先日、モンキーのパーツをバフ掛けするため、ホンダの純正塗装の剥離を行いました。
今回、純正塗装の剥離に、スケルトンと言う業務用向けの超強力な剥離剤を使用しましたので、スケルトンの使い方や注意点について紹介していきます。
初めて使用される方は、何点か注意した方が良い点がありますので、その辺りをメインに紹介していきます。
用意するもの
- ハケ
- スケルトンを移す容器
- マスク
- 保護メガネ
- ゴム手袋
今回、カットするのが面倒なのでペットボトルを使用していますが、ペットボトルだと15分程度でかなり変形してしまいますので、なるべくなら缶の容器をお勧めします。
30分程度なら、ペットボトルに穴が空いて漏れることは無いと思いますが…。あまりお勧めはしません。
【剥離剤】スケルトンの使い方
スケルトンの蓋を開ける際には、蓋の中心部分を手で押し込むと蓋が開きます。マイナスドライバー等でこじらないように…。
缶の蓋を開けたら、スケルトンを別の容器に使用する分だけ移して、ハケを使用して塗装を剥離したいパーツの塗装面に塗っていくだけです。あとは、1分から3分程度時間を置いてやると…
正直今回のパーツサイズであれば、こんなに量を使用する必要も無いです…。
金属ハケ用という商品ですが、実際に使用しているハケは、アサヒペンの多用途ハケを使用しています。特に問題はありませんでした。
下の画像のように、塗装が縮れてきます。この状態になれば、ほとんど塗装は剥がれているも同然。正直なところ、ほとんど時間を置かなくても、塗装はほぼ一瞬で浮き上がってきます。
塗膜が厚い場合は、少し時間が掛かります。個人的には、少し時間を置いたら上の塗装を先にどかして、その下の塗膜にもう一度スケルトンを塗ってやった方が、長い時間を掛けて浸透させていくより、作業効率は高いかと思います。
ホームセンターやカー用品店で購入できる剥離剤とは訳が違うので、今回のパーツぐらいであれば、5分も掛かりませんね…。かなりの作業時間を短縮出来ます。
スクレーパーなり割り箸等で塗装をどかしてやれば、剥離が完了です。
取れる限りの塗膜を退かしたら、最後にパーツクリーナーとウエスを使用し、付着しているスケルトンを綺麗に掃除してやります。この時、皮膚にスケルトンが付着しやすいかと思いますので、注意して作業することをお勧めします。
ほとんどの塗装は、スケルトンによって浮いてきますで、力を入れて擦るような作業は不要ですので、剥離する面積にもよりますが、スクレーパーを使わなくても、割り箸等で十分なぐらいです。
塗装を剥離する面積が広い場合は、もちろんスクレーパーを使用した方が断然作業効率は良いと思いますが…。
細かいところや、入り組んだ場所もすんなり剥離が完了です。
とりあえず、今回剥離したこちらのエンジンカバーは、とりあえず磨いてバフ掛け仕様に変更です。
スケルトンを使用する際の注意点
スケルトンを使用する際には、以下の点に注意する必要があります。
- 皮膚にスケルトンを付着させない
- スケルトンのガスを吸わない
- 室内では使わない
スケルトンを使用して、車やバイクのパーツを剥離するような場合は、マスクや保護メガネ、ゴム手袋といった保護具を確実に身に付けて作業しないと、めまいや頭痛などの症状が出るかも…。正直、長時間の作業になる場合は、一般的なマスクではなく作業用マスクを使用することをお勧めします。
たかだか剥離剤でしょ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に使用してみるとよく分かると思います。
スケルトンの缶にも注意書きがありますが、かなりの有害物質を含んでいますので、それなりに対策をした上で作業することをお勧めします。
学生時代に、マスク無し手袋なしで作業したことがありますが、皮膚に付着するとかなりの激痛。スケルトン付近の空気を吸っていると、喉がやられたり気分がかなり悪くなりますので、その辺は徹底して作業が必要です。
保護メガネに関しては、少しオーバーかもしれませんが、何かの拍子にスケルトンが飛んで目にでも入れば目を潰しかねませんので、保護メガネも個人的には必要かな。と思います。
何かあってからでは遅いですからね…。学生時代はそんなこと考えていませんでしたが…。大人になった証拠かもしれません。
まとめ
スケルトンを使用して塗装を剥離する場合は、スケルトンを使用する分だけ別の容器に移して、塗装を剥離したい部分にハケ塗りしていけば、かなり短い時間で塗装を剥離することが可能です。
スケルトンを使用される場合は、保護具の着用をすることを強くお勧めします。
- 保護メガネ
- ゴム手袋
- マスク
保護具を使用して、安全に使用すれば面倒な剥離もかなり手短に作業出来るので、かなりおすすめの商品ではありますが、それらを着用せずに使用すると、リスクも大きい商品ですので、その辺は頭に入れて作業することをお勧めしますl。
それでは。
▪️関連記事はこちら