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真鍮製のリフレクター自作。もちろん、旋盤は使わない。

先日、ダックス用のリフレクターを真鍮の丸棒より自作しました。

 

カワサキのZとかだと、オークション等に真鍮製のリフレクターが出回っていますが、4mini用はない…。

 

そこでこの記事では、真鍮の丸棒からリフレクターの製作を行いましたので、真鍮製リフレクターの製作方法を紹介していきます。需要は無さそうですが…。

 

 

使用するもの

 

  • 真鍮の丸棒
  • ドリル
  • タップ
  • イモネジ
  • 紙やすり
  • サンディングブロック
  • ミニバイス
  • ドリル用チャック

 

真鍮の丸棒は、ネットでこちらを購入して使用しています。サイズもそこそこ豊富ですね。

 

切断面が、バンドソーで切りっぱなしみたいな仕上がりなので、磨くのが少し面倒臭いですが、真鍮なのでそれほど時間は掛からないかと思います。

 

 

 

丸棒と言っても、インゴットですが…。全て自宅で作業しますので、旋盤が使用できる状態ではないため、これ以上ベストの選択はありませんでした。

 

板厚が少し厚いですが、そこは仕方ない。価格は大変リーズナブルかと思います。切ったりする手間は掛かりませんからね。

 

真鍮製のリフレクター自作

 

作業手順は以下の通りです。

 

  1. 中心にタップを立てる
  2. 面取りをする
  3. 磨く

 

まず初めに、リフレクターを固定するためのボルトをねじ込むタップを立てていきます。

 

今回、リフレクターを使用する車両は、リフレクターの固定部分がM6になっているので、5ミリの下穴を開けてから、M6P1.0のタップを立てています。

 

ハンドタップの立て方は、こちらの記事で紹介していますので、割愛します。

 

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当然ですが、ネジ穴は貫通不可なので注意…。

 

ネジ穴を切ったら、そこにイモネジを締め込みます。今回、ネジが抜けないよう、ネジロック剤を塗ってねじ込んでいます。ネジを付けたら、角の面取りをするので、ドリルチャックでボルトを噛んで、紙やすりに丸棒を当てて、角を落としてやります。

 

 

紙やすりは、木の板に両面テープで貼り付けています。確か番手は240ミリだったかな…。

 

 

丸棒を当てる角度はお好みです。ドリルチャックに食わせた状態で、布にコンパウンドを塗って回転を利用し適当に磨いてやれば、物の数十秒でピカピカになります。

 

まるで、旋盤を使用して面取りをしたかのような仕上がりですね。

 

 

これで真鍮製のリフレクターが完成です。

 

まとめ

 

純正のリフレクターには満足できない方にはお勧めの自作方法です。

 

会社の旋盤を使用するという選択肢もありましたが、どうせなら誰でも真似出来る方法を。と思ったので、このような方法で加工してみました。

 

今回は、車体のイメージに合わせて真鍮をチョイスしていますが、材料があればアルミでも同じ方法で自作することが可能です。

 

円の中心に穴を開けて、真っ直ぐタップを切るのが一番の難所かと思います。旋盤があれば楽勝なんですけどね…。案外、その手の工作機械無しでやろうとすると、軸がブレたり、真っ直ぐ穴が開かなかったり…。

 

 

そこだけクリアしてしまえば、誰にでも簡単に製作することが可能ですので、是非やってみて下さい。

 

それでは。

 

 

 

 

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