージです。

 

 

まとめ

 

ラグボルトを購入する際には、以下の3つの情報を抑えて該当するボルトを購入すればOKです。

 

  • 首下長
  • ボルト径
  • 座面形状

 

ただし、球面形状のラグボルトの場合は、半径(R)の大きさが複数あるのでそこまで忘れずに確認しておく必要があります。

 

ホイールスペーサー使用に伴い、長いボルトを欲している場合は、純正の長さにホイールスペーサーの厚み分の長さに達する首下長を選択すればOKです。

 

数ミリ長いラグボルトを使用する分には問題ありませんが、長すぎると使用できない恐れがあるので注意です。

 

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それでは。

 

 

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