キャンバーボルトを使用してしているのですが、キャンバー角をもう少し付けたいので、長穴加工を行いたいのですが、キャンバーボルトと長穴加工は併用しても問題ありませんか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、キャンバーボルトと長穴加工は併用しても良いのか?というテーマでお話ししてきます。
キャンバーボルトと長穴加工の併用はOK?
結論からお伝えすると、キャンバーボルトと長穴加工を併用することは可能です。
ただしキャンバーボルトと長穴加工を併用する場合には、何点か注意点もあります。
次にその注意点についても少しお話ししておきます。
併用する場合の注意点
キャンバーボルトと長穴加工を併用する場合、気を付けておくのは以下の2点です。
- 加工していない穴にキャンバーボルトを使う
- 長穴に使うならカム式は使わない
キャンバーボルトと長穴加工を併用する場合は、長穴加工した穴には純正ボルトを使用し、もう1つの加工していない穴にキャンバーボルトを使用するようにします。長穴になっていると、キャンバーボルトが上手く機能しません。(カム式の場合)
※この手のカムワッシャーが付くタイプのキャンバーボルトの場合の話。
ただし、上下の穴をズラしてナックルに角度を付けようとすると、本来付く予定だった角度よりも少ない角度になる場合があります。詳しくはこちらの記事でお話ししています。
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もし、長穴加工した穴にキャンバーボルトを合わせたい場合には、J-LINEさんから発売されているような、カム式になっていないタイプのキャンバーボルトを使用することをお勧めします。
ちなみにこれです。
どちらかと言えば個人的には、長穴加工とキャンバーボルトを併用するのであれば、後者をお勧めします。片側の穴は位置を確立させておきたいですね。
まとめ
キャンバーボルトと長穴加工を併用することは可能です。
ただし、カム式のキャンバーボルト(カムワッシャー付き)を使用する場合は、長穴加工していない穴にキャンバーボルトを使用する必要があります。
長穴になっていると、本来の機能を果たせなくなってしまいますので。
個人的には、先ほどもお伝えした通り、長穴加工した方の穴にJ-LINEさんのキャンバーボルトのような、カム式では無いキャンバーボルトを合わせてやることをお勧めします。
シンプルにそっちの方が、キャンバー角が付くと思います。(正確な角度で長穴加工が出来ている場合。)
それに後者の方が組みやすいかと思います。どうせ長穴の方はナックルを手で支持しながらボルトを締め込まないといけませんからね。
それでは。
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