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純正アッパーアームの加工は車検に通りますか?

  • 2022年5月7日
  • 2022年5月7日
  • 車検

 

純正のアッパーアームを短縮加工してもらう予定なのですが、純正のアームを加工した場合はそのまま車検に通りますか?

 

先日、このような質問を頂きました。

 

そこでこの記事では、純正のアッパーアーム(その他アーム類)の加工はそのまま車検に通るのか?というテーマでお話ししてきます。

 

結論、基本は通りませんが、場合によっては通るケースもあります。

 

 

純正アッパーアームの加工は車検に通る?

 

結論ですが、純正のアッパーアームやロアアーム等のアーム類を加工した場合は、基本的にはそのまま車検に通すことは出来ません。

 

純正のアームに手を加えてしまった場合には、社外品のアームと同様に、強度計算書の提出を行い、公認(構造変更)を行わない限りはそのまま車検に通すことは出来ません。

 

アームを加工してくれるショップによっては、純正加工品でも強度計算書を用意してくれるショップもあります。(別途費用が掛かるケースが多いですが。)

 

その場合であれば、構造変更を行った上でそのまま車検に通すことが可能です。

 

構造変更が出来ない状態に関しては、別途で純正のアームを確保しておく必要があります。

 

車検に通る場合もある

 

純正のアッパーアームを加工していたら、絶対に車検に通らないか?と言われれば、絶対とは断言出来ません。

 

  • シンプルに見逃されるケース
  • 加工箇所が分からないように加工してある

 

明らかに溶接跡があり、加工の痕跡があったとしても検査するのは人間ですから当然、見逃される場合もあります。

 

純正のアーム類にも溶接箇所はありますし、検査員の方も純正アームの溶接位置を全ての車で完璧に把握している訳では無いので、判別が難しいというのも理由の1つです。

 

また、溶接した箇所が綺麗に成形されているケースでも、検査員にバレることなく車検に通過します。

 

実際に、過去溶接箇所が分からないように加工してもらったアームで、ユーザー車検を通してきた車を見たことがあります。(自分の車ではありませんが…。)

 

まとめ

 

基本的には、純正のアッパーアームやロアアームを加工している場合は、そのまま車検に通すことは出来ません。そのため、加工していない純正のアームを別途で用意して、車検時にはそれに付け替え車検を受ける必要があります。

 

ただし、溶接箇所が綺麗に成形されていたり、検査員の見逃し等によって加工した純正アームのまま車検に通るケースも当然あるのも事実です。

 

基本的には通らないと思っていた方が良いと思います。(加工箇所が分からないように加工されているもの以外は。)

 

もし、自分の車に付いていた純正のアーム類を加工される場合は、車検の時までに純正のアームを手配しておくことをお勧めします。

 

それでは。

 

 

 

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